東京多摩青果(株)

私はかねてより、農業関係の仕事に就きたいという思いがあり、学生時代は地元沖縄のキャベツ畑でのアルバイトと1年半のアメリカ農業研修を経験しました。就職活動においても農業関係の仕事を軸に、資材やメーカー、流通業等を見て回りましたが、私は人と接することが好きであることを理由に、生産地と販売先双方とコミュニティを持ち、幅広い人脈形成ができる「市場」への就職を志望しました。なかでも当社は、説明会で感じたアットホームな社風、さらには大学教授の勧めもあり、入社を決意しました。

入社2年目のまだ担当品目を持ち始めた頃、自分がお客様へ販売を持ち掛けても、断られ続けてしまい、商品の在庫が多く残ってしまったことがありました。その旨を上司に相談すると、販売に対する指導と手助けをしてくださり、「取り扱いはしていない」とまで断られた取引先にも、上司が仲介することで購入に繋がったケースがあります。そのとき、この仕事は「信用取引」といっても過言ではなく、お客様との信頼関係があってこそ、はじめて商売が成り立つことを実感しました。

私は、「何事も誠意を持って取り組むこと」を大切にしています。自ら主体的に販売に携わるようになり、仕事に対する「責任感」が一層強くなりました。また前述の出来事から、市場の営業担当者として「信用・信頼」の大切さを学び、取引先のお客様からも自分が担当者だから「販売を任せたい」「購入したい」と思っていただける営業担当者を目指して業務に励んでいます。