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最終更新日:2025/4/16
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部署名教材研究センター 理科研究室(生物)
勤務地東京都
仕事内容テキスト・模試作成/解答速報/生徒対応
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出勤・始業メールチェックや予定の確認などをします。
テキストや模試の作成・校正時期によってテキストや模試の作成や,他の職員が担当している教材の校正を行います。模試作成のために論文等を調べることもあります。
昼休憩職員ごとに休憩時間が異なりますが,私は遅い方です。昼ごはんを食べつつ,趣味として生物系のニュースを眺めたりしています。
テキストや模試の作成・校正基本的に午前中の仕事の続きです。一段落ついたら,主に大学のプレスリリースや論文等を読んで情報収集をしています。質問に来た生徒の対応をすることもあります。
退勤入試の解答速報中を除き,基本的に定時で退勤しています。
【テキスト作成・校正】 テキストの原稿を作成したり,内容の修正をします。テキストは生徒が学習するときに必ず使用するものなので,学習効果が高まるように,間違いがないように何度も確認します。【模試作成・校正】 模試の原稿を作成したり,内容の修正をします。模試ごとに難易度を調整し,難関校の模試では最新の知見を盛り込むなどの工夫をしています。【生徒対応】 生物科では頻度が低いですが,生徒の質問に対応します。生徒がどこでつまづいているのかを確認しながら,疑問点の解消に努めます。【教材研究】 ニュースや論文などを読み,模試やテキスト等に利用できる内容を探します。生物科は最新の知見が教科書や入試に反映されやすいので,情報収集は重要です。【解答速報】 2月後半から3月前半にかけて各大学の入試問題を解き,解答例や講評を作成します。1日で2,3回分の入試問題を解くこともあります。
大学院にいた頃,大学の先輩であった代ゼミ職員から模試の外部検証(校正のアルバイトのようなもの)の話が来たのがきっかけでした。都合により外部検証はできなかったのですが,研究室のメンバーが外部検証に携わっていたのを見て,このような形で生物の知識を使った仕事もあるのかと思いました。当時,専門としてきた生物学を活かせる仕事をしたいと考えていたので,教育の立場から生物学を志す生徒を後押しすることで自身の専門知識を社会に還元できるという点も就職を決めたポイントになりました。よく産学連携などで言われるような研究成果の還元とは逆方向ですが,教育業界では生徒の教育を通してより長い視点でボトムアップ型の還元ができると考えています。
テキストや模試の原稿作成は難しく,悩むことも多いですが,やりがいにもなります。これらのテキストや模試は作って終わりではなく,必ずそれを利用する生徒がいます。その生徒の理解を助け,進めるために,講義用のテキストではイラストによる図解を増やしたり,模試では誤解しやすい部分を確認する出題や,既存の知識から一歩踏み込んだ考察を出題したりと工夫を凝らすので,一筋縄では行かないことも多くあります。特に模試では1つの問題を作るために複数の英語論文を読んで内容を吟味することもあります。そうしてできた問題に対して,受験生がしっかりと解答を作ってくれると嬉しく感じます。また,自分で作った問題を上司から問題集に載せたいくらいと評価されたときは嬉しかったです。
教育に携わる以上,教える内容については自身も常に学んでいなければならないということです。これは生物という科目の特徴でもありますが,知識のアップデートが速く,私が約10年前に大学で学んだ当時の最新知見が,今では高校生物の教科書に載っているというようなこともあります。そのほか、新型コロナウイルスは既に高校生物の教科書に記載されており,アップデートの速さを感じます。また,逆に私が高校で学習した内容が今の教科書では用語が変わっていたり,扱われなくなっているということもあります。当然,入試問題は教科書の内容に合わせて作られますので,自身の知識もアップデートしていかなければついて行けなくなります。そのため,各所にアンテナを張って学び続ける必要があると感じています。
前項と関連することですが,専門とする生物だけでなく,他の科目についても知識を習得していきたいと考えています。近年,入試だけでなく学校教育でも分野横断や探求型などが言われており,テキストや模試を作るうえでも複数の科目の知識を習得することの重要性を感じています。幸い,生物は化学や数学などとの繋がりが深い科目であり,また,代ゼミの教材研究センターでは科目をまたいだ交流もしやすいので,少しずつではありますが高校や大学で学んだことを復習し,活用できるようになることを目指しています。さらに進めて,”文系科目と理系科目の間を超えて関連付けができるようになれば”とも思いますが,これまでにあまり学んだことがない分野も多いので,まずは関連の強い部分から進めていきたいと考えています。