最終更新日:2025/3/1

独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構 【鉄道・運輸機構】 (JRTT)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人
  • 鉄道
  • 建築設計
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO
  • 10年目以内
  • 電気・電子系
  • 技術・研究系

地域の利便性向上と経済発展に貢献できる鉄道建設を仕事にしたい

  • 森脇 裕
  • 2015年入社
  • 総合科学技術研究科 電子物質科学専攻
  • 東京支社 諫早鉄道電気建設所(取材時)

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 形の残る仕事
  • 社会インフラを支える仕事
現在の仕事
  • 部署名東京支社 諫早鉄道電気建設所(取材時)

現在の業務内容について

◆新幹線の高速走行に対応した電車線設備の構築◆

現在、九州新幹線(西九州ルート)の電車線設備の施工監理を担当しております。高速で走行する新幹線車両に電気を供給できるようmm単位の精度を求められる細かい内容もあれば、電車線や各種電線用の支持物構築のように比較的大掛かりな内容まで幅広く扱います。電車線設備の工事を進めるにあたっては、他系統の工事との数多くの連携・調整が必要となります。車両が走行する軌道工事はもちろんのこと、高架橋や土工区間の支持物基礎を施工する土木工事、駅部や車両基地の庫内の支持物基礎を施工する建築工事、車両の検査・修繕装置を施工する機械工事や、同じ電気の他系統とも調整しながら業務を進めています。現在担当している九州新幹線には急曲線区間や道路橋の下を潜る箇所といった施工困難な場所が多いですが、機構内の職員や施工業者の方など、周囲の方々に助けていただきながら施工を進めています。工程を調整しつつ、開業に向けて電車線設備を完成させることが重要な業務です。


印象的だった仕事について

◆新幹線の走行に必要な電線を、狭いトンネル内に問題なく通す◆

印象的だった仕事は、自分が検討し決定したルールが実際の設備に生かされたことです。電車線設備の新設工事を行うためには、鉄道事業者(JR各社等)と協議しながら、設備構築の基準(ルール)を定めます。その中で私は、九州新幹線のトンネル内におけるき電線等の支持位置の基準を担当しました。き電線等の支持位置を決めるためには、気温や風などの気象条件や、線路のカーブ具合などの線形条件を組み合わせた複数の条件下で、各電線が狭いトンネル内を問題なく通るように検討しなくてはなりません。また、検討結果についての鉄道事業者との協議も自ら主体的に進めました。これらの検討・協議を経て自ら決定したその基準が、現在担当する九州新幹線の工事で生かされることになりました。その基準どおりに無事に施工できるか不安もありつつ期待感もありますが、支持位置や方法は目に見える形で残り続けるので、達成感を味わうことができると感じています。


入社を決めた理由

◆整備新幹線の新設工事に携われる◆

整備新幹線の建設を行っているのは、鉄道・運輸機構だけであること、また「地図に残る仕事」であることに魅力を感じて入社を決意しました。
実際に入社1年目から北陸新幹線の電車線設備の設計に携わりました。支持物の強度計算のように電気よりも土木に近い内容を扱うことも多く不安もありましたが、先輩のフォローや社外講習により無事こなせるようになりました。また、在来線の建設所で施工監理を担当した際は、他系統や鉄道事業者との工程調整はもちろんのこと、身に着けた設計技術による設備の検討や工事の契約書類の作成が求められました。取り組む業務は多いですが、実際に電車が走行した時に大きな達成感を得られることが魅力だと思います。


学生の皆さんへのメッセージ

機構内外の調整業務が多く、さまざまな関係者とコミュニケーションを取る機会が多いですが、自分の考えを他の人に分かりやすく伝えることは非常に難しいです。就職活動においてはその能力を試される場面が多々あると思います。私はコミュニケーションが苦手で悩んだ時期もありましたが、周りの方々に相談して助けていただいたことで、ここまで成長し業務をこなすことができました。就職はこれからの人生を決める大事な分岐点です。自分一人で考えこまずに、コミュニケーションを兼ねて家族や親しい知人と話すことも大事だと思います。


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