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最終更新日:2025/4/30
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部署名生産本部 開発部 給水装置開発課
仕事内容開発職
当社開発部は主に、サドル付分水栓や継手、止水栓から水道メーターまわりに使用されるユニット製品、減圧弁、逆止弁などの各家庭などに水を供給するための製品の開発に取り組んでいます。これらは当社が長く供給を続けてきた、いわば定番の製品ですが、施工業者などから「こうした方が使いやすい」といった声が寄せられることもあります。例えば、より施工しやすい形状に工夫したり、水の抵抗を減らして流れやすくしたり、より少ない材料で製造して環境対策やコストの低減につなげたり。さらに近年は、耐震性に優れたポリエチレンという樹脂製給水管に使用される”耐震強化型”の継手の開発も進めています。このように、現場の声や時代の変化を踏まえ、製品を開発、改良する努力を怠らないことが、当社の技術力や製品力の向上を支えています。
入社2年目の今は、都市部で多く使われるステンレス製継手の改良設計や性能試験のほか、試験成績書や水道局への申請書といった各種書類の作成を担当しています。私が大きく成長するきっかけとなったのが、1年目に施工性を高めるために器具の材料を変更する設計を担当した時の失敗です。試作後の性能試験をクリアして量産段階に入りましたが、輸送時に振動などの影響で不具合が生じやすいことが分かり、設計の見直しや輸送手段の変更を迫られました。この一件を機に、それまで製品の性能ばかりに着目していたことを深く反省し、その後は物流段階から設置後まで全体を見通して設計するようになりました。
特に理系の学生は、自分の研究分野を生かした仕事をしたいという気持ちが強いでしょう。私自身も最初はそうでしたが、途中で視野が狭くなっていると気付き、他の分野の説明会に積極的に参加しました。すると、「知らなかった企業だけど、面白そうだな」といった発見が多くありました。その一つが当社であり、学生時代の専攻分野とは直接関係ありませんでしたが、技術力の高さや将来性にひかれて入社を決めました。
上司や先輩との距離が近いです。気軽に質問できますし、手厚くフォローしてくれます。技術の壁にぶつかることはあっても人間関係の悩みはありません。
私たちが扱う製品は地中に埋まっていますから、普通は目にすることはありません。それでも、自分が一つひとつ苦心して設計した製品が、きれいで安全な水の供給を支えていると考えると、やはり誇らしい気持ちになりますね。今は、既存の製品に手を加えて改良する設計を担当していますが、今後、ゼロから新たな製品を設計できる技術を身に付けることが目標です。そして、この仕事をやる以上は、自分が開発した技術で特許を取得することも目指しています。人々の当たり前の暮らしを陰から支えているという思いをモチベーションに、成長を続けていきたいと思います。