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最終更新日:2025/5/1
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部署名安全管理室/課長代理
仕事内容遺伝子組換え実験及び研究倫理申請事務手続き
“研究”というフィールドそのものが好きで、職場としては、サイエンス研究に携われる仕事を探していました。そんなとき、理研で働くチャンスをもらったのです。もともと、参考文献としての引用回数が多く、日本の研究機関の中心と言える理研には特に興味を持っていました。実際に働いてみても、好きなサイエンス研究に関連した業務で活躍できる楽しさがあり、事務系職員としての入所は正しい選択だったと思います。
入所してまず支所(神戸事業所)の安全管理に携わり、現在は本部(和光事業所)の安全管理業務を担当しています。同じ安全管理ですが、事業所によって研究の内容が異なるので、業務内容も違います。神戸ではヒトES細胞や京コンピューターの研究、本所ではヒトiPS細胞の臨床研究に携わっています。 主には研究者がこのような研究をしたいと言ってきたときに、その研究が法律や指針(ガイドライン)に抵触するのか、どのような手続きを踏めば適正に実施できるのかを研究者と一緒になって模索していく業務を行っています。
研究者から相談される研究は、やはりこれまでにない新しい内容のものがほとんどです。首尾よく研究実施の許可が得られたときには、研究者に感謝され、達成感を味わうことができます。加えて、携わった研究が大きな成果を上げ、新聞等のメディアで報道されると自分のことのようにうれしいです。一方で、当然つまずきながら業務を進めていくこともあるので、ときには研究者から叱責を受けることもあります。 最近では世界初のヒトiPS細胞の臨床研究への応用に向けて、申請手続きに携わっています。最先端の研究では、先ず法規制等をクリアしなければならないので、意外かもしれませんが、安全管理の部署に相談があります。そして、やはり注目される研究なので、大きなやりがいを感じることもできます。
理研は上司と部下との距離が近い組織であると感じています。上司に対して、「こうしたほうがいい」という改善をどんどん提案できますし、たとえ不満があっても言いやすい環境になっています。 また、研究者との距離も非常に近いですね。業務によっては、研究者に法律を守るよう厳しく求めることが必要だったり、逆に申請がうまくいないときはお叱りを受けたり。もちろん、苦労して実施までこぎ着けた研究が成果を上げたときには、喜びを分かち合うこともでき、まさにパートナーとして業務に取り組むことができます。
理系出身であれば、研究内容を理解するのに役立つと言われることもありますが、専攻とフィールドが違えば、初めから取り組むことになります。必要なのは体力とここぞというときの集中力です。 特に、安全管理室が担っているのは、日本における新しい研究のルールづくりといっても過言ではありません。実際に、理研で創った安全管理の指針が国に採用されるケースもあります。非常に責任の重い仕事といえ、それに耐える体力的、精神的タフさを持っていれば理系・文系は関係ないと思います。