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最終更新日:2025/5/1
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部署名社会知創成事業横断プログラム推進室/課長代理
仕事内容人事、予算執行管理、庶務など
理研に惹かれたのは、まずその組織力です。ベンチャー企業も機動力があって面白いのですが、継続的に大きな事業をするためには基盤が必要です。また、働いている人が多ければ、それだけさまざまな人脈が築け、多くの価値観と出会えます。とくに理研は、さまざまな分野で最先端の研究をしている人たちがいます。そして、事務系総合職について言えば、ジョブローテーションによって多彩な経験を積むことができます。ずっと同じ仕事で専門性を高めるという考え方もあるでしょうが、若いうちは自分でも気づかずにいる適性を見つけるチャンスを多く得た方が良いと私は思いました。しかし一番の決め手は、「第一線の研究現場のサポート」という仕事内容にやりがいを感じたことですね。
入所から約3年半は、契約業務部にて、物品の調達・物品の賃貸借・研究機器の保守などの契約、会計検査対応を担当しました。その後、神戸事務所へ異動。ここでは、総務部門、人事部門、経理部門をそれぞれ約2年間ずつ経験することができました。続いて、横断プログラム推進室へと異動。約1年半、委託費プロジェクト「次世代生命体統合シミュレーションソフトウエアの開発」の支援業務に従事。2013年4月からは、同所属にて創薬・バイオマス・予防医療の3プログラムの支援業務を担当。予算執行計画・管理、研究フォーラム・運営委員会などの開催、研究内容の広報活動、人事面全般のサポート室の庶務関連全般などを担っています。
忘れられないのは入所した初年度の年度末ですね。契約業務部の業務に予算補正はつきものなのですが、この年度は3次補正までついて、かなりの業務量におよびました。部署の陣営は15名ほど。短期間のうちに分担・協力し合ってやりとげたときは、「その気になればできる」という自信が湧いてきました。一方、楽しい思い出と言えば、神戸時代、年1回行われる研究所の一般公開イベントでしょうか。事務所内のワーキンググループを立ちあげて、運営業者との打ち合わせをし、準備から後片づけまでこなしました。参加した人からいただいたアンケート結果も好評で、頑張った甲斐があったと嬉しくなりましたね。
同僚・上司・研究者ともに話がしやすく、職場環境はきわめて良好です。前述したように、仕事はときに忙しく肉体的な疲れがたまることもありますが、精神的に辛いことはほとんどないですね。個人の裁量に任される部分が多いため、責任感とプライドを持って取り組むことができますし、自分で業務のペース配分がしやすいです。第一線の研究現場の一端に触れることができるのも、理研ならではでしょう。マスコミには流れない興味深い研究の裏話なども聞けます。研究者のなかには個性が勝ちすぎて浮世離れした人もいますが、悪い人はいません。つきあっていて面白いですよ。
研究所だから、事務職員も理系出身者の方が有利と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。理研の研究者が取り組んでいるのはきわめて先鋭的なテーマなので、それに比べれば事務職員の理系や文系はしょせん五十歩百歩なのです。学生時代の専攻や知識などよりも、好奇心を持つことの方がずっと大切。わかりづらいことがあっても、研究者の方々は嫌がらず(いや、むしろ喜んで)説明をしてくれます。また、個人の能力には限界があるため、組織での仕事のやり方やネットワークづくりが私たちの仕事では重要。入所して10年以上経過した私ですが、まだまだ学ぶことがあると思っています。そして学べば学ぶほど成果につながる。それがわかるとやめられません。夢と柔軟性を持ち続けられる人には、またとない職場でしょう。