最終更新日:2025/5/1

国立研究開発法人理化学研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人

基本情報

本社
埼玉県
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研究に共感するWarm Heartと、責任をもって仕事をするCool Head

  • 饗場 勇史
  • 2005年入所
  • 横浜事業所研究支援部会計課/係長
  • 横浜事業所における支払業務や予算執行管理等の経理全般業務

会社・仕事について

現在の仕事
  • 部署名横浜事業所研究支援部会計課/係長

  • 仕事内容横浜事業所における支払業務や予算執行管理等の経理全般業務

学生時代、どのような観点で就職活動をしていましたか。また、理研への入所の決め手はどのような所ですか。

漠然と「環境に関わる仕事」に携わりたいと就職活動をして民間企業から内定をもらいましたが、特定の業種に限定されてしまうことに疑問が湧き、すべての会社を辞退。自分にとってやりがいのある仕事とは何かを見つめ直していたときに、理研の求人広告を発見しました。日本で唯一の自然科学に関する総合研究所であり、物質の最小単位に関する物理の研究から脳についてまで、さまざまなことに取り組んでいて面白そうというのが最初の印象。さらに、理事長の唱える理研のあるべき姿にも強く共感しました。環境問題やエネルギー問題は、科学技術の力がないと解決できません。そのための研究がしやすいようにサポートをする理研の総合職は、自分が求めていた仕事に近いと思い、入所を決めました。


入所から現在までにどんな部署で、どんな業務を経験しましたか。

2005年の入所から2009年5月まで、契約業務部契約第1課に所属。仕事を通じて社会人としての常識、組織の仕組み、ビジネスの運び方などを学びました。扱った契約案件は、数百円から数億円規模まで1,000件以上です。2009年6月に経理部会計課へ異動。2011年3月までは、外部資金の執行管理および報告業務に携わりました。それぞれの資金ごとに使途の条件があり、それらの適正な執行と支出内容を報告する仕事です。外部資金ごとに条件が細かく定められているので神経を使いましたね。2011年4月に外部資金部へと異動。予算管理のためのより使いやすいシステム運用を担当しました。2012年5月に横浜の経理課へ異動。資金請求や入金・支払業務全般を行っています。


今までで最も心に残っているエピソードを教えてください。

契約第1課に在籍していたとき、理研が播磨に建造中だったX-FEL(X線自由電子レーザー、原子レベルの観察が可能な光)装置の部品調達に関わりました。部品メーカー数社が名乗りをあげてくれ、私は入札の予定価格設定をはじめ、メーカーからの問い合わせに研究者が回答するその仲立ちなど、各種の調整を担当しました。良い性能の部品を求める研究者、「ぜひ当社の製品を」という熱い意気込みの各メーカー、「公正な入札手続きに基づいた適正な価格の契約を」と望む契約課職員としての自分。蓋を開けてみると、この三者の気持ちがピッタリ合ったような結果――当初見積よりも安く落札――になり、気持ちが良かったですね。


職場の雰囲気について教えてください。また、働いているからこそ言える、理研の魅力とは?

入所したての頃は書類作業の多さや細かい規則類からお役所的なイメージを受けましたが、働いている人たちはいわゆる役人気質ではありません。上司と部下の意識の差がほとんどなく、目的意識を共有しており、ともにより良いものを実現していこうという気概があります。特に私の現在の部署では、所長、部長や課長の机がすぐ近くにあり、普段から話をする機会が多いです。また、仕事を離れたサークル活動やイベントを通じて仕事では交わらない人と交流するチャンスもありますし、なにより様々な国籍の人がいますので、いろいろな考え方に触れることができます。私はランニングクラブに所属して、良い汗をかいています。


文系出身から見た理研の事務系職員(総合職)とは?また、就職活動をしている文系生に一言お願いします。

理研の野依理事長は、理系・文系という分け方は亡国への道だと言います。そうした壁を取り払ってこそ、より豊かな社会が築ける。もちろん専門性ということはありますが、大学の専攻がこれだからこの仕事しかないという決めつけは必要ないでしょう。たとえば、学生時代は物理専攻だったが、いまは理研の事務職として会計知識を駆使して活躍している方もいます。一方で研究者と交わりながら理研の最先端の研究内容をアピールしていく立場の文系出身者もいます。理研で働くのに大切なのはまずは「気持ち」。理研の理念や研究者の情熱に共感できるWarm Heartを原動力に、細かい事務作業や根気が必要な調整作業をCool Headで乗りこえていける。そんな人材を歓迎します。


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