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最終更新日:2025/5/1
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部署名外務・研究調整部 研究調整課 (2014年12月時点)
仕事内容研究系人事選考の事務局業務など
学生時代は生命科学の研究をしていましたが、性格的にひとつの研究に専念するよりも、幅広く動きまわって、色んな事業や業種に関わる仕事の方が向いていると考えました。民間企業もメーカーを中心にあたりましたが、応募した職種は多くが事務系職種です。企業に就職するとなると、多くの場合、特定の分野や製品に的を絞ることを迫られます。理研は日本で唯一の自然科学の総合研究所というだけあり、特定の分野に縛られず、非常に多岐にわたる分野の研究を行っています。就職活動中に色んな企業を見ていく中で、そんな一つの機関の中で色んな可能性を持っている理研に魅力を感じるようになりました。
2012年4月に入所してから1年間は、基礎基盤研究推進部研究業務課で、新しく立ち上げる研究室の実験室等の整備を主に担当しました。その後、2013年4月に理研の大幅な組織改編があり、新しくできた外務・研究調整部研究調整課へ異動になりました。この組織改編によって、新しい「理研科学者会議」が発足したのですが、私が所属する部署は、この「会議」の事務局を担っています。「会議」は、研究所の将来構想、研究系人事選考、所内の競争的資金の選定などを担う理研全体のための組織で、研究室を主宰する「主任研究員」の中から選ばれた約30人によって構成されています。私は「会議」のこれらの機能のうち、「定年制研究員」の人事選考の事務局をはじめとした、研究系人事に関する業務を担当しています。
前述のように2013年4月の組織改編で、新しい「理研科学者会議」が発足しました。もちろん、会議の立ち上げの準備段階からあらかじめ検討されていたこともありますが、実際に運営する中で浮上してくる課題が非常に多く、まさに一からの立ち上げといった様相でした。そんな中、そもそも部署自体が新しくできたということもあり、当然、誰も経験がなく、誰に聞いてわかるわけでもなく、すべてが手さぐりの状態からのスタートでした。会議の主役は「主任研究員」すなわち研究者ですので、事務方だけでなく、研究者とも協力して、というより大いに力を借りて、一丸となっての立ち上げでした。事務方・研究者の隔たりなく協力して新しい組織を運営していくというのは、貴重な経験であると同時に、理研らしさを感じたことでもあります。
職場の人間関係はフラットで、若手の意見も良く聞いてもらえます。むしろ、若手であっても意見を言う必要がある、と言った方が正確でしょうか。一緒に働いていた先輩から「何か失敗しても、それに対する苦情は全部私が引き受ける」と言われたことが印象に残っています。若手であっても臆せずに主体的に取り組むことが求められているのだと思います。理研の魅力は何といっても、「色んなことをやっている」ことだと思います。総合研究所として、まさに多種多様、自然科学であれば何でもあり、という印象さえ感じます。それゆえ外からはわかりづらい(中からもよくわからない)ところがありますが、1つの機関の中にこれだけ多様性があるということは、他にはない大きな魅力だと思いますし、そういう所にしかできないことがあると思います。
理研で仕事をしていて、自分が理系出身であることを意識することはほとんどありません。科学技術に対する関心に、理系・文系の区別は関係ありませんし、それを共有しながら働ける土壌があると思います。今までの背景を活かすことはもちろん大事なことだと思いますが、あまり学生時代の専門にこだわり過ぎずに、色んな選択肢を考えるのが良いと思います。