最終更新日:2025/5/1

国立研究開発法人理化学研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人

基本情報

本社
埼玉県
PHOTO
  • 役職
  • 化学系

科学技術という大きな目標の重要なピースになる

  • 志岐 真
  • 2008年入所
  • 総務部 総務課/係長 (2014年12月時点)
  • 理事長秘書、視察対応、危機管理対応、情報公開など法務

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 最先端技術に触れる仕事
  • チームワークを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名総務部 総務課/係長 (2014年12月時点)

  • 仕事内容理事長秘書、視察対応、危機管理対応、情報公開など法務

学生時代、どのような観点で就職活動をしていましたか。また、理研への入所の決め手はどのような所ですか。

少し遅れて就職活動をスタートさせたので就活の定石も分からず、さまざまな業界の好きそうな会社を1社ずつ受けてみたのです。その事務職で受けた企業で「学歴がもったいないですね」と言われ、学生の時の専攻で就職が決まってしまうことに疑問がありました。それと正反対だったのが、理研です。「専攻を考慮せず、経理や研究推進などに配属し、その後も部署移動します」と明言しているところに、清々しさを感じました。また、学生時代に理研の事務職の人と交流があり、「誰かが失敗しても周囲がサポートしてくれる」と組織で働くということの体験談をうかがっていました。そこで個人の成果が絶対評価となる研究職ではなく事務職に新しく挑戦してみようと考えました。


入所から現在までにどんな部署で、どんな業務を経験しましたか。

初めの配属は、横浜研究所の企画課でした。会議の運営、全所的な事案の調整、広報、見学対応などを担当。仕事を通じて多くの研究者との接点ができ、幅広い知識を吸収することができましたね。しかし、自分が役に立つためには、一方的に自分が吸収する役回りだけではなく、前もって勉強や準備を行う必要があるとも痛感しました。それも含め、横浜研究所勤務は、自分の仕事に対する姿勢の基礎になりましたね。2011年4月に、文部科学省研究振興局ライフサイエンス課へ出向。ここでは実務研修のかたちで、脳科学や生命数理科学の新しい課題の立ち上げや、戦略目標の立案などに関わりました。2013年7月に理研へ戻り総務課に配属。今に至ります。


今までで最も心に残っているエピソードを教えてください。

具体的なエピソードではないのですが、横浜研究所に勤務していたとき、研究者からの急な要求や無理な依頼に対しても、嫌な顔ひとつせずに対応していた上司の姿が印象に残っています。どんな場面でも、その場で最も良い答えを導き出すための最善の方法を選択し、実行できる。それが笑顔であったり、怒ってみせたりとしますが、そのプロフェッショナルな姿に感銘を覚えましたね。また、横浜にいた時は、所内託児所が開設したためもあってか、産休・育休に入る先輩も多くいました。そのたびに仕事を引き継ぐなど目まぐるしかったのですが、ワーク・ライフ・バランスを得るためには、個人だけでなく部署での支え合いが必要で、自分が支える立場の時期もあると実感を得ることもできました。逆に休暇を取りやすくなった気がします。


職場の雰囲気について教えてください。また、働いているからこそ言える、理研の魅力とは?

理研は大勢の研究者がいるため、全体がフランクな雰囲気です。しかし、大学の研究室とはまた雰囲気が少し違うと思います。理研は学生が少なく、目標達成型のプロフェッショナルな集団なので、一人ひとりが持つ役割や責任が大きいですね。外から見れば「理研」という組織は一括りですが、実際は一人ひとりの業務の足し算です。しかも理研という組織の目標も、国の科学技術政策の中でのピースの一つです。そのため一人ひとりが責任を果たさず、できたピースが歪なレンガでは大聖堂が完成しない。だからこそ目標を達成するため、事務としてのレンガをきっちりと作るとともに、ピースをつなげていくのも私たち事務職員の役割の一つです。理研内外の人と人との間に立って、うまく仲介・調整するよう心がけています。


理系出身から見た理研の事務系総合職とは?また、就職活動をしている理系生に一言お願いします。

一般的に大学・大学院で専門課程にいる期間というのは、理研でジョブローテーションしていく2~3年と同じ。2~3年でまた新しい業務を覚え、その目標を達成しなければなりません。私は大学院までは生命科学を専攻しましたが、今後、その課程の時間よりも事務職員(総合職)の時間が長くなっていきます。そう考えると、総合職で就職を考えた時点で「自分は理系だから、これしかできない」と決めつけることや、こういった質問をされることが無意味だと分かってきます(文系でも同様)。もちろんどの部署にも、スペシャリスト職として専門的な人はいくらでもおり、その方たちに支えてもらえますし、多くを学ぶことができます。最初は自分の欠点と思う部分があっても、「いつか全部埋めてやる!」と勉強していくことができれば良いですけどね。


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