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最終更新日:2025/5/1
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部署名外部資金室
仕事内容外部資金に関する契約締結・予算の執行管理等
大学院で生物工学を専攻していた私は、当初、食品業界もしくは製薬業界の研究職・技術職を中心に就職先を探していました。とある試薬メーカーを就職情報サイトで調べていたとき、サイトの機能で「その会社に興味を持っている人は理研も見ている」と知り、理研に関心を持ちました。私が学んだ大学の研究室では理研と共同研究を行っており、理研が日本最高峰の研究機関であることは知っていました。理研のホームページで先輩職員の紹介を読み、「研究職・技術職でなくとも、広く科学に携わることができる仕事がある!」と視野が広がりましたね。さらに先輩職員との懇談会で、理研の事務系総合職が研究者と両輪となって研究所を運営している実態がわかり、すぐに志望を決めました。
最初に配属となったのは、神戸研究所の研究推進部企画課です。「発生・再生科学総合研究センター(CDB)」を受け持ち、会議の運営、視察対応、概算要求、評価対応などを担当。その2年後には、3つの組織を統合して新しいセンター(「ライフサイエンス技術基盤研究センター(CLST)」)を設立する準備に携わりました。通常業務に加え、新センター設置に向けた規程の改正、人事制度の構築、予算案の策定など大忙しでしたが、充実した日々でしたね。2014年8月に現在の外部資金室へ異動となり、農水省、JST、JAXA、JSPS、生研センターなどさまざまな外部機関のプロジェクトの契約・予算執行管理に携わっています。
前述の「ライフサイエンス技術基盤研究センター」設立です。もともとは「分子イメージング科学研究センター(CMIS)」「オミックス基盤研究領域(OSC)」「生命分子システム基盤研究領域(SSBC)」と別々だったものを、研究成果の緊密な連携を目的として組織を統合することになりました。元の組織が神戸と横浜とで場所が離れていることもあり、摺り合わせが難しかったのですが、3センター連携したテーマでの概算要求や、センター内ファンドを作り「エピジェネティック研究」や「DNAアプタマーを用いた研究」といった統一テーマへの助成を決めたことなどが、統合の大きな足がかりになりました。その予算要求、ファンドの制度設計に携わったことも、私にとって貴重な経験になりましたね。2013年4月に新センターが発足。今ではすっかりひとつのセンターとして機能しています。
最先端の科学に取り組んでいる「研究者」と、私たち「事務職員」が、お互いプロフェッショナルとして相手を尊重しながらやりとりしている。そこには良い意味での緊張感と一体感があります。新しい研究成果を間近で目にできることも、私にとっては大きなやりがいですね。自分もその一翼を担っていると実感できるので、高揚感があります。また、上司との距離が非常に近く、親身に相談を乗ってもらえるのもありがたいですね。前の部署では、3週間にわたる米国での研修に快く送り出してもらえました。その期間は私の業務をほかの人たちが代行してくれたように、いつも支えてくれる人がいる。それが理研です。
理研の事務職は、理研内でも外部とでも多くの組織や人と関わりますので、頭の切替えが早い人が向いていますね。知識面は、入所してからいくらでも身につけることができます。就職活動についてアドバイスをするとしたら、「自分はこの業界だけ、この職種だけ」と決めつけないことが大切。ちょっとでも関心が持てる仕事があれば、説明会に参加するなどしたら良いと思います。実際、私も就職活動の開始時点では、研究所の事務系総合職で働く未来はまったく想像していませんでした。就職活動は、多くの企業に接し、たくさんの社会人から話を聞き、同じ目的を持つ他の学生と関わることができる、人生でも数少ないチャンス。そこで得たものは、就職してからも自分の糧になりますよ!