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最終更新日:2025/5/7
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部署名産業連携本部 連携推進部 技術移転企画課 (2016年12月時点)
仕事内容企業向けイベント・セミナーの企画・運営、理研ベンチャー支援
大学院ではバイオ系の研究に取り組みました。学問そのものには興味があったのですが、学際的な世界の狭さを知って、社会に出て活躍したいと考えるようになりました。就職活動では食品関係や出版・印刷などの企業を訪ねましたが、ある人事担当者から言われた一言が自分の適性を見つめ直すきっかけになりました。自分が表に立つのではなく、活躍している人をサポートすることで、幅広く多くの人の生活に関わるような仕事ができないかと考えているとき、理研の事務職を知りました。現代の日常は科学と切り離せません。理研の事業に社会的意義を感じたことが志望の決め手になりました。
入所以来、産業連携本部でイベントやセミナーの企画と運営に携わっています。一般の人たちに対する広報は広報室などが担当しますが、産業連携本部が対象としているのは企業。理研の研究成果や産業連携への取り組みについて企業に周知し、連携のきっかけを作るための活動をおこなっています。イベントやセミナーにはさまざまなタイプのものがあり、どうすれば有効に理研の研究成果を伝えられるかを考えて準備を進めていきます。また、理研ベンチャー(理研の研究成果を中核技術として起業する企業)の認定・支援も当部署の役割です。これらの職務に伴って、外部組織とのやり取り、研究者とのやり取りが発生します。
入所2年目で経験した「新技術説明会」が忘れられません。発表をお願いする候補者の決定から打診、プレゼン内容の確認と連絡、外部機関との連絡、さまざまなことを手がけました。研究者の先生方は皆さん多忙ですので、なるべく準備の手間が減らせるようにと心がけました。その一方で、来場してくださる企業の方々にいかに興味を持ってもらえるかもじっくり考えました。情報を右から左へただ伝えるのではなく、自分が研究者と企業をつなぐイメージで仕事に取り組んだところ、従来よりも多くの来場者に来ていただけ、その結果、共同研究へつながりました。
理研全体として、気兼ねせずに話ができる雰囲気がありますが、そのなかで漫然と過ごすのではなく、自分から能動的に働きかけることが大切だと感じています。たとえばセミナーは私たちが主導しておこなうものですが、上司からは「講演内容に対して質問があったら、事務職でも手をあげていいんだよ」といわれました。また、部署内でも、なにか困ったことがあればすぐに相談できます。任された作業は自分だけで100%の完成度に持っていきたくなりますが、実際は60%ほどの完成度になったところで周囲と相談して、一緒に100%まで仕上げるほうが理に適っているように思います。
就職活動は周囲の動きがどうしても気になりますよね。採用状況に目を向けるのも大切ですが、あまり神経質にならず、自分のペースで進めたほうが良いと思います。かく言う私も、一般企業を受けていたときはついつい採用担当者なり面接官が望むことに自分を合わせようと思いがちでした。しかし、理研を受けたときには、そうした肩の力が抜けていて、ありのままの自分を出せてそれが良かったと思います。ただ、理研の前にいろいろな業界の企業を見たことは、いま仕事をする上で役立っていますね。就活は大変に感じることもあるでしょうが、のちのちの人生にとって決して無駄にはなりません。