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最終更新日:2025/5/7
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部署名光量子工学研究推進室 (2016年12月時点)
仕事内容光量子工学研究領域・創発物性科学研究推進室に関わる推進業務
所属している研究室の先生が大型放射光施設SPring-8を利用していたので、理研のような研究機関があることは知っていました。私は自然環境(物理、化学、生物、地学)を学ぶ学科だったので、理研の「自然科学の総合研究所」「物理学、工学、化学、計算科学、生物学、医科学などに及ぶ広い分野で研究」という点に惹かれました。当初は「事務職=文系」というイメージだったのですが、説明会で先輩職員の方に話をうかがって文系・理系は半々ぐらいと知り、不安は消えました。幅広い科学にふれながら研究開発を研究者とともに進める意義のある仕事だと感じ、入所を決めました。
最初の配属は経理部会計課でした。決められたルールに則って適切な予算執行がおこなわれるよう、和光地区の研究室(数百にも及びます)が提出した伝票などの書類を細かく確認し、支払い手続きと予算・支出の管理を担う部署です。入所4年目の6月に創発物性科学研究推進室(光量子工学研究推進室を兼務)へ異動しました。ここは「創発物性科学研究センター」と「光量子工学研究領域」の研究を推進する部署で、予算要求、執行管理、視察対応などの業務をおこなっています。会計課のときは書類や電話でのやりとりが主体でしたが、現在の部署は研究者の方と話す機会が頻繁にあります。
入所したての頃は、経理の初歩も知りませんでした。会計課は年度末から年度初めが決算にあたり繁忙期なので、新人の私は先輩に言われるがままに作業をするばかりでした。とくに義務づけられているわけではなかったのですが、先輩の勧めもあって簿記を勉強して資格も取りました。経理はシステム化されているため、それまでは、会計システムを使い「作業を淡々と行う」と捉えていましたが、資格の勉強をしたことでシステムのなかでどのような処理が行われているのかがイメージできるようになり、ひとつひとつ意味のある会計処理だということがわかりはじめました。教えてもらうだけでなく、自分から能動的に学ぶことの重要性を実感しました。
理研にはさまざまな分野で活躍をしている研究者の方がたくさんいらっしゃいますが、それを支えている事務職も多彩なバックグラウンドを持つ人たちが集まっています。とても刺激的な環境です。知的な面だけに限らず、個性も多種多様でじっくりと話をしてみると、意外な趣味を持っていたりと新しい発見もあります。サークル活動や自由参加のイベントなども盛んなので、仕事で接点がない人たちとも仲良くなれる機会が多いと思います。私自身も入所1年目に先輩に誘われて理研チームで駅伝大会に出場したり、まったくの素人でしたがバドミントン部に参加し、楽しく活動しています。
仕事内容、待遇、勤務地…など、就職活動はいろいろと悩むことが多いと思います。一方で、就職活動は自分自身の視野を広げるきっかけにもなると思います。さまざまな企業を見て、実際に働いている社会人の人や自分と同じく就職活動をしているほかの学生と話しをすることで、いろいろな働き方や生き方、考え方にふれることができます。社会へ出たあとも道は平坦ではなく、試行錯誤をしたり勉強したりの連続です。就職活動のなかで自分なりに考え、自分で納得した就職先を選ぶ経験は、就職してからも必ず支えになるでしょう。