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最終更新日:2025/5/8
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部署名計算科学研究推進室
仕事内容他機関との連携・協力に関する業務、「京」の共用に関する業務
大学時代に勉強した法律を活かせる環境を求め、それぞれの企業の法務的な職種を希望して就職活動をおこないました。業界は問わず、銀行、メーカー、商社、食品などさまざまです。理研は登録していた就職情報サイトで知りました。業務内容を知り、当時興味のあった知財関係の仕事をしてみたいと思いました。就職活動を通じて日本トップレベルの研究所でこれから先の社会に役立つ研究に事務系総合職として貢献してみたいという思いが募っていきました。また、ほかに内定をもらった企業がいずれも何百人単位で新卒採用をおこなっていたのに対し、理研は少数規模の採用でした。人事の方の対応からも、内定者一人ひとりを大切にする「温かみ」を感じましたね。
最初の配属は契約関連の部署でした。メインの業務は、研究チームが必要としている研究機器などの調達手続きです。理研は公的性質を持つ機関であるため、機材購入などに伴う契約にあたり、一定のルールのもとで手続きをおこなわなければなりません。些細な見落としがトラブルへ発展することもあるため、研究室や関連部署と協力しながら間違いのないように手続きし、万が一、問題が発生したときは解決までの道筋をきちんと立てていきます。2014年6月に、神戸の計算科学研究機構企画部(現在は計算科学研究推進室)へ異動となりました。主に国内外の他機関との連携・協力に係る業務や、スーパーコンピュータ「京」の共用に関する業務をおこなっています。研究チームや関係者との意識共有を徹底し、研究チームにとって不利益が生じないことを第一に、共同研究契約や秘密保持契約などに関する調整や契約締結などを担当しています。
まだ入所して間もないころに担当した「京」の検収作業です。検収は契約部署の重要な仕事のひとつで、契約内容通りきちんと物品などが納入されているかの確認作業です。「京」は多額の費用が投入されている国家プロジェクトですが、そこに新人の私が関わることになりました。緊張感でいっぱいでしたが、当時の開発部門の方や上司に助けてもらって無事に検収作業を終えることができました。稼働をはじめた「京」は国際的な性能ランキングであるTOP500やGRAPH500などで世界一を獲得。我がことのように嬉しかったですね。その後、私は部署異動によって「京」を運用する計算科学研究機構に配属。偶然とはいえ、自分では廻り合わせのように思えてなりません。現在は、研究・運用面の双方から「京」に関わっていることを嬉しく思っています。
人間関係に大変恵まれていますね。現部署の計算科学研究機構は非常にアットホームな雰囲気です。グループメンバーのなかには地元自治体等からの出向者もいるため、日々の仕事を通じて他機関の文化や考え方などに接することができ、非常に勉強になりますね。また、以前の部署では上司や研究者の方と毎週のようにお酒を飲みに行くなど、事務職と研究職との分け隔てがなく、親密に交流する機会が多かったです。理研全般の魅力としては、身近に各研究分野のトップレベルの研究者がいることですね。最先端の研究内容を直接聞けますし、研究者との交流を通じてさまざまな刺激が得られます。
総合職は3年に一度くらいの割合で部署異動があるため、研究所内のさまざまな業務を経験できます。私自身はこれまでの業務のなかで、文系・理系の違いを意識したことはあまりなく、出身学部の違いはそれほど重要とも思いません。人それぞれに個性があるように、文系には文系の方の強み、理系には理系の方の強みがあります。入所後のスタートは全員同じですので、なにも不安を感じる必要はありません。いま就職活動をなさっている方にお伝えしたいのは、「とにかく新しい環境へ積極的に飛び込む勇気が大切」ということです。私も現部署にくるまでは語学がとても苦手でしたが、いまは国際連携の業務に伴って英語での連絡や海外出張を経験し、苦手意識を克服しつつあります。