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最終更新日:2025/5/7
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部署名和光事業所 経理部 契約課
仕事内容物品の購入契約、役務契約
大学院時代の専門は生物学で、その専門性が活かせる職種に絞って就職活動をしていました。研究職を中心にさまざまな民間企業を回りました。友人に誘われて理研の説明会に参加したことが、大きな転機になりましたね。それ以前より理研の存在は知っていたのですが、事務系総合職での採用があることはそのときに初めて知りました。人事の方や先輩方からお話をうかがっているうちに、仕事内容に興味がわいてきました。それ以前に受けていた企業と違うのは、自分が働く姿を具体的にイメージできたことです。入所の決め手となったのは、人事の方の対応ですね。三次面接が国際学会の日程と重なり、調整も難しいということで国際学会への参加を断念しました。しかし、その後、何度も人事の方が「大丈夫でしたか?」と気にかけてくださって、一人ひとりをしっかりと見てくれるのだと、嬉しく思いました。
入所から現在まで和光事業所経理部契約課で、物品の購入や役務の提供の契約締結に関わっています。ひとくちに物品と言っても、机や椅子から何億円もの研究設備まで幅広い。機器の場合はメンテナンス契約が付帯し、その形態も一様ではありません。研究室が使うものが主ですが、事務部門に必要なものの購入もあります。いずれにせよ公的予算を使用しているため、国が定めたルールに則って公平かつ公正な手続きを行わなければなりません。契約中・契約後のトラブルを避けるため、入口での確認が非常に重要です。和光事業所は特に研究分野が広範なので調達する物品も実に多種多様。研究者の方々と綿密に連絡を取りながら、適切な手続きを行えるよう心がけています。
入所1年目に手がけた海外企業との契約が印象に残っています。その企業とは過去に契約をしたことがなく、理研について説明するところから始まりました。さらに、納期の確認や金額の交渉、契約条件の交渉など、日本語でも慣れないことを英語で行うので、新入職員の私にとっては非常に難しく、時間も要しました。しかし、経験豊富な部署の先輩方が丁寧に教えてくださり、停滞なく契約締結にこぎつけられました。研究者やアシスタントの方から感謝の言葉をいただいたときは、大きな達成感を覚えましたね。英語力の必要性を痛感したので、入社2年目は海外語学研修に応募。首尾良く参加が決まり、3週間にわたってバンクーバーの語学学校のビジネスコースを受講してきました。今後は、そこで培ったものを、仕事へ還元できるよう努めたいと思います。
困ったときに気軽に相談に乗ってくれる、知識や経験豊富で親切な上司・先輩が多いです。若い職員であってもまとまった仕事が任される一方、容易に解決できない壁に突きあたったときにはしっかりとフォローしてもらえます。先輩たちはとにかく引き出しが多く、頭の中に入っている過去の事例を参照しながら、適切な対応策を見出します。見ならっていきたいですね。私がカナダで語学研修を受けるため3週間も席を空けてしまったときにも、部署の先輩方が残務の対応をしてくださいました。研究者は気さくな方が多いですね。研究室にうかがうと、研究の話を進んでしてくださいます。和光事業所から駅までは少し距離があるのですが、帰りの時間が一緒になると、「クルマだから駅まで乗っていく?」と声をかけてくださる方もいらっしゃいます。立場や年次に関係なく、フラットに人間関係を築けるのが嬉しいですね。
大学時代に身につけた知識は決して無駄ではなく、私が現在携わっている物品の購入契約で言うと、研究室から提出された仕様を理解する助けになる場合もあります。しかし、それ以上に入所してから身につける知識のほうが圧倒的に多いです。理研の事務系総合職は、文系出身でも理系出身でも目指すのはジェネラリスト。若いうちにジョブ・ローテーションでいくつかの部署を経験するのも、部署によって得られる知識が異なり、それらを幅広く身につけることが大切だからです。そうやって仕事の中で成長できるのは、この仕事の醍醐味でしょうね。文系の方々も、理系の研究機関だからと怯むことなく、勉強してきたことに自信を持って臨んでいただきたいと思います。