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最終更新日:2025/5/7
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部署名財務部 財務課
仕事内容理研全体の予算管理、執行分析、予算管理システムの運営
大学でも大学院でも生物工学を学んできたので、就職でも研究職や生産技術職と考え、製薬、化粧品、食品などの業界を中心に活動を始めました。ただし、Web情報だけで企業を絞りこむようなことはせず、分野を問わずに説明会に積極的に参加して、さまざまな会社の理念や事業方針に触れ、採用担当者や先輩社員の声を直接聞くように心がけてはいました。理研については、大学の研究室にいたころから知っていて、とくに神戸研究所で進められている再生医療や発生についての研究には注目していましたね。就職活動の最中に大学の先輩から「理研の事務職は面白そうだよ」と助言され、大阪での企業説明会に参加したついでに、神戸でおこなわれた理研の説明会にも足を運んだのです。最先端の研究を推進するのに、研究者と事務職員が両輪になっているとわかり、興味がわいてきましたね。
最初に配属されたのは神戸研究所研究推進部企画課です。分子イメージング科学研究センター(当時)の予算要求、評価、各種会議事務局などの業務に携わったのち、2012年からは翌年に発足するライフサイエンス技術基盤研究センターの準備・調整を担当。中期計画のとりまとめ、予算要求、人材採用とやるべきことが山積みで、忙しい日々を送りました。無事にセンターが立ち上がり、ほっとしたのもつかの間、2013年7月から2年間、文部科学省に出向することになりました。ここでは、国家プロジェクトの管理、予算要求、各種審議会の事務局に携わりました。プロジェクトは独立行政法人や大学などに委託されるので、私たちは進捗管理のために訪問してヒアリングを行います。上司とともに理研を訪問することもありました。2015年に理研へ戻り、財務部財務課に配属。以来、運営費交付金、補助金の予算管理、理研全体の予算とりまとめ、執行分析、予算管理システムの整備・運営を担当しています。神戸研究所研究推進部企画課で経験したことが役立っています。
なんといってもライフサイエンス技術基盤研究センターの立ち上げですね。理研の新中長期計画に基づき、既存センターを統廃合して新センターの設立に関わったことです。私は神戸研究所研究推進部企画課に所属しながらも、新センター準備室を兼務することになりました。PI(研究室主宰者)、研究者、アシスタントといったセンター職員の採用手続きから始まり、内定したPIとの新センターの目標設定、運営体制、研究計画の協議のほか、文部科学省との研究計画や予算の折衝など、初めて手掛けることばかり。とりわけ大変だったのは、この新センターは神戸だけではなく、横浜や和光の組織との統廃合であったので、まさしく東奔西走の毎日だったことです。準備室のメンバーは少人数だったので、一人ひとりが多くの業務量を抱えざるを得なかったのですが、役割分担を明確にした上で、緊密に情報共有を行った結果、滞りなく新センターをスタートすることができました。
風通しが良く、上司・先輩・後輩関係なく何でも気軽に相談できる雰囲気です。神戸研究所にいたころは、事務職の同僚だけではなく、研究者も誘って三宮で飲みながら歓談することも多かったです。また、日頃からセンター長とやりとりする機会が多く、仕事以外でもなにかと声を掛けていただきました。その分野を代表する研究者とプライベートでもおつきあいできるのも、この仕事ならではでしょうね。現在は子供が二人いるので、仕事が終われば家へ直行する毎日。子供をお風呂に入れたり、寝る前に絵本を読んだり、泥だらけになった子供の服の洗濯など、子育ては夫婦で協力しています。また、毎朝、保育園へ送っていくのは私の役割です。そのため出勤時間を30分遅らせ、退勤時間を30分伸ばす、就業時間の変更を行っています。こうしたことが当然のように実施できるのも理研の良さですね。
理研の事務系総合職として働く上で、特別な知識や技能はいりません。それは入所したあとにいくらでも身につきます。ただ、根気強く続けられることと、状況に応じて柔軟に方向転換できることは大切でしょう。根気強さは研究活動を支えるために不可欠です。その一方、理研での研究は国家的な方針に従って行われますので、ときに方針が大きく変わることもあり得ます。就職活動では、先にも述べたようにWeb情報だけで絞り込むのではなく、興味を持ったところがあれば分野に関係なく説明会に参加し、直接企業の方の説明を聞いたり、疑問があったら迷わず質問することです。そうやっているうちに、企業を見る目が養われますし、自分が職業選びで何を基軸にするべきかも明確化されます。自分が仕事をしているイメージも掴めますしね。ちなみに、私は50~60社は説明会に参加しました。折悪く足首をケガしてギプスを嵌めていたのですが、松葉杖で東京や大阪の説明会へも出かけました。