最終更新日:2025/5/8

国立研究開発法人理化学研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人

基本情報

本社
埼玉県
PHOTO
  • 11年目以上
  • 文学部
  • 事務・管理系
  • 企画・マーケティング系
  • 技術・研究系

理研の研究成果を企業の開発へバトンタッチする仕組みづくり

  • 近藤 慶子
  • 2011年入所
  • 科技ハブ産連本部 産業連携部 バトンゾーン研究推進課
  • 産業界と理研との融合的研究チームを設置する制度の企画・運営

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 企画・サービスを提案する仕事
現在の仕事
  • 部署名科技ハブ産連本部 産業連携部 バトンゾーン研究推進課

  • 仕事内容産業界と理研との融合的研究チームを設置する制度の企画・運営

学生時代、どのような観点で就職活動をしていましたか?また、理研への入所の決め手はどのような所ですか?

学生時代に学習塾でアルバイトをしており、生徒にコースの案内をしながら「この子にこのコースは本当に必要なのか?」と疑問を抱いたことがあります。企業活動で利益を追いかけるのは、自分の生き方に合っていないという思いが募り、就職するなら公益性の高い仕事をしたいと思っていました。また、学生時代に研究をしている人が身近にいたこともあり、一生懸命に何かに打ちこんでいる人をサポートしたいと思っていました。さらに、結婚・出産をしてもずっと働き続けたいと考えていたので、そのような意味でも理想的でした。側面的な事情としては、私が通っていた大学がビルの建ち並ぶ場所にあったので、自然に恵まれた理研の環境が魅力的に感じたことも大きかったですね。


入所から現在までにどんな部署で、どんな業務を経験しましたか。

最初は、人事部職員課で給与計算を主に担当しました。計算実務をするアウトソーシング会社とのやり取り、計算のための準備、さらには年末調整処理、社会保険資格取得喪失の手続き、給与の問い合わせ対応などです。この部署で約4年勤務した後、産前産後休業・育児休業をおよそ1年半挟み、2016年11月に復職。現在は、産業連携部バトンゾーン研究推進課で、産業界との融合的連携研究制度の企画・運営に携わっています。理研の研究成果を民間企業での製品開発へと結びつける、そのために理研内部に企業と理研の融合チームを時限的に組織するのです。これら融合チームが現段階で11チームあり、私はそのうち4チームを担当しています。研究がどんな形へ発展していくか楽しみです。


今までで最も心に残っているエピソードを教えてください。

忘れられないのは、職員課で担当した通勤経路申請のWeb化ですね。当時、理研では所内諸手続のペーパーレス化が進んでおり、そのひとつの部分を任されたのです。ベンダーが大枠のシステムを構築し、使いやすいように細部をカスタマイズする工程はこちらが引き受けました。私自身にとっては不慣れなシステム関係の仕事ですし、理研としても初めての試みでした。試行錯誤しながら課題をひとつずつ解決して、やり抜いたときは大きな達成感がありましたね。仕事をやっていく自信にもなりました。現在のバトンゾーン研究推進課でも、「やり切った」と言えるところまで、一つの案件を突きつめたいですね。


職場の雰囲気について教えてください。また、働いているからこそ言える、理研の魅力とは?

理研には、世界一流の研究者や研究成果をはじめ優秀な人が多く、学ぶことや刺激をもらえることばかりです。その一方で、若手であっても臆せずに自分の意見を主張でき、責任を負える範囲で裁量を持たせてもらえます。研究者と事務職員との関係も、比較的フラットで働きやすい。自由な雰囲気の中、困ったときは同僚に気軽に相談でき、部署を越えて情報をもらえます。特にバトンゾーン研究推進課はチームワークが重要となる仕事なので、助け合う雰囲気が強いと感じています。


文系出身から見た理研の事務系総合職とは?また、現在就職活動をしている学生に先輩から一言お願いします。

理研は公的な機関であり、高度な研究内容を国民に正しく伝える役目も担っています。研究内容を一番把握しているのは研究者自身ですが、あまりに専門的すぎてそのままでは一般の人には理解できません。そうした局面で、「どう伝えたら分かるのか」「研究者でない人には何が分かりにくいのか」という判断ができる文系の職員の存在は、強みだと思います。ただし、全く分からないでは話にならないので、ある程度の勉強は欠かせません。知的好奇心が旺盛な人にとっては、それもまた、仕事のやりがいになるはずです。私自身は、学生時代に気がつかなかった理系の勉強の楽しさを今になって強く感じています。


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