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最終更新日:2025/5/7
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部署名和光事業所 革新知能統合研究推進室
仕事内容企業や大学との共同研究の推進
私が就職に際して基軸としたのは2つ。「社会貢献ができる仕事」と「長く働ける職場」です。就職活動ではメーカーを中心にまわり、各社それぞれの優れた商品があることに魅力を感じました。それら民間企業と理研との違いは、理研にとっての商品がモノではなく「世界最先端の研究・技術」である点です。そのことが、ひときわ輝いて見えました。その「研究・技術」を支える仕事であれば、自分のキャリアに誇りが持てると思ったのが、志望を決めた理由です。また、国立研究開発法人の研究所ということで堅苦しいイメージで捉えられがちですが、面接を受けた印象では民間企業とそれほど変わりはありませんでした。気負いなく受け答えができましたね。
入所から4年間は経営企画部にて、主に「お金」に関わる仕事をしていました。具体的には、文部科学省との予算折衝における資料の作成や、理研内で機動的に使いうる予算の配賦などです。仕事柄、文部科学省とのやりとりが頻繁に発生しました。その後、人事部に異動し、「人」に関わる仕事に変わりました。本部機能の部署のため、各事業所からの人事制度についての問い合わせ対応や制度の見直しなどが主業務です。また、人事情報管理データベースのリプレイスと人事書類の電子申請化という、大きな案件を担当しました。その後、1年間の産休・育休を経て、革新知能統合研究推進室へと異動。研究者に近い立場で、企業や大学との共同研究に必要な手続きを中心に業務をしています。推進室に所属の間も第2子出産のために1年間の産休・育休を取得しました。
特定のエピソードというより、これまでを振り返って思うのは小さな達成感の積み重ねだということです。入所以来配属となった3つの部署は、業務内容がまったく異なっていて、着任したときには新しい仕事を覚える難しさを痛感し、不安な気持ちもありました。しかし、それも最初だけ。自分なりに一生懸命に取り組んでいると、いつのまにか誰かから頼りにされるようになっていて、感謝の言葉をもらうこともしばしばあります。そうした「自分の成長をふと感じる瞬間」が、私の支えになっています。
私は2度の産休・育休を取得していますが、取得前も取得中もまったく不安はありませんでした。というのも、理研の先輩職員のなかに、すでに「出産・職場復帰・子育てしながら活躍」というキャリアパスを経ている方が多いからです。制度があるだけではなく、それを実際に利用している前例が豊富にあり、また利用しやすい環境が当たり前のように整っているのです。また、一般的な企業に先んじて、男性で育児休暇を取る職員も増えています。
就職活動に早道はありません。自分がしっかり納得するまで、調べて、考えて、立ち止まらないこと。これに尽きます。就職活動中にそれができていれば、どこへ就職しても後悔はしないと思います。企業研究の際には先入観にとらわれず、視野を広く持ってください。製品やサービスに馴染みのある会社、よく社名を目にする会社ばかりではなく、選択肢を広げてみると自分にあった就職先が見つかるかもしれません。民間企業だけでなく、理研のような機関もあります。理研は公的機関なので、事務部門は少し堅苦しく、業務内容もかっちりと固定されたものなのかと思っていましたが、働いてみると、常に最先端の研究を求めて変化をしていく組織だとわかりました。そうした柔軟な面ももっと知っていただきたいです。