最終更新日:2025/5/7

国立研究開発法人理化学研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人

基本情報

本社
埼玉県
PHOTO
  • 11年目以上
  • 情報系
  • 事務・管理系

制度設計のための調査、調整から取り組んだコンソーシアムの設立

  • 土屋 龍一
  • 2011年 入所
  • 財務部財務課
  • 決算関係(財務諸表の作成等)

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • チームワークを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名財務部財務課

  • 仕事内容決算関係(財務諸表の作成等)

どのような観点で就職活動をしていましたか。 また、理研への入所の決め手となったのは何でしたか。

理研に興味を持ったのは複数の研究機関や大学によって開発が進められていた全天X線監視装置MAXIのミッションを知った事がきっかけでした。理研はその中心機関の1つであり、調べてみると国内の研究機関では数少ない自然科学全般を広範に扱う研究所だという事が分かりました。
一方で、理研の事務系総合職がどのような仕事かあまりイメージできておらず、またバックグラウンドも異なることから、自分に務まるのかという不安もありました。しかし、選考が進む中で職員の方の「理研は自然科学の総合研究機関であり、多様性に富んでいるのが良いところ。事務も視野の狭い一辺倒な事務ではなく多角的な視野、多彩な人材が必要」という一言が決めてとなり、最後は迷うことなく志望を決めました。


入所から現在までにどんな部署で、どんな業務を経験しましたか。

最初の配属先は横浜事業所経理課でした。出納や買掛金計上などの経理業務の他にも、事業所内の執行状況の把握や検査対応を経験しました。経理業務に3年間携わった後に、和光事業所の横断プログラム推進室へと異動。ここでは、人事業務や予算執行管理、新規プログラムの検討やコンソーシアムの運営などを担当しました。各プログラムはセンター横断で行われるため、様々な分野の研究現場と関わることになり、得がたい経験ができました。
横断プログラム推進室で3年を過ごした後、現在の財務部財務課へ異動。決算担当として消費税などの税務や月次決算、調査対応、財務諸表の作成に携わっています。決算期には各作業が集中し慌てることもありますが、自分の仕事が書類として形に残っていくのがやりがいです。


今までで最も心に残っているエピソードを教えてください。

横断プログラム推進室にて携わったコンソーシアムの立ち上げです。新規プログラムの検討で研究者や関係者と話し合っている中から、コンソーシアムの構想が生まれました。当時の理研にはコンソーシアム制度自体がなかったので、制度の設置規程から検討を進めなければなりませんでした。コンソーシアムを運用している法人に何度も足を運んで話を伺ったり、関係者で打ち合わせを繰り返したことは今でもよく覚えていますね。
規程整備後も、会長候補への打診や会則の制定、参加を検討している内外の研究者や法人、自治体を回っての説明、核となる「研究会」の作り込みなど、とにかく仕事が山積みで、設立までに多くの内外の方々に助けていただきました。失敗や苦労も多かったですがこの時の経験は、その後の私の財産になっています。


職場の雰囲気について教えてください。 また、働いているからこそ言える、理研の魅力とは?

理研はとかく「堅い」というイメージで捉えられがちですが、実際に働いてみると非常にフラットで風通しが良い組織です。立場や職歴にかかわらずお互いの意見を尊重する風土があります。また、理研には研究者も含めて様々なタイプの人がいますが、通じて根が良い人が多いですね。とくに事務職はその仕事柄、頑張っている人の力になりたいという気持ちが強いと思います。
職場としての理研の魅力は、様々な自然科学分野のトップ研究者の才能と努力を身近に感じながら、その支援ができること。その支援も一方通行ではありません。研究者の方々も事務職員に対し、自身の研究内容や事務への要望を話してくれたり、事務職員からの些細な疑問にも丁寧に答えてくれます。そうしたやりとりが、仕事のモチベーションにつながっていますね。


文系出身から見た理研の事務系総合職とは? 現在就職活動をしている学生に先輩から一言お願いします。

不安を抱く方もいらっしゃるかと思いますが、文理の違いに気後れする必要はありません。理研では部署異動がおよそ3年ごとにあり、キャリアの中で様々な部署を経験します。どの業務でも最初からできるわけではなく、「遠慮せずに聞くべきことを聞き、学ぶべきことを学び続ける」姿勢が大切なのです。
考えてみれば、就職活動も同じことが言えます。関心や興味、気になっていることは、どんな小さなことでも積極的に質問し、見識を深めることがより良い就職活動につながります。「自分ができること」を考えるのも大切ですが、それ以上に「自分がやりたいこと」を見つけることが重要。その姿勢で、就職活動に臨んでください。


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