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最終更新日:2025/5/8
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部署名安全管理部 研究安全課
仕事内容放射線安全管理
大学生の時に理研を一般公開で見学し、若い研究者が積極的に活躍している姿に感動しました。その後、大学院へ進学すると、今度は研修生という身分で理研に赴くことになったのです。内部から見て、研究は地道な努力の積み重ねだということを痛感しました。一般公開や報道発表の華やかさはほんの一面にすぎません。私自身も実験が思ったように進まず、研究者の方々から励ましやアドバイスを何度もいただきました。お世話になった人たちに、今度は自分が何か手助けをしたい。その思いから就職活動では理研を志望しました。選考過程で特に印象に残っているのが面接です。民間企業も受けたのですが、私が大学院で打ちこんだ研究の話を熱心に聞いてくれたのは理研だけでした。ここなら自分の熱意や志向を受けとめてくれると思いましたね。
入所してから現在まで安全管理部門に所属しています。安全管理のミッションは研究者が安全に研究できる環境を整えること。多岐に渡る項目での注意が必要であるため、安全管理総合職は専門知識を身につけなければなりません。私は入所後の4年は本部(和光事業所)の安全管理部で、主に人を対象とする研究に関する研究倫理委員会の事務局業務を担当しました。研究倫理委員会は、被験者保護の観点から、適切な手続きを経て試料や情報を入手しているかなどの審査を行っています。その後、横浜事業所の安全管理室へ異動。こちらでは主に安全衛生を担当しました。各実験室を巡視して、不安全な箇所があれば指摘し、改善してもらいます。また、万が一事故が発生してしまった場合は、どのような状況で事故が発生したかを確認し、どうすれば再発を防止できるかを研究者と話し合いながら再発や類似事故の防止策を一緒に検討しました。
担当した研究倫理協議会の事務局の仕事です。私が入所したのと同時期にES細胞に関する国の指針が改正になりました。それに伴い理研所内の規程も改正する必要があり、私が改正案を作成。まったく知識のない段階からのスタートだったので、国の専門委員会を傍聴して改正内容を把握するだけでも非常に苦労しました。各事業所の安全管理室のメンバーに協力してもらいながら、何とか改正案を形にしました。協議会の当日のことも忘れられません。著名な先生が並ぶ前での説明となり、緊張もひとしおでしたが、しっかりと予習したから大丈夫だと自分に言いきかせ、無事に説明を終えることができました。入所1年目からこのような経験ができたことが、その後の自分の支えになっています。
部署内の雰囲気はとても良好です。入所した当初は何も分からず、周囲の人にはずいぶん迷惑をかけてしまいました。初歩的なことから親切に教えてもらえて助かりましたね。先輩方の丁寧なサポートがあったからこそ、入所1年目から責任のある仕事をこなせたのだと思います。仕事以外の面においては、同僚だけでなく年齢の近い研究者が多くいるのが嬉しいです。所内のサークル活動で知り合った学生(研修生)や海外から来た研究者と休日に遊びに行ったり、事務職や研究職の垣根を越えて楽しく交流しています。理研の一番の魅力は、事務職・研究職を含めた理研で働いている人たちだと思っています。
就職活動は、自己分析で自身の長所や短所を見つめ直したり、面接で様々な会社の人事担当者と話せる貴重な機会です。思ったようにいかずに落ち込むときもあると思いますが、うまく気持ちを切り替えていきましょう。私自身の就職活動を思い返してみても、面接のときに緊張のあまり言葉が出てこなかったり、最終面接で落ちたり、辛いこともたくさんありましたが、その悔しさをバネに諦めずにやりぬいたことで成長できたと思います。就職活動での体験は、どんなものでも決して無駄になりません。社会に出てから役に立ちます。就職活動を終えたときに「よい経験ができた」と思えるよう、納得できるまで頑張ってください。