最終更新日:2025/5/7

国立研究開発法人理化学研究所

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人

基本情報

本社
埼玉県
PHOTO
  • 10年目以内
  • 土木・建築系
  • 事務・管理系

利用者の意見を聞き、建物の使われ方を身近で把握できる

  • 森 貴志
  • 2018年入社
  • 施設部施設課
  • 研究に利用する空調換気設備や給排水衛生設備を担当

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 形の残る仕事
  • チームワークを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名施設部施設課

  • 仕事内容研究に利用する空調換気設備や給排水衛生設備を担当

理研の事務職を志望した動機や入所を決めた理由は何ですか?

私は以前、高層ビルなどの建設に携わっていました。建物完成時の達成感は大きかったものの、実際の利用者の姿を見ることができず次第に疑問を抱くようになり、建物や利用者により近い場所で仕事をしたいと考えました。理研は第一線の研究者を支え、自身が計画した建物の一生を間近で見守れることから、理研の施設担当に魅力を感じました。

実際に働いてみると、利用者の意見を直接聞き、良い面も悪い面も含め、建物の使われ方を身近で把握できます。これこそが私の求めていた環境だと日々感じており、建物と人との関わりをより深く理解できる貴重な機会となっています。


現在の仕事について教えてください

空調換気設備や給排水衛生設備を担当しています。研究施設特有の高度な条件に対応し、研究者の要望を実現するため、様々な制約を考慮しながら設備システムの提案や設計を行っています。研究者とのコミュニケーションでは、真のニーズを引き出す力が重要です。漠然とした要望の背景にある具体的な条件を明確にし、最適な設備を提案します。また、研究活動に必要なインフラの安定供給や省エネルギー計画にも取り組んでいます。この仕事を通じて、多様な研究分野に触れ、幅広い知見を得られるのが魅力です。


仕事のやりがいは何ですか? また、印象的なエピソードがあれば教えてください

理研で本部棟の新築工事を担当し、省エネと快適性を重視して設計・施工しました。完成した建物は第三者機関からも省エネルギー性能について高評価を得ています。業務のやりがいは、建物のライフサイクル全体を見守れること。ゼネコンやサブコンの業務とは異なり、建設後の運用や改善にも携われる点が魅力です。建築や設備を学んだ方々にとっても、施設管理のライフサイクル全体に関われるのは魅力的だと思います。

またコロナ禍の最中に、理研が手がけたコロナ検査装置の設置を担当し、その流れから取材を受けたことも印象に残っています。こういった他では得られないような数々の経験を通して、「自分が施設を見守っていくんだ」という責任も感じています。


当面の目標や将来の夢(仕事上・プライベート)を教えてください

目標は、理研の組織全域を見渡した施設管理をしていくことです。建物だけでなく、周辺地域とのつながりも意識し、キャンパス全体の快適性と省エネルギー性の向上に取り組んでいきたいです。

業務を行う上ではバイタリティーも大切なので、身体もしっかり鍛えていきたいです。1年ほど前に生まれた子どもとともに、将来参加するであろう運動会で必ず1番になるためにも体力作りに励んでいます。また心の面では、好奇心と新しい発想で業務の質を高めたいと考えています。

研究者との対話を通じて、理研に必要な施設管理の専門性を深めつつ、幅広い視野を持った施設管理のプロフェッショナルを目指します。


学生の皆さんへメッセージをお願いします

将来を考える際は、「何に喜びを感じるか」を具体的にすると、自分の将来像が明確になります。仕事は悩み、苦労し、考えて取り組むものです。理研では、仲間と協力しながら自分で考え抜く機会が多く、達成感や面白さが得られます。

理研で働く魅力は、10年後、20年後の未来を先取りしているような世界最先端の研究を間近で見られることです。基礎研究なので、すぐには成果が社会に還元されないこともありますが、実現された時のインパクトもそれだけ大きく、夢を現実にしていくような点に魅力を感じられる人には大いに楽しめるはずです。


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