最終更新日:2025/4/28

アキタフーズグループ[グループ募集]

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 農林・水産
  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
東京都、広島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

安全・安心・新鮮な“たまごづくり”を支えるプロフェッショナルたち

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農場から食卓へ。ブランドたまごに携わる若手社員たちの仕事術

抜群の国内生産量を誇り、“きよらグルメ仕立て”などのブランドたまごでも知られるアキタフーズ。安全・安心でおいしい“たまご”を生み出すやりがいと苦労とは?先輩社員3名にお話を伺いました。

◆坂本 真紀さん
(株)富士山ポートリー
(2017年入社/生物資源学部 動物資源科学科卒業)

◆我妻 碩さん
(株)アキタフーズ 
(2022年入社/理学部 生物学科卒業)

◆鎌田 泰卓さん
(株)アキタフーズ 
(2002年入社/生物資源学部 生物資源開発学科卒業)

先輩たちの横顔

「農場の仕事は体力勝負な面もありますが、生き物が好きなので楽しいです。機械の修理や簡単なDIYなど手作業も多く、いろんなスキルが身につきます」(坂本さん)
「当社の農場では、品質管理を徹底しています。今年の夏、取引先のバイヤーさんに農場を案内したのですが、自信を持って紹介することができました」(我妻さん)
「個性もキャリアも様々なメンバーが活躍しています!みんなで同じ目標を持って働けるように、積極的にコミュニケーションをとっています」(鎌田さん)

おいしいたまごは健康な鶏から。最適な生育環境を維持する難しさとやりがい

飼育員を目指していたほどの動物好きで、大学では動物園のゾウを研究していました。就活では畜産など食品業界を中心に見ていて、目に留まったのがアキタフーズ。業界でも生産現場の機械化が進んでいて働きやすそうだったこと、面接で社員の方々のお話を聞いて、仕事内容や社風に惹かれたことから入社を志望しました。

入社以来ずっと、富士山ポートリーの「育成部門」に勤務しています。育成部門では、孵化したばかりの雛から卵を産む直前の成鶏になるまで約4カ月間の飼育を担っています。鶏舎は全部で3つあるのですが、私はそのうちのひとつの鶏舎の管理を担当。窓のないウインドレス鶏舎で、外観はまるで工場のようです。中では約12万羽の鶏を飼育しているのですが、換気や温度管理、給水・給餌はすべてコンピュータ制御されているので、ワクチン作業など人手が必要なとき以外は、私一人で鶏舎を管理しています。

日々の業務は鶏舎内を見回り、鶏の健康状態や部屋の環境をチェックすること。機械の異常で餌が切れたり気温が高くなりすぎたりしないよう細心の注意を払わなくてはなりません。鶏の体調は体重などのデータだけでなく見た目にも現れるので、普段からしっかりと顔を見るよう気をつけています。

この仕事は、毎日決まったスケジュールに基づいて同じ作業をコツコツ確実にこなしていくことが大事なので、ルールを守れる人や努力を継続できる人が向いています。私自身もともとルーチン作業が好きなので自分に合っていると思いますね。

でも当たり前のことを守るということは、一見シンプルに思えて実はとても難しいこと。生き物は何かあっても言葉で伝えてくれません。私たちが毎日しっかりと観察して異常に気づかないとすぐに死んでしまうので、そこは常に気をつけていますね。自分の育てた鶏たちが無事に成長してくれるとやはり嬉しいですし、そのたまごが「きよら」というブランドで全国の人に知られていると思うと、やりがいもひとしおです。
(坂本さん)

農場で培った知識が営業を行う上での強みに!

生き物が好きで、大学は理学部生物学科に進学。固有種を探しに沖縄に行ったり、イノシシの害獣被害について調査したりと、フィールドワークに注力していました。就職先として当社を選んだ理由は、自然あふれる農場で働けるから。自分の力で、鶏を飼育する鶏舎の生産性を高めていける点にも魅力を感じました。

入社後に配属されたのは、農場の「成鶏部門」です。たまごの生産性や品質を高めるために、鶏舎の温度や湿度、餌の量などを管理する仕事に携わりました。鶏舎は自動化が進んでおり、いろいろな機械が稼働しているのですが、そのメンテナンスも担当。また、ベトナム人スタッフとの意思疎通をスムーズに図るために、日本語の勉強会を開催したことも頑張ったことのひとつです。

当時大変だったのは、鶏を「育成部門」から「成鶏部門」の鶏舎に移動させる作業です。約13万羽をコンテナに入れてトラックで輸送するのですが、20人がかりで4日ほどかかる重労働。けれども、鶏が目標値以上の体重へと育ち、高品質のたまごを安定生産できたときには苦労も吹き飛びました。また、機械の不具合の原因を自分で突き止め、復旧できたときも嬉しい瞬間。当社ブランドを支える上で重要な役割を担う農場では、多くのやりがいを味わえました。

入社3年目で東京支店に異動してからは、スーパーなどへの営業活動を行っています。現在10社ほどを任されているのですが、お客様のタイプは様々。それぞれのお客様に適した商談を展開していくことは大変ですが、専門的な質問に即答できるなど農場で培った知識が、営業を行う上での大きなアドバンテージに。知識や経験に裏づけされた説得力あるトークによって、最初はそっけなかったお客様とも打ち解けられるようになってきました。

異動して半年の今は、お客様との信頼関係が深まっていくのが喜びです。また、自分のアイデアでプラスαの付加価値提案ができるのも魅力。直近の目標は、お客様との取引拡大を目指すこと。ゆくゆくは、農場で培った生産の知識を生かして流通部門とも連携し、生産から出荷までをより最適化できる体制づくりに貢献していきたいです。
(我妻さん)

部門間で連携しながら鶏にとって最適な環境づくりを!業界全体に関わる取り組みや、人材育成にも挑戦

入社してから、卵を産む鶏を管理している「成鶏部門」の仕事を17年間手掛けてきました。現在は部門長として30名のメンバーをまとめているほか、農場長代理として各部門と連携しながら、農場全体の管理も行っています。成鶏部門では、鶏が良質な卵をたくさん産めるように、最適な環境をつくって健康的に飼育していくことが大切。鶏舎の換気や温度管理、給水・給餌などはすべて機械化されていますが、毎日鶏の健康状態や鶏舎の環境をチェックして、点灯時間や餌の量などは人の手で調整しています。

ある程度決まったルールやノウハウはありますが、生き物である限り正解は1つではありません。だからこそ、様々な壁に当たることもありますが、そのたびに自分で考えて改善しています。そして働く中で広い視野で物事を捉えられるようになったことで、部門間の引継ぎもスムーズになりました。

例えば雛から成鶏まで飼育する「育成部門」から来たばかりの鶏は、成熟度によって産卵の時期が変わります。今では一目見れば鶏の状態がある程度わかりますので、「ワクチンを暑い時期に打った?」「給水の高さ調整はできていた?」など、気になることをしっかりヒアリングしてから引き継ぎできるようになりました。その内容をもとに、成熟しきっていない鶏には温度調整をして餌を多く食べさせたり、成熟している鶏は点灯時間を長くして産卵を促すなど、効率的な飼育に繋がっています。

この仕事はマニュアル通りにいかないことも多いですが、試行錯誤した分、飼育管理がうまくいった時の達成感はとても大きいですね。最近ではアニマルウェルフェアの考えに対応した新たな取り組みに挑戦しています。すぐに答えが出るわけではありませんが、業界全体に関わる取り組みに、大きなやりがいを感じています。また、今後は農場長を目指して、若手の育成にもより力を注いで行きたいと思っています。

生き物が相手の仕事ですので、状況に合わせて自分で考えながら取り組むことが大切。失敗しても「気づき」があれば成長できますので、思い切って挑戦して欲しいですね。一人ひとりの個性に合わせてじっくり育てていきたいと思っていますので、目の前の業務をこなすだけでなく、時には立ち止まってその仕事の意味や、自分にできることは何かを考えながら、鶏にとってより良い環境づくりに取り組んで欲しいと思っています。
(鎌田さん)

学生の方へのメッセージ

会社選びで重視するポイントとして、「仕事内容」と「給与」と「福利厚生」の3つが主に挙げられると思います。企業研究の際は、それらの3つのうち自分が何を一番優先したいのかをあらかじめ決めておくといいのではないでしょうか。
私の場合は、仕事内容が自分のやりたいことに合っているかどうかを重点に置いて企業研究をしていました。実際にアキタフーズの仕事には大きなやりがいと誇りを感じています。例えば、完全直営一貫生産システムという、業界唯一の取り組みで徹底した安全・品質管理に取り組んでいる点もその理由のひとつ。また、2018年にはJGAPの認証を取得するなど、新しいことに積極的に取り組む姿勢にも魅力を感じています。
皆さんも、自分が最も大切にしている価値観は何なのかをじっくり考えて、それにふさわしい会社を選んでもらいたいですね。
(坂本さん)

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コクと旨味を追求した「きよらグルメ仕立て」、血中脂肪を下げる「からだのたまご」などブランドたまごでも知られる同社。付加価値ある商品で豊かな食に貢献している。

マイナビ編集部から

安全・安心・新鮮なたまごを世に送り出すため、種鶏、ふ化、鶏の育成、飼料配合、パック詰め、出荷まで全工程を自社で行う「完全直営一貫生産システム」を確立するアキタフーズ。自社で飼料工場や研究所まで有し、外部業者に委託することなく一貫して自社生産を行っている会社だ。これにより、たまごの生産工程すべてを追跡できるトレーサビリティーシステムを実現。また、全鶏へのワクチン接種、世界基準の衛生管理システム・アキタ式HACCPシステムなど、徹底した安全・安心への取り組みをしている。
たまごは日本人にとって重要なタンパク源として食卓に欠かせない身近な食材。常に安定した需要があるため、景気の変動にも影響を受けにくいという特徴がある。その中でも抜群の売上と規模を誇る同社なら、安心感とともに、自分たちの仕事が人々の豊かな食生活を支えているという確かなやりがいを感じられるはず。また、オートメーション化された生産農場などの環境で効率的な働き方ができるのも魅力のひとつ。安全・安心な食を通して社会に貢献しながら、長期的なキャリアを築いていける会社だ。

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安全・安心なたまごは、社員一人ひとりの徹底したプロ意識によって生まれている。働く人を大切にし、成長をサポートする温かい職場環境もアキタフーズの魅力だ。

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