(株)廣貫堂

錠剤や顆粒剤といった固形製剤の処方設計が主な仕事です。実験室での数グラム単位の試作から、機械を使用した数キログラム単位の試作も行い、最適な処方、製造法を確立します。処方、製造法が確立したら、実生産スケールへのスケールアップも実施します。

自分の頭の中を整理整頓するように心がけています。製剤の開発が一度でうまくいくことはほとんどないので、様々な改善検討を実施します。しかし、改善検討を重ねていると、初期から何をどう変えたのか、次はどこをどう改善したら良いのか混乱してしまうことがあるので、メモを取り、エクセル等にまとめることで、頭を整理するとともに、改善箇所の発見に役立てています。メモのほとんどが自分だけが分かるようなものなので、上司に報告するためにも、メモを基に他者にも理解してもらえるようにまとめています。
そのように試行錯誤した中で課題の解決をクリアしたときには、とてもやりがいを感じます。

自分の手掛けた製品が市場に出ることです。製剤の開発は実施しているものすべてが市場に出るわけではないので、開発中止になるものもたくさんあります。残念ながら私が担当した製剤は開発中止になったり、開発中であったりして、まだ市場に出たことがないので、ドラッグストアなどの店頭に手掛けた製品が並ぶ日に向けて努力し続けたいと思います。