社会福祉法人清和園

施設ケアマネージャーとして、「利用者様の想い」を大切にしています。施設に入所されている利用者様は、私たちと同じで歩まれてきた人生はそれぞれ違います。本人の性格や暮らしてきた環境、就いていた仕事、好きな食べ物や音楽、楽しんできた趣味など利用者様が何を望んでいるのか、どのような生活を送りたいと思っているのかを理解するためにはそれらを知ることが大切だと思っています。それを知った上でその人らしい生活を援助できるように、施設でのサービス計画書（ケアプラン）を立案し、日々の生活のお手伝いをしています。今は「在宅特養」にも中心的に関わらせて頂いており、より利用者様や家族様の想いを大切にして、その人らしい生活がどのように実現するのかを意識して、たくさんの仲間と協力しながら仕事に臨んでいます。

コロナ禍となった昨年は今まで普通に行っていた施設での行事やイベントも中止になる事が多くありました。利用者様に楽しみを提供する事が難しく、職員も利用者様も窮屈な日々を過ごしていました。その時にコロナ禍でも何かできないかと考え、特養施設内での夏祭りを計画しました。催し物も特養の利用者様が楽しめる形を考え、昔懐かしいスマートボールや彩り豊かな豆腐を用意してご自身で掬って食べるなど、とても笑顔で楽しんで頂けたのが印象的でした。特養に関わる全部署の職員と協力して利用者様に楽しんで頂ける催しを作り上げたことは職員間での喜びにも繋がったイベントであったと思っています。