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最終更新日:2025/4/30
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部署名開発部 開発グループ
仕事内容社内でも圧倒的な売上台数を誇るスパイダーモアーの開発担当
兼業農家の家に育ち、農学部に進学し、機具の仕組みや機構などを工学的な視点で学ぶ「農業工学」を専攻。大学院では、農作業時の体の負担について研究する「農業環境労働工学」を専攻しました。子どもの頃、父の農作業を手伝う時は、米の収穫や草刈りがとても大変だったと記憶しています。当時は、「農作業はきついのが当たり前」という認識でしたが、作業姿勢や機械の振動・騒音など、きついには理由があります。そこで大学院では農作業の姿勢から体に掛かる負担を解析し、その負担を軽減する改善方法についての研究を重ねました。就職活動では、九州の農機メーカーを志望。設計から生産、販売まで担当者が一貫して携わるORECの開発スタイルに魅力を感じて志望。分業制でそれぞれのパートに分かれて仕事する大手メーカーとは異なり、最初から最後まで担当者が一貫して携わるORECなら、ひとりひとりに与えられる役割も大きいと思いました。一つの製品に関するすべてを任されることで、製品の全体像が把握できるだけでなく、製品がどのように完成していくか、どのようにつながっているのか、全て知ることができます。そこに大きなやりがいを求められると感じました。
斜面の草を刈る専用機のスパイダー(蜘蛛)モアー(草刈機)の開発を担当しています。現在は、海外仕様のスパイダーモアーも手掛けており、輸出製品の為、外国の安全規制に応じた保護パーツなどが必要となり、課題をきちんとクリアして実装まで持っていくことが目標です。しかし、試作、設計、商品化までのノウハウが未熟な私の場合、苦労する部分が多いのも事実。そんな時はチームの先輩や上司を頼ることもあります。何でも聞きやすい環境ですが、自分なりにできるところまで考え、開発を進めていきたいという思いもあります。それでも、「今はどんな感じ?」と聞いてくれる先輩や上司の存在をとても心強く感じます。さらに、新規機種を立ち上げから提案できるので、「こういうものをつくりたい」と提案できる機会をぜひ生かし、自ら提案して立ち上げた機種を量産化し、自分が生み出した製品だと胸を張って言える機種を持ちたいと考えています。そして、ORECにはそれができる環境があります。開発の仕事に携わるようになり、発想の視点そのものが変わってきたと感じますし、そのようなことを考える時間がまた楽しくもあります。
今、担当しているスパイダーモアーは、普通の草刈機が滑り落ちる斜面でもタイヤをギザギザの金属で加工するなど、斜面を滑り落ちずに草を刈るための工夫がなされています。その既存製品をより良くするため改良していくことも私たちのミッションのひとつ。タイヤの試作、適切なグリップ位置、ハンドル伸縮や高さ、身長や姿勢との関係など、体の負担軽減につなげる解析を進め、改良を重ねています。その中には大学院で得た知識が生かされています。スパイダーモアーは、販売台数も社内トップを誇る製品です。生産台数が多いため、設計での少しのミスもコスト面では大きく響きます。そのことは量産品をつくる難しさを知ると同時に、だからこそ得られるやり遂げた時の大きな達成感は特別なものだと思います。主力商品を任されているプレッシャーとともに、ORECへの貢献度が大きい開発に携われる喜びを感じながら、設計を進めています。諸条件に合わせて、設計や仕様が上手くできると嬉しいもの。新しい機構を考え、上司や先輩から「いいね」と認めていただける度に自分自身の成長を実感できています。