朝日インテック(株)

入社当初からカテーテル用コーティングの研究開発を担当しています。入社1年目は、材料の安定性や性能を確認する基本的な評価を先輩社員に教わりながら進めていました。入社2年目からは、製品化や薬事申請を意識した検証を担当し、カテーテル製品開発担当者と連携し、臨床を模擬した試験での評価やドクター評価などに参加し、材料の安全性確認を進めています。また、量産現場を再現した試作を行い、ラボでの試作品と比較して、量産時にコーティングが安定して性能を発揮するかを確認しています。

私は大学院で生物系の研究をしていたため、高分子化合物などの材料を扱う現在の開発案件では新たに学ぶことが多いです。医療機器の材料開発では性能だけでなく生体への安全性も重要なポイントになってくるため、生物系の知識や考え方も活かせていると思います。

若手の頃から多くの挑戦ができ、様々な経験を積むことができる職場です。担当業務によって異なりますが、案件の主担当、大学との共同研究、新しい試験系の立上げ、経営層への報告を任せてもらえる機会もあります。さらに学びたいと思うことがあれば、学会やセミナーに参加して臨床関連の知識を深めたり、個人の専門性を高めることができます。もちろん業務や実験の進め方で悩んだ際には、上司や先輩社員が相談にのってくれます。温かい人が多いため、話しかけやすい環境だと思います。私は配属を機に引越してきたので、大阪の美味しいごはん屋さんを教えてもらったりもしてました。

「ユーザーの声を聞きながらモノづくりができる」、「技術的な強みがあって、新製品開発に力を入れている」、「医療に貢献できる」といったところが入社の決め手です。最初はざっくりとメーカーの基礎研究職や製品開発職に就きたいと思っていたため、業界はあまり絞っていませんでした。業界研究をしたり説明会に参加するうちに、ユーザーにこの製品じゃないとダメだ！と強く思ってもらえるような製品を生み出したいと思うようになったため、「研究開発に力を入れているか」「ユーザーに近い環境で研究開発ができるか」という点が企業選びのポイントになりました。朝日インテックは技術系社員が多く、研究開発費の割合も高い点や、ユーザー（ドクター）の声を聞きながらモノづくりができるという点が特に当てはまっていると思い、入社を決めました。

朝日インテックに興味を持たれている学生さんは、研究や開発の仕事に就きたいと思っている方が多いのではないでしょうか。就職活動中や入社までの期間に、業界や職種に関連する知識・スキルを何か身につけた方が良いのでは？と不安になることもあるかもしれませんが、実験・考察を繰り返したり、わからないことがあれば調べて考える、自分の研究内容をわかりやすく報告する、といった普段の研究活動の中で身につくスキルが非常に役に立つと思います。業務に関する知識は、入社後に身につけることができますし、先輩社員の方が丁寧に指導してくれるので安心してください。研究活動と就職活動の両立は大変かと思いますが、応援しています！