最終更新日:2025/6/1

(株)メディア・スタッフ

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 受託開発
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

経営者の視点

自社製品の開発にもこだわりを持ちながら、多様な案件にチャレンジする開発会社です!

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経営層が語る、メディア・スタッフの現在と未来

■代表取締役社長
星野 晴仁さん
1994年入社

■システム開発部/取締役
神崎 博臣さん
2000年入社

創業から33年目を迎えたメディア・スタッフ。自社製品開発も得意とし、Webサイト構築からクライアントサーバシステム、アプリ開発まで幅広い案件を手がけているシステム開発会社だ。代表取締役社長と開発部のトップから、同社の強みや今後の展望、社風などについて幅広く語ってもらった。

1年目からでも、自分のアイデアを形にするチャンスがあります/星野さん

当社は創業以来、自社製品と開発請負の両方を手がけてきた会社です。「社員のキャリア志向や希望に応じて、どちらも担える会社でありたい」という考えがあり、今後も引き続きこの両軸を手がけていく方針です。

自社製品の直近の事例としては、大手メーカーグループの各社に導入されている「ピアボーナスクラウド」が挙げられます。1.1万人の従業員の方々が利用するシステムとして、組織内のエンゲージメントの向上に役立っています。公共性の高いシステムも得意としており、自分の手がけた成果物が、人々に使われている様子を見聞きできる機会も多くあります。

当社の強みとして自負しているのは、「ポジティブに粘り強くやり遂げる姿勢」と「社員一人ひとりの技術力」です。開発案件ではトラブルや行き詰まりを抱える瞬間もあるものですが、皆が気持ちよく仕事できるようなポジティブなムードを作ることは、私自身こだわってきた点です。「メディア・スタッフさんは絶対に途中で投げ出さないから信頼できる」とお客様に評価をいただくことも多くあります。技術力に関しては、便利な最新ツールを使いこなせるよう柔軟にチャレンジを行う一方で、社員教育にも力を入れています。どんなに技術が進歩しても、人の手で調整や修正をしなければならない部分は必ずあるので、全員が得意な言語を1つ以上持っている状態を目指しています。

ベテラン社員の技術力を継承できるよう、若手社員向けの勉強会も定期的に開催しているほか、昨年からは自社製品の企画提案ができるコンテストもスタートさせました。希望者は誰でも応募でき、優秀賞には景品を、最優秀賞を取れば実際にその企画が採用となり、自社製品に反映されます。このように、自分のアイデアを形にできる機会も活用しながら、力をつけていただけると嬉しいです。30歳頃には主任に昇格し、技術・管理・営業のいずれかにキャリアの方向性を見出せるよう、さまざまな案件を通じて得意なこと、やりたいことを見つけていただきたいです。

常に成長し続けることを心がけていますが、「全員の顔と名前がわかる会社であり続けたい」という思いも強いです。規模や売上よりも利益の創出にこだわり、それを社員に還元し、「働いてよかった」と思ってもらえる会社を作っていくことが今後の展望です。

経営層から一言!

「システムやアプリが普及し、今あるものをより良くするタイプの案件も増えていますが、ゼロから新しいものを作り上げる手応えもぜひ味わってほしいです」(星野さん)

積極的な提案姿勢が当社の強み。コミュニケーション力を活かせる仕事です/神崎さん

当社は航空・自動車など交通インフラに関わるシステムやアプリのほか、飲食店で普及しているセルフオーダーシステム、ネットショッピングモールサイト、さらに学生の皆さんに身近なところでは学生向けの情報発信サービスやeラーニングシステム、携帯会社のポータルサイトなど、幅広い開発案件を手がけています。毎回、毛色が異なる案件に携わることができるので、新鮮な気持ちで仕事に向き合えるのが、当社で働く魅力の一つだと思います。

開発部として何より大切にしているのは、お客様とコミュニケーションを図りながら積極的に提案していく姿勢です。自身で垣根を設けず、経験のない案件にもチャレンジを重ね、技術力を磨き続けてきました。完成まで2年以上を要する大規模なスクラッチ開発案件も多数手がけてきましたが、近年は技術の進歩もあり、自動生成ツールなども活用しながら半年~1年程度で完成させる案件が増えています。潮流の変化に伴い、推奨する資格要件なども見直しながら資格取得支援を行っています。

ベテラン社員の技術を若手に継承するため、現在は若手の基礎能力向上に特に力を入れています。3カ月間の新人研修後は、オンラインのプログラミング学習ツールも活用しながら、配属予定のプロジェクトに必要な言語などを勉強していただき、先輩のそばで学びながら、入社3~5年程度でひとり立ちできるようサポートしていきます。

開発工程は主に「要件確認」「設計」「プログラミング」「試験」の4つに分けられますが、PCに向かって黙々と作業をするのは、ほとんどがプログラミングの工程です。そのほかは、お客様と話す機会が多い仕事なので、会話力や柔軟な対人能力も強みになります。当社でも、未経験からスタートした社員や文系出身の社員が多数活躍しており、営業職など、コミュニケーション力を活かせるポジションもあります。技術は経験とともに必ず身についてくるので、必要以上に不安になることはありません。どんな人でも活躍できる場があることは、学生の皆さんにもぜひ知っていただきたいポイントです。

経営層から一言!

「忙しいときほど、リーダーは笑顔でいることが大事。社長の人柄や方針もあり、皆が気持ちよく働ける雰囲気を何より大切にしている会社です」(神崎さん)

理想の社員像や風土、この仕事の魅力は?/Q&A

――社員に求めるものは?

星野:チームでモノづくりをしていく仕事なので、「人の話を聞けて自分の意見も言える人になろう」と話しています。そのためには精神力も必要ですが、私自身が心がけてきたのは、極端な完璧主義にならないことです。お客様からたくさんの要望をいただいたときも落ち着いて整理し、求められているものから形にしていけば、喜んでいただけるケースは少なくありません。

神崎:技術的にどんなに優れていても、お客様が欲しいものでないと良い評価は得られません。この先も、技術の進歩につれ「お客様の作りたいものをどれだけヒアリングでき、寄り添った提案ができるか」という部分がより重視される時代になっていくと思います。

――この仕事の魅力は?

星野:システムが完成し、お客様からお褒めの言葉をいただけるときは非常に嬉しいものです。リリース後は安定的に動き続けるかどうか毎回ドキドキします。フライトインフォメーションシステムに携わったときは、リリースの1週間後に航空トラブルがあり、予定外な情報処理の負荷に耐えうるかハラハラしましたが、無事に乗り切ることができて心の底から安堵しました。「社会的にも影響の大きなシステムを手がけているのだな」と改めて実感したことも記憶に残っています。

神崎:私は星野社長の人柄に惹かれて、当社へ入社しました。大型プロジェクトでご一緒した際、緊張感ある局面でもユーモアを大切にして場を盛り上げる姿や、質問に丁寧に答えてくださる姿に頼りがいを感じ、「この人と一緒に働きたい」という一心で今に至ります。そのプロジェクトの達成感はものすごく大きかったですし、一体感をもって取り組めた数十名のメンバーとは、今でも定期的に親睦を深めています。仕事を通じて良い仲間に出会えることも、この仕事の魅力だと思います。

――御社の社風は?

星野:フラットで、なんでも言える空気がある会社だと思います。帰社日を設けているので、顔を合わせて話ができますし、有志でご飯に出かけるなどして情報交換もしています。

神崎:適度な規模感もあり、かなり仲は良いと思います。親睦会も定期開催しており、毎年変わるリーダーの志向でいろいろなイベントが行われています。個人的には、皆で競馬場に出かけたイベントが特に楽しかったです。現在はウイルス感染を考慮し中断していますが、近々再開予定です。

経営層から一言!

エンジニアの気持ちにも理解が深い技術職出身のお二人。「社員との距離を作りたくない」と気軽に相談できるオフィスを作り、穏やかな空気感を大切に仕事をしているそうだ。

企業研究のポイント

企業研究においては、外部から見たイメージにとらわれることなく、できるだけ内部にいる人の声や最新の情報を集めてみてください。たとえばソフトウェア開発の会社は、昔は「忙しい、帰れない」というイメージを持たれることが多かったのですが、今は状況が大きく変わり、業務時間の管理をしっかり行う会社が増えてきました。当社でも心身に負担がかからないよう、働き方や制度を工夫しています。セキュリティ的に難しい案件を除けば、リモートワークを活用して効率的に取り組める案件も少なくありません。

また、システム開発と聞くと「ひたすらPCに向き合い続けている仕事」というイメージを持たれるかもしれませんが、実際にはお客様とやりとりや打ち合わせをしている時間のほうが多く、コミュニケーション力が身につく仕事と言えます。お客様に接しながら人間的にも成長できる仕事であることは、皆さんにも知っていただきたい点ですね。「人と関わる仕事に抵抗がないか」といったことから、適性や相性を考えてみるのも良いかと思います。

技術力は必要ですが、入社後に一から学んでいただける環境もあるので、可能性をもってチャレンジしながら、自身に適した役割を見つけられます。企業研究でも「自分にはできない」「適性がない」と諦めず、興味がある会社は積極的に調べてみてください。

代表取締役社長 星野

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「6~7割の社員がフルリモートワークですが、先輩の側で見て学びたい人には出社案件もあります。帰社日も大切にしており、帰属意識を持って働ける会社を目指しています」

マイナビ編集部から

ピラミッド型のトップダウンではない、フラットな組織体制と環境を大切にしているメディア・スタッフ。あえて社長室を設けず、役員たちとも気軽に会話できるオフィス環境を整えていることに加え、評価制度も公平かつ明確だ。基本給は年次にかかわらず同等で、そこにランクに応じた手当が付与されていく。評価項目も技術力だけでなく、協力姿勢やコミュニケーション力なども含めた10項目があり、それぞれ5段階評価として明示される形だ。年2回の面談ではこの評価をもとに、得意なことや苦手なことを把握し、次期の目標設定を行っているそうだ。

スキルを評価する“職能手当”ではなく、新しいことにチャレンジした人に対して“職務手当”を付与している点も見逃せない。これは新しい言語、新しい工程、経験のない案件など「その人にとっての新しいこと」にチャレンジする姿勢を評価したい、という思いからだそうだ。企画提案のコンテストなども始まり、若手の成長意欲を喚起するような制度の拡充に力を入れている様子が伝わってきた。

「なんでも言える社風が自慢」「システム開発に何より必要なのはコミュニケーション力」といった発言を裏付けるように、肩肘を張らずなんでも率直に話してくださるお二人の姿も印象に残った。「フラットな雰囲気の会社が好き」「多様な案件に関わってみたい」「頑張りを正当に評価されたい」といった志向の方は、ぜひチェックしていただきたい。

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20~30代の社員が全体の4割を占める同社。技術力あるベテランも揃っており、学ぶ環境や相談相手にも困らない環境だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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