日本司法支援センター（法テラス）

　私は法学部で学んだ知識を活かせるよう、漠然と法律に関わる仕事がしたいと考えていました。
　就職活動をする中で、法テラスに興味を持ち調べていくうちに、法的なトラブルで困っている人に寄り添う業務を行っていることを知りました。法律をより身近なものにするために、困っている人と司法をつなぐ業務ができるのは法テラスの最大の強みであると思います。その業務に携わることで、困っている人のトラブル解決に向けたサポートがしたいと考え、志望しました。
　また、法テラスでは転勤があり、多くの場合、数年後には異なる配属先で働くことになります。環境が変わることで新たな出会いがあり、知識の幅・視野を広げられるので、自分自身も成長していきながら働ける職場に魅力を感じました。

　現在、私は採用1年目で民事法律扶助業務を担当しています。
　民事法律扶助業務は、法テラスの業務の中でも大きな割合を占めており、法の専門家である弁護士・司法書士と利用者の両方と関わることのできる業務です。そのため、様々な人たちからの問合せがあり、それぞれに対応していくことが大変です。
　入職した頃は電話応対が苦手でしたが、先輩職員からアドバイスをもらい、数をこなすことで、徐々に苦手意識が薄れていきました。できなかったことができるようになる達成感が、仕事のやりがいに繋がっていると思います。
　また、法テラスの業務は他では経験できないことが多く、困っている人のサポート役として社会に貢献できることもやりがいの一つです。初めは業務の内容に難しさを感じましたが、先輩職員や上司に気軽に相談できる風通しの良い職場なので、法律に触れてこなかった人でも安心して働ける環境が整っています。

　就職活動をする中で、これまでの自分を振り返り、進路について悩んでいる方が多いと思います。私も明確にやりたいことが決まっていたわけではなかったので、就職先についてたくさん悩みました。興味のある企業や団体の説明会・インターンシップに参加して、より働いてみたいと思うところにエントリーし、その中で特に魅力を感じた法テラスに決めました。
　これから就職活動をする方、現在就職活動中の方には、自分の可能性を探るために様々な企業や団体を調べることをおすすめします。憧れの職業、挑戦してみたい仕事、職場環境や福利厚生の良さ等、就職先を選ぶ理由は人それぞれだと思いますが、たくさんある選択肢の中から法テラスを選んでくれると嬉しいです。