
芸術系学生としてのあなたの強みや、スキルを発揮できる仕事に就くには、まず自分自身について改めて考え、自分が実際に働くイメージを持つことが必要です。
就活とは、いわば、あなたと企業がより良い形でマッチングすることですから、どちらかの一方的な思いだけでは成立しません。
業界ごとに、多様な企業があるように、企業が求める人材像もさまざまです。自分の働きたい環境を求めるのと同時に、企業が何を求め、期待しているのかも考えなくてはいけません。
では、芸術系の学生にとって、就職活動で「強み」になるものには、何があるでしょうか?
一般的に、芸術系学生の強みとして挙げられるのは、以下のようなものです。
・専門分野の知識や技能による即戦力
・さまざまな役割をこなせる多芸さ
・形ないものをイメージできる想像力
・他者と違う視点で考える発想力
・物作りにおける粘り強さ
・ロードマップが描け、コスト感覚があること
こうした企業側のニーズと、自分が社会人として働くために、イメージする環境を結びつけるためには、まず、自己分析と業界研究をしっかり行うことが重要です。自己分析や業界研究が、企業にあなたの強みを伝える自己PR文や志望動機の作成につながるからです。
まずは、自己分析から考えてみましょう。
自己分析では、これまでの経験に基づいて、自分にはどんな適性があるのかを理解し、言葉にしていくことが重要です。先に挙げた一般的な強みのほかにも、芸術系の学生には、これまでの作品制作の経験で得られるものがあります。
年間で5つのコンサートに出演した。
自身の作品をパワーポイントを使って、学外で発表した。
芸術活動を通じ、他大学の学生や社会人とかかわってきた。
作品作りを通じて、何度も失敗を経験したが、完成までやり遂げた。
幼いころから10年間、1日も休まず4時間の練習を続けてきた。
新たな手法や表現を取り入れ、専攻分野以外にも積極的に挑戦した。
このように、芸術系学生が自身の経験を基に語れる強みは多くあるはずです。
自分の強みをしっかりと理解した上で、どのようにPRするか考えておきましょう。
自己PR文の作成では、企業が求めていることを把握した上で強みをPRすることがポイントです。
マイナビの自己分析ツールも活用し、自分の強みを整理するのもおすすめです!
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