グッドデザイン賞

障がい学生の保護者向け

有識者が答える
保護者のお悩み解決Q&A

Q

障がいのある学生の就活において、親はどのようにサポートすべきですか?

#親の就活支援
#保護者の関わり方

この方が回答してくださいました

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株式会社マイナビパートナーズ
部長

守屋 優さん

=回答者のご紹介=
2009年、株式会社毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)に新卒入社。長野支社にて5年間、新卒領域の新規開拓営業を担当。その後、東京本社の大手企業担当セクションに異動し、8年間新卒採用の成功に向けたコンサルティング業務に従事。2022年より株式会社マイナビパートナーズ(マイナビ特例子会社)に出向し、同社にて障がい者専門の人材紹介サービス、法人向けコンサルティングサービス、障がい者手帳を持つ大学生の育成プログラム(長期インターン)を扱う部門の事業責任者として従事している。

A

保護者でもあり、ひとりの社会人の先輩としてお子さまとお話をしてあげることで、悩みや不安の“自発的な”解消をサポートする。

保護者ならではの、お子さんにできるサポートがあります。

まずは【金銭的・精神的サポート】です。障がいに関係なく就活には“慣れ”が必要です。お金や自信がないことを理由にお子さまの活動量が低下しないようにご配慮ください。
具体的に、「就活費用の援助」ですが、かかるスーツ代やカバン代・交通費など、金欠時はフォローをしてあげてください。そして「就活がうまくいかない時の拠り所」に。不合格が続くと自信がなくなりがちですので、ねぎらいの言葉をかけてあげてください。
加えて、就活を通してお子さまに【自立に向かってもらうためのサポート】も必要です。たとえば、下記のようなことを意識して、お子さまの自立をうまく促してください。

◎ライフプランのヒアリング
どの会社で働くかよりも、どう生きたいかという視点でお話をしてください。

◎保護者の価値観を押し付けない
働くのはお子さまです。ご本人の意思を尊重してあげてください。

◎餌を与えるのではなく、餌のとり方を教える
目先の利益よりも、生きていくのに必要な力を優先してください。

◎ティーチングとコーチングの使い分け
「教える」と「引き出す」の使う場面を、相手に合わせて使い分けてください。

障がいがある子が就活について悩んだり、それを抱え込んでいるときこそ
寄り添って同じ方向を見てあげてください

悩みの理由を聞き出したりあれこれ詮索はせず、保護者でもありひとりの社会人の先輩として、お子さまに仕事や家庭のリアルを良い面や悪い面の両視点からお話をしてあげることで、お子さまの悩みや不安の“自発的な解消”をサポートしてあげてください。

◎世の中の流れや仕組みについて話す。
社会や仕事の流れなど、全体像を俯瞰できるように具体的にお伝えください。保護者ご自身が分からなくても、詳しいサイトや本などを探してお子さまに紹介してあげてください。

◎保護者ご自身の職業観についてお子さまと話す。
社会人の先輩として、大事なことをお子さまにお伝えください。

◎保護者ご自身のお仕事の実体験について話す。
これまでご経験されたお仕事での苦楽をお子さまにお伝えください。

◎お子さまの強みや弱みについて話す。
最も近くで見てきた者として、お子さまに具体的にお伝えください

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