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経験と学びを繰り返しながら、企画し続ける
地域密着型のイベントから大規模な大会まで、数々の企画に携わってきた2人。入社2年目のYさんは、これまでの経験から「多様なニーズに応えられることがやりがい」だと話します。

Yさん
小学生向けの体験会やスポーツ振興イベントなど、幅広い業務に携わってきました。若手ながらも、責任のある仕事を任されていると実感しています。イベントと聞くと、画一的なものに捉えられがちですが、目指しているゴールに応じて内容は大きく変わるため、同じものは一つとしてありません。工夫を凝らしたイベントが、来場者や地域の方々に喜んでもらえたときには、本当に嬉しくて、頑張ってよかったと感じます。

また、入社初期に商品化やライセンシング(ロゴなどの使用権管理)を担当していたNさんは、当時を振り返りながら、その難しさとやりがいについて語ってくれました。

Nさん
スポーツ団体やチームのロゴ、マスコット、選手の写真などは、自由に商品として使えるものではありません。使用範囲に制限があり、適切に活用する必要があります。それらを踏まえて方向性を定め、販売戦略を練っていきますが、とくに優勝記念品や期間限定グッズは需要予測が難しく、配慮が必要です。生産スケジュールや数量を慎重に考え、市場動向を見極めて対応する。それは簡単なことではありませんが、期待に応えられたときは、嬉しさもひとしおです。
リーダーとしてイベントを統括するNさんですが、入社5年目に商品化事業から現在のコンテンツプロデュース部へ異動した当初は、思い通りに進まないこともあったそうです。

Nさん
先輩や上司がサポートしてくれましたが、経験不足で最低限のことしかできませんでした。私たちはイベント全体のハブとして、関係各所と連携し、先頭に立って統括する責任があります。そこに付加価値を提供できなかったことは自分の責任だと感じ、とても悔しかったです。
この経験を踏まえ、今では簡単に「できない」と諦めないように心がけています。たとえ課題が発生しても、グループ会社の知恵を借りたり、外部の専門家と協力したりして、代替策を提案できるようになりました。
この経験を踏まえ、今では簡単に「できない」と諦めないように心がけています。たとえ課題が発生しても、グループ会社の知恵を借りたり、外部の専門家と協力したりして、代替策を提案できるようになりました。
スポーツイベントは共創型へ。新しいアクティベーションを目指して
スポーツを通じた社会の発展が実現するまでのフロー

環境省は、気候変動とスポーツの密接な関係を重視し、脱炭素化に取り組む団体や企業を支援する動きを本格化させました。スポーツイベントは今、大きな転換期を迎えています。

Nさん
スポーツイベントのトレンドは、持続可能性を意識した共創型に変わりつつあります。この変化に合わせて、イベントのテーマだけでなく資材や参加者への配布物も、環境負荷の少ないものの選択が求められていると感じます。
実際に、環境問題とリサイクルをゲーム感覚で学べるレクリエーションが開発されるなど、資源循環とスポーツのあり方を包括的に伝える取り組みが始まっています。
ただ、こうした共創型の取り組みを加速させるためには、スポーツそのものが市場価値を持つことが欠かせません。しかし、スポーツをビジネスとして成功させるには、課題もあると言います。
ただ、こうした共創型の取り組みを加速させるためには、スポーツそのものが市場価値を持つことが欠かせません。しかし、スポーツをビジネスとして成功させるには、課題もあると言います。

Yさん
一部では、スポーツに取り組む姿勢をお金と結びつけることに、抵抗を感じる考え方もあります。しかし、競技の純粋性を損なわずに、スポーツ全体の価値を高める方法は必ずあると思っています。
例えば、「このスポーツを応援しています」と宣言するための命名権や、ロゴやマスコットの商標権をうまく活用することで新たな収益源につながるでしょう。その収益によって、トレーニング環境や支援体制が強化され、スポーツ選手はより高いパフォーマンスを発揮できます。その結果、選手へのリスペクトがさらに深まり、ポジティブな経済循環が生まれるはずです。
例えば、「このスポーツを応援しています」と宣言するための命名権や、ロゴやマスコットの商標権をうまく活用することで新たな収益源につながるでしょう。その収益によって、トレーニング環境や支援体制が強化され、スポーツ選手はより高いパフォーマンスを発揮できます。その結果、選手へのリスペクトがさらに深まり、ポジティブな経済循環が生まれるはずです。
新たな挑戦が切り開く、スポーツビジネスのこれから
現在、消費スタイルは「モノ消費」から「コト消費」、そして「トキ消費」へと変化しています。「トキ消費」とは、その瞬間だけの特別な体験、つまりイベントやリアルタイムでの体験です。博報堂DYスポーツマーケティングが見据える先には、この変化を生かしたスポーツ業界全体の活性化があります。

Nさん
体験を重視したスポーツイベントの価値は、ますます高まるでしょう。当社としてはこれからも、スポーツ団体とスポンサー企業の双方にメリットのある提案を続けて、スポーツ業界をけん引する存在でありたいと考えています。さらに、チケットの販売プロセスの改善やNFTなどの新しい技術を活用して、ビジネスの幅を広げながらスポーツ業界全体を盛り上げていきます。
幼少期からスポーツに親しんできた2人。これから挑戦したいことを聞くと、少し照れながらも夢を語ってくれました。


Yさん
幼少期には格闘技にのめりこみ、学生時代にはワンダーフォーゲル部に所属して、スポーツを満喫してきました。スポーツを通じて感じた喜びやワクワクを、もっと多くの人に広めるのが、私の夢です。中学校や高校の部活動では記録や成績が重視されがちですが、ただ楽しむことも大切ですよね。「できる・できない」「勝ち・負け」ではなく、純粋に身体を動かす楽しさを伝えられたら嬉しいです。

Nさん
入社当初から、スポーツと環境の関わりに強い関心がありました。山や海など自然を舞台にしたスポーツは、環境破壊の影響を受けやすく、そこには多くの課題が存在しています。サステナビリティへの意識が高まっている今なら、これまで実現が難しかったことも、可能になるかもしれません。培ってきた経験を生かして、新たな企画を生み出したいと考えています。
スポーツイベントの軸が共創型へとシフトする中で、若い世代から高齢者まで幅広い訴求力を持つスポーツの力は、ますます期待されています。スポーツをビジネスとして成功させるには挑戦を伴いますが、その価値を高める方法はきっとある。スポーツビジネスの未来は、若き担い手たちによって切り開かれていくでしょう。
会社紹介 | 博報堂DYグループ。スポーツ関連のライセンスを活用した商品化や、最新テクノロジーを取り入れたイベントプロデュース、アスリートのマネジメントに至るまで、幅広い事業を展開。 |
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仕事内容 | スポーツイベントの企画から運営までを担当。スポーツ団体やスポンサー企業との調整役を担い、それぞれのビジョンやニーズを把握しながら最適な戦略を立案し、プロジェクトを進行する。 |
仕事のやりがい | 企業やスポーツ団体と連携して、スポーツイベントに新しい価値を生み出すことにやりがいを感じる。また、さまざまな規模や競技のイベントの企画・運営に携わる中で、多様なニーズに応えられることも魅力。 |
今後の目標 | スポーツを「楽しさと魅力を感じられるもの」として広めることが目標。記録や成績に偏らず、純粋に楽しさを感じられるスポーツの魅力を伝えていきたい。また、環境問題に対応しつつ、持続可能な未来を築くための新たなスポーツビジネスのトレンドを生み出したい。 |
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