日本のアート市場は約2,100億円。ネット上での取引が増加
文化庁に委託された一般社団法人「アート東京」の調査によると、2021年の国内のアート市場は2,186億円。アメリカの3兆円超、イギリスの約1兆4,000億円、中国の約1兆2,600億円と比べて小さい。アートの購入経路はこれまで、ギャラリーや百貨店、アートフェアなどが中心で、一部の愛好家の間で取引されていたためだ。
それがデジタル化により、様変わりしそうだ。ネット上で作品や作家を知ってもらい、取引するサイトが増えている。購入だけでなく、少額取引を可能にする共同所有(シェアリング)や毎月一定額を支払うサブスクリプションなどのサービスが次々と生まれているほか、ネットギャラリーも増えている。