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保育実習で使える!
簡単にできる工作紹介

世界に1つ!
自分だけの箱を作ろう


材料
- 色画用紙 1枚
- セロハンテープ
紙にさわり、折って形を作る楽しさを知る
お道具箱にして区分けの意識や自分の物を大切にする心を養う
立ててミニシアターや水族館にするなどアレンジを考える
1.色紙に折り線の印を
つけていきます
まず、色画用紙のタテ、ヨコすべてに6cm程度の幅で折り線の目安にするための線を引きます。タテ、ヨコ両方の外側の幅が箱の高さになります。
底の浅い箱ならば、外側の幅を小さめに、深い箱ならば多めに幅を取ります。
子どもたちと作る際には、きっちりと測らなくても目分量で構いません。ただし、タテとヨコの幅をキチンと揃えておかないと、後で折り込むときに一苦労することになります。

線を引き終わりましたら、色画用紙の4隅の正方形部分それぞれに斜めの点線を引きます(※内側に折り込むときの目安となる線です)。
4隅の正方形それぞれに線を引き終わりましたら、箱を組み立てることをイメージしつつ箱の側面となるタテとヨコの線に沿って、色画用紙を折ってみましょう。


一度にたくさん作る場合には、方眼紙で型紙を作っておくと便利です。
色画用紙と同じサイズの方眼入りの工作用紙に、底・深さのサイズを決め、4つ角の正方形になる部分に、対角線上にサイズごとに穴を空けます。サイズを選び穴から色画用紙に点を印し、その点を結べばいちいち幅を測らずに済みます。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
2.裏返して直線の上を
山折りにします

タテとヨコの外側の線を折りますと、当然、4隅の角部分が余ります。そこで4隅の正方形の両辺の線、そして中央に引いた斜めの点線に沿って、山折り、谷折りを何度か繰り返し、折り込む際のクセを付けておきます
(※指導者が説明に使う場合、あらかじめ先のとがった硬いもの等で色画用紙の折り込む線、点線部分を軽くなぞっておきますと、スムーズに線に沿って折り込むことができます)。

色画用紙に折り込みのクセがつきましたら、そのまま写真のように谷に折り返します。

斜めの点線を山折りするときは、両端の2つの辺をぴったり合わせるように折ると、うまくいきますよ。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生

箱の底は、角を山折りにせず、正方形の一辺をハサミで切って、テープで留めてもいいでしょう。こちらのほうが難しくありません。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生
3.テープで角をとめます
箱の角は、箱の外側と、内側に折りこんだ三角の部分の2カ所を、テープで留めます。テープの長さは箱の高さよりもちょっと短めがオススメです。

テープは、先にお手本となる1本目を机のはじに留めておき、その長さに合わせてどんどん切っていけば効率がよいですね。


内側をテープで留めるときは、箱を立てると貼りやすくなります。
ミセス・サリヴァン 美術講師
丹内友香子先生

完成!
同じサイズの色画用紙でも、高さを1cm低くすると箱のふたになります。
箱は制作物の基本。一度作り方を覚えると、子どもたちはサイズ違いで好きなように作っていくようになります。
プレゼントやお道具の容れ物、縦にしてミニシアターや水族館にするなどアレンジも豊富。
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第1回