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保育実習で使える!
簡単にできる工作紹介

もんでもんでヒヨコ


材料
- 色画用紙
- モール
- 目玉シール
- 手芸用綿
- 割り箸
- マスキングテープ
- タコ糸
- えんぴつ
- 黒マジック
- 木工用ボンド
- セロテープ
- はさみ
- カーボン紙
紙をくしゃくしゃにする感覚を楽しむ。目や羽をつけたり、描いたりする。
先生が描いたヒヨコの手本を見ながら、自分なりに形を描く。
1.色画用紙をもんで柔らかくします
くしゃくしゃにします。おにぎりのようにギュッと握って、広げてまた握って……と繰り返すと、折り目がたくさんついて画用紙がしなやかになります

2.ヒヨコの形を2枚の紙に写します
1を半分に折り、カーボン紙をはさんで(黒い面が下)、ヒヨコの形を最初はえんぴつ、次にボールペンでしっかりなぞります。

カーボン紙をはずすと、同じヒヨコの形が2枚、描かれています(くしゃくしゃにしてから線を描くのが難しい場合は、先にヒヨコの形を書いてからもんでもOK!)


後で綿を入れるので、全体的に太めのヒヨコにします。とくに首は太く描いておきましょう。
イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生
3.ヒヨコの形に切ります

線にそってはさみで切ります。2枚のヒヨコになりました。別の色画用紙でくちばしと羽を作ります。

くちばしと羽は先生が何種類か作っておいて、子どもたちに選んでもらってもいいでしょう。
イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生
4.くちばしと足をつけます

内側に、くちばしをのりづけし、12cmくらいの長さに切ったモール(足)をセロテープで留めます。

このときモールをちょっと折っておくと、抜けにくくなります。
日本デザイン福祉専門学校 保育こどもデザイン学科 准教授
宮野由紀子先生
5.タコ糸をつけます
4に、70cmの長さに切ったタコ糸をセロテープで留めます。このとき、糸の端を玉結びしておくと抜けにくくなります。全体の重心を見ながら糸の位置を決めましょう。ヒヨコの頭の後ろのほうにつけるとバランス良く仕上がります。


あとで2枚を貼り合わせるため縁にボンドをつけるので、かからないようにセロテープは縦に貼ります。
イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生
6.2枚を貼り合わせます
頭の後ろだけ空けて、ぐるっと縁にボンドをつけ、2枚のヒヨコを貼り合わせます。タコ糸、モール、くちばしの上にもしっかりボンドをつけましょう。

7.卵のから、持ち手を作ります
ボンドが乾くのを待つ間に白画用紙を2枚重ね、卵形に切ります。それをギザギザにカットして「割れた卵のから」に見立てます。

割り箸にマスキングテープを巻いて飾ります。


フリーハンドでギザギザに切るのは難しいので、先生が線を引いてあげます
イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生

いろいろなマスキングテープで飾った割り箸をあらかじめ用意しておいて、子どもたちに好きな物を選んでもらってもいいでしょう。
イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生
8.卵をタコ糸につけます

セロテープでタコ糸を留めてから、全面にのりをつけ、タコ糸をはさんで2枚を合わせます。
9.綿を入れます
6のボンドが乾いたら、空けてある頭の後ろから少しずつ綿を入れます。

頭の後ろもボンドで貼り合わせます。


綿は多すぎないほうがふわふわと手触りがいいので、ほどほどに!
イラストレーター・日本デザイン福祉専門学校非常勤准教授
矢田部葉子先生
10.目と羽をつける
目玉シール、羽をボンドでつけ、モールの先を折って足にします。長すぎるようなら切ります。

11.割り箸にタコ糸を巻いてできあがり
割り箸の先1/4くらいの位置にタコ糸を巻き、固結びします。

結び目はボンドで固めます。この作業は先生がします。


完成!
画用紙と思えないほど柔らかく、綿がふわふわで手触り抜群のできあがりとなりました。羽は、別の色画用紙をくしゃくしゃにして手でちぎって形にしてもかわいくなります。
アレンジ
クリスマスツリーの土台にして、飾りを色紙でさまざまに作るのも楽しいですね。

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第1回