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先輩保育士さんの就活体験記

※プロフィールは取材当時

K.M.さん保育士歴4年目

中央出版(株)【アイン保育園】
卒業年 2020年卒(保育士養成校:4年制大学)
就職活動期間 9カ月(3年生の10月~4年生の6月)
活動情報
  • 保育実習:3件
  • 施設実習:1件
  • 幼稚園実習:2件
  • 健康保育実習:3件
  • 説明会:8件
  • 園見学:10件
  • エントリー:1件

私の就活スケジュール

就職活動スタート:合同説明会への参加大学3年生10月~
  • 幼い頃から夢だった保育士。就職活動は多様な業界・業種を知り、視野を広げる絶好の機会と考えた。
  • 当初は保育職だけに絞らず、ブライダル業界や旅行業界なども含めて情報収集をしていた。
  • 友人と一緒に、複数の業界の合同説明会に参加。比較検討の中で、やはり人と関わる仕事に就きたいと考えるように。
就職活動準備:園見学への参加大学3年生12月~
  • のちに内定先となった園の見学へ(法人内の複数の園を見るため、3年生冬と4年生春にも見学を重ねている)。子どもたちはもちろん、職員が働く姿からも雰囲気のいい園であることが伝わってきた。
  • 運営母体である企業の安定感や、保育士として学び続けられる研修制度の有無も確認。ぜひここに就職したいと考えた。
就職活動準備:保育職に進路を絞る大学4年生3月~
  • 半年弱をかけてさまざまな会社を調べた結果、やはり保育士をめざそうと決意。説明会でも保育園の話を聞いているときが一番楽しく、この分野を極めたいと確信を得られた。
  • 学童でのアルバイト、保育園でのボランティア、各種実習などで培ってきた経験も含めて考慮した結果、「よりよい環境構成の実現を重視したい」という軸が固まってきた。
就職活動準備:選考対策大学4年生4月~
  • 「2人の知人に自分のいいところを書いてもらう」という他己分析のような課題があったため、高校時代と大学時代の恩師に依頼。素敵な言葉を頂き、幸せな気持ちに。
  • 大学での面接練習に申し込み、志望理由の伝え方などを相談。自分の考えを的確に言語化することにつながった。
  • 上記の面接練習を経て考えをまとめ、履歴書の作成は自力で行った。
選考スタート大学4年生5月~
  • 本番の面接は1対1での実施。最初は少し緊張していたが、園見学やボランティアの際にお会いしたことがある方だったので、安心感を持って臨めた。
  • 和やかな雰囲気の中、事前準備の成果もあって、保育への思いやこの園を選んだ理由をしっかりと伝えることができた。
内定承諾大学4年生6月
  • 第一志望の法人から内定の連絡を頂き、ホッと一安心。すぐに家族へ知らせた。
  • 満足感あるかたちで、就職活動を完走することができた。

Q1

就職活動準備で工夫していたこと

就職活動は、いろいろな法人や園の考えを知ることができる素晴らしいチャンス。そう考えて楽しみながら情報収集する姿勢が、非常に大切だったと思います。ただし、「どこを見て何を感じたんだっけ?」と後から混乱しないよう、情報管理には気を付けました。私の場合は、合同説明会の資料として配られる園の一覧表をスマートフォンのスクリーンショットで記録し、デジタル上で線を引いたり印を付けたりすることで、効率的に状況を把握することができました。

Q2

就職活動の中で大変だと感じたこと

説明会や園見学に数多く参加しましたが、学業やアルバイトなども同時並行で進めなければならないので、スケジュール管理が一番大変でした。もともとはスマートフォンを使って管理していたのですが、就職活動の場で取り出すことには抵抗がありました。「マナー違反に思われていないかな?」と不安になるくらいなら…と考え、思い切って紙のスケジュール帳を導入。日程確認の際などにも、志望先で堂々と振る舞えました。

Q3

「もっとこうすればよかった」と思うこと

私はもともと、相手の話を聞きながら思考を巡らせるタイプ。就職活動でも、説明会などで志望先の話を聞くと同時に、「こういうところが素敵だな」「自分の性格に合っていそう」などと考えながらメモしていました。それ自体はよかったのですが、その場での判断が中心となり、振り返りの時間をほとんど取らなかったことは反省点。就職活動では数多くの情報を総合的に判断する必要があるため、じっくりと検討する機会も設けられたらよかったと思います。

Q4

就職活動で印象に残っていること

自己PRや志望動機を作成したり、多様な園の在り方を学んだりする中で、自分自身を見つめ直せたことが印象的です。「私の強みは何だろう?」「何に一番興味を持てそうかな?」とあらためて考える機会は、今までの学生生活ではあまりなかったように思います。人と関わる仕事が好きであることを再確認し、めざす保育士像も明確になったという意味で、就職活動は重要なプロセスでした。自分を知ることは、その後の成長にもつながると思います

Q5

保育士をめざす学生へのメッセージ

自分の目で見る、自分の耳で話を聞くことを大切にしてください。「〇〇園がよかった/悪かった」という口コミには話し手の価値観が反映されてしまうので、自分にも当てはまるとは限りません。また、実際に園見学などへ訪れたときは、「なぜこの環境を整えているのですか?」「なぜこうした配慮が必要なのでしょう?」など保育を深掘りする質問を。その回答に共感できるかどうかが、自分にマッチした職場を判断する上で大切なポイントになると思います。

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