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先輩保育士さんの就活体験記


Y.B.さん保育士歴2年目
中央出版(株)【アイン保育園】卒業年 | 2022年卒(保育士養成校:4年制大学) |
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就職活動期間 | 1年2カ月(3年生の10月~4年生の11月) |
活動情報 |
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私の就活スケジュール
- 中学時代の職業体験をきっかけに、幼稚園教諭をめざすようになった。
- 心配性な性格もあり、3年生の夏休み明け頃から就職活動を意識し、早めに動き出した。
- まずはインターネットで情報収集。「幼稚園 〇〇(地域名)」などのキーワードで検索していったが、なかなかピンとくるところがなく、就職活動がはかどらないことに焦りを感じていた。
- いきなり情報を集めてもうまくいかないと感じ、自分の保育観を固める作業を優先する方針に変更。
- 実習などでの経験を振り返り、「自分が何を、どのような観点からよい/嫌だと感じたのか?」をノートに書き出した。キーワードとして浮かび上がってきたのは、子どもの尊重。言葉にすることで、どのような園に行きたいかが次第に整理されていった。
- それと同時に、0歳児から子どもたちの生活を支え、一貫したサポートで自立を促せる保育園の良さを強く感じるようになり、志望先として検討することにした。
- 最後の実習が終わり、やはり自分には保育園がマッチしていると判断。就職フェアに何度か参加し、地元の保育園に関する情報を集めていった。
- 数多くの保育園の中から、「いいな」と感じた14園を見学。さらに絞り込み、そのうち3園で保育体験をさせてもらった。
- 実際の保育現場に入ることで、自分のやりたいことがさらに明確化。モンテッソーリ教育の実践法、そして先生方が日々学びながら保育に当たっていることに魅力を感じ、第一志望の園を決定した。
- 選考に向けて、大学で実施されていた面接練習に参加。
- 事前の下調べや自己分析に十分に時間をかけてきたので、聞かれた質問にはしっかりと回答することができた。担当の先生からも「思いが伝わってくる」と評価されて、うれしい気持ちに。
- 保育への熱意を胸に、第一志望の園の面接に臨んだ。
- 緊張はしたけれど、話しやすい雰囲気をつくってもらえた印象。あらかじめ園見学や保育体験に行っていたので、志望度の高さは面接官にも自然に伝わったようだった。
- 無事、第一志望の園から内定の連絡を頂いた。
- 大きな安心感と喜びに包まれ、就職活動を完結できた。
Q1
就職活動準備で工夫していたこと
自分の中にある理想の保育観、そして働く上での条件を明確にしておくことが大切だったと思います。3年生のうちに自己分析に取り組んだことで、4年生になってから的確に志望園を絞り込むことができました。また、インターネットでの情報収集に頼り過ぎない点もポイント。園見学はもちろん保育体験にも参加することで、先生方の子どもへの関わり方をじっくりと見たり、疑問に感じたことを質問したりする機会が得られました。
Q2
就職活動の中で大変だと感じたこと
特に自分の保育観が固まってくるまでは、「どの園も素敵だな」と感じるばかりで取捨選択できないことが多かったです。こうして選択肢が多過ぎて焦っている時期が、精神的には一番大変だったような気がします。就職活動は期限があるものですが、だからといって自分が納得できていない園で働くことは避けたいですよね。「友達もまだ動いていないから…」といった理由で油断せず、早め早めに動き出すことがお勧めです。
Q3
「もっとこうすればよかった」と思うこと
保育園などでアルバイトやボランティアをしている友達を見て、自分も余裕がある時期にやっておけばよかったな…と感じたことはあります。実際、こうしたつながりから志望先を決めるケースも多いようでした。また、就職フェアや園見学に参加するなど、能動的に動き出すタイミングが少し遅かったかもしれません。スケジュール的に駆け足になってしまったという反省もあり、3年生からこうした部分にも取り組めたらよかったと思います。
Q4
就職活動で印象に残っていること
就職活動ではさまざまな園との出合いがあり、多様な保育観を知ることができました。これは学校での勉強とはまた違う種類の学びであり、今の自分につながっていると思います。比較検討を重ねる中で、心の底から「この園で働きたい」と思える職場にたどり着けた感覚です。私は入職して2年目ですが、園の考え方や雰囲気をしっかりと事前に確認していたこともあり、実際に働いてみてからも「ここに就職してよかった」と思える場面がたくさんあります。
Q5
保育士をめざす学生へのメッセージ
たくさんの園があって、迷うこともあるかもしれません。それでも諦めず、自分と向き合い続けてほしいと思います。特に、園見学や保育体験の場でたくさん質問をすることで、必要な判断材料が得られるはずです。保育士は、毎日子どもたちからたくさんの「宝物」をもらえる、本当に素敵な仕事。私も毎日、幸せな気持ちになっているので、ぜひ後輩の皆さんにも頑張ってもらいたいです。
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