• TOP
  • 学ぶ
  • 先輩保育士さんの就活体験記

学ぶ
learn

先輩保育士さんの就活体験記

※プロフィールは取材当時

岩崎 佑香さん保育士歴4年

(株)学研ココファン・ナーサリー
卒業年 2019年卒(保育士養成校以外の学校:4年制大学)
就職活動期間 10カ月(3年生の7月~4年生の4月)
活動情報
  • 幼稚園実習:1件
  • 説明会:15件
  • 園見学:2件
  • インターンシップ:3件
  • エントリー:3件(一般職は20件程度)

私の就活スケジュール

就職活動以前高校生時代
  • 高校生のときから保育士をめざしていたが、より幅広い領域を学びたいと考え、保育士養成学校ではない大学(教育系)に進学した。
  • 学校のカリキュラムで小学校・幼稚園教諭の資格を取得しつつ、保育士国家試験も受験。大学3年生のうちに合格を果たした。
就職活動スタート:インターンシップ参加大学3年生7月~
  • 基本的には夢だった保育士としての就職を想定していたが、保育以外の勉強もする中で、一般企業でキャリアを積むことにも可能性を感じていた。
  • ゼミの先生の勧めもあり、ホテルウェディング業界や金融業界など、幅広い一般企業について知るためにインターンシップに参加。
  • 同時に、保育系の就職フェアにも積極的に参加した。その中で第一志望となる保育園とも出合っている。
就職活動準備:説明会参加大学3年生冬~
  • やはり自分は、子どもに関する仕事に就きたいと心が固まってきた。保育園に加え、子ども関連の事業を運営する一般企業に焦点を絞り、個別の説明会へ数多く参加した。
  • 特に保育園では、保育士としてキャリアをスタートした後、他の職種に社内でキャリアチェンジできるような法人を探した。
就職活動準備:選考対策大学3年生3月~
  • 結果的に、一般企業は約20法人、保育園は3法人にエントリー。
  • 一般企業対策としてSPIなどに取り組むと同時に、各法人の情報をまとめたり、面接で伝えたいことを文章にまとめたりしていった。一般企業を含めて多様なキャリアを想定していたため、軸がぶれていると思われないよう「なぜここで働きたいのか」を明確に伝えることを強く意識した。
選考スタート大学4年生4月~
  • 園見学時の雰囲気が非常によかったこと、キャリアチェンジできる可能性があることなどを踏まえて、第一志望の保育園が心に決まった。
  • エントリーした法人の多くが、この時期に選考をスタート。
  • Gakkenほいくえんの面接は、一般企業と異なり、1対1で自分自身をじっくりと深掘りしてもらえるようなスタイルで新鮮だった。
内定承諾大学4年生4月下旬
  • Gakkenほいくえんから内定の連絡を頂き、就職活動を終了。他にも内定していた/選考中の法人はあったが、志望度の高さから迷うことはなかった。
内定後大学4年生7~8月
  • 大学で幼稚園実習には参加したが、乳児と関わる機会はなかったので、近所の区立保育園で短期アルバイトをすることに。1歳児クラスの補助に入り、保育の経験を積んだ。

Q1

保育職と一般職、両軸で就職活動をして感じたこと

社会には想像以上にたくさんの業界、そして企業が存在していることを、肌で知ることができました。保育職と一般職を比較したことで「子どもに関わる仕事がしたい」という思いが浮き彫りになった気がします。一方で、同じようなスタイルで就職活動をしている人が少ないため、周囲に相談したり、情報共有し合ったりする機会がなく、自分で判断し進めていく難しさを感じました。

Q2

就職活動準備で工夫していたこと

一般企業だけでなく保育園に関しても、母体になる法人のことをしっかりと調べました。雰囲気だけで判断せず、体制、沿革、事業内容といった点も具体的に把握することが、納得感ある就職活動につながると思います。私の場合は、マイナビ保育の公式サイトを大いに活用しました。各園の企業情報がきれいにまとまっているので、全体像が理解しやすかったです。

Q3

就職活動の中で大変だと感じたこと

スケジュール管理です。特に3年生の終わりから4年生の4月にかけては、説明会や選考の日程が集中していてとても大変だった記憶があります。1日に2件以上の説明会が入ってしまうこともあり、移動時間も含めて予定を把握し、遅刻のないように行動し続けることに苦労しました。

Q4

「もっとこうすればよかった」と思うこと

社会人になってから振り返って考えてみると、いろいろ見たと自分では思っていても、先入観やイメージで選択していた部分があったかもしれません。とはいえ、結果的に自分にマッチした法人と出合えたので、後悔はないです。

Q5

就職活動で印象に残っていること

これまでの学生生活では、「私はどういう人間?」「これから何をしたいと考えている?」といったことを、あらためて言語化する機会はなかったように思います。就職活動という貴重な体験を通して、自分を再発見できたような感覚です。とはいえ、その道中ではストレスを感じることも。私は週末のアルバイトがリフレッシュになったので、続けていてよかったです。

Q6

保育士をめざす学生へのメッセージ

就職活動中は、自分が進もうとする道が正しいかどうか不安になるもの。手札があればあるほど迷いは大きくなりますが、大切なのは、自分の決断に自信を持てるように行動することだと思います。自分で調べたことはもちろん、説明会や園見学で得た直感も大切にしながら、ここで働きたいと思える職場を探しましょう。就職後も「あのときの決断は正しかった」と思えるように、多くの法人との出合いを大切にしながら就職活動に励んでみてください。

その他の記事

記事一覧