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先輩保育士さんの就活体験記


小城 澄恵さん保育士歴2年目
学校法人三幸学園卒業年 | 2023年卒(保育士養成校:4年制大学) |
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就職活動期間 | 6カ月(4年生の4月~9月) |
活動情報 |
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私の就活スケジュール
- まずはマイナビなどを活用し、オンラインで幼稚園・保育園の情報を集めた。入社直後だけでなく、中長期のキャリアアップの記事なども掲載されている点が参考になった。
- 地方の大学に通っていたが、より待遇が安定している環境を求めて、就職先としては都内エリアを希望することに。
- 保育の質や環境、保育士としてのやりがいも重視したいと考えながら情報収集。社会福祉法人や学校法人に絞ってリサーチを続けた。
- 学校の掲示物やインターネットを見て、就職フェアに友人と一緒に参加。たくさんの園から話を聞くことができたが、なかなかピンとくる園は見つからなかった。
- 「個々の園情報を深掘りしていきたい」と感じていた頃に、知り合いから三幸学園のことを聞き、チェックしてみることに。子ども一人ひとりに寄り添うという保育理念に共感でき、その他の要素についても自分の希望に一致している点が多いと感じた。
- 幼稚園実習を終え、就職活動に本腰を入れた時期。複数の実習での経験を通して、自分は幼稚園教諭より保育士として働く方が合っていると方針が固まった。
- 数カ月前から気になっていた、三幸学園の園見学に参加。保育の実践法が参考になったことはもちろん、先生方が明るくあいさつしてくださるなど園内の雰囲気がよかった点が印象的。こちらから質問できる時間もあり、ICT化が進んでいることなどがよく分かった。業務負担に関する不安も和らぎ、見学したその日にエントリーを決意。
- 園見学と並行して、希望者向けに提供されていた大学の就職活動対策講座に参加。
- 自己PRを作成したり、面接練習を行ったりする内容で、しっかりと準備することが「ベストを尽くせた」という安心感につながった。
- 志望先の選考は1対2の面接。志望理由や学生時代に頑張ったことなどをPRした。
- 面接は終始和やかな雰囲気。ほどよい緊張感の中で、自分の思いを素直に伝えることができた。
- 第一志望の法人から、電話で内定の連絡を頂く。
- 「よかった!」と心から満足した思いで、就職活動に幕を下ろすことができた。
Q1
就職活動準備で工夫していたこと
先々を見通して、計画性を持つことが何よりも大事だと思います。保育業界は他業界に比べて就職活動を始める時期が遅めで、油断していると卒業間際まで就職先が決まらない可能性もあります。私は「短期集中で自分にとってベストの就職先を探す!」と心に決めていたので、実習が一区切りした夏の期間を使い、うまくペース配分ができたと思います。結果的に9月には内定先が決まり、残り半年間の貴重な学生生活を謳歌することができました。
Q2
就職活動の中で大変だと感じたこと
自己PRを書くことが大変でした。私が学生時代を過ごした時期は、ちょうどコロナ禍。さまざまな活動に制限があり、自分のイメージしていた大学生活とは違う過ごし方だったので「そもそも何をPRすればいいのだろう?」と悩みました。最終的には、長く続けていたレストランのアルバイトでバイトリーダーを務めた話題を通して、継続力があることが強みだと伝えることにしました。
Q3
「もっとこうすればよかった」と思うこと
自分の中で「やり切った」という気持ちがあるので後悔はまったくありませんが、もう少し多く園見学に行っておいてもよかったとは思います。性格的に「これだ!」と思ったらそれに一直線なタイプで、今回はそれが吉と出たわけですが、フラットな目線で比較検討を重ねることでさらに視野が広がったかもしれません。保育園に限らず、幼稚園やこども園を含めていろいろなタイプの園を見学できるとより理想的だと思います。
Q4
就職活動で印象に残っていること
大学4年の4月から就職活動を始めましたが、ちょうど大学からも就職関連の発信が増える時期だったので、必要な情報を効率的に入手できてよかったです。例えば、園見学の日に急遽面接が行われ、じっくりと検討しないまま内定先を決めてしまうようなケースも少なくないなど、就職活動における注意点を教えてもらいました。先にある程度の知識を身に付けたからこそ、安心して取り組むことができたと思います。
Q5
保育士をめざす学生へのメッセージ
保育業界について、人手不足や残業過多などネガティブなことを耳にすることがあるかもしれません。しかし、そうしたイメージだけで保育士を諦めるのは、もったいないと思います。インターネットで調べるだけでなく、実際に園へ足を運び、自分の目で働く環境を見極めてください。プライベートを充実させながら仕事にも打ち込める職場が、きっと見つかるはずです。自分が納得できるまで諦めないことが肝心です。
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