
自己PRかんたん作成術
すべての体育会系学生が
自己PRで生かせるキーワード
勝負の世界に身を置いてきた体育会系の学生は、常に結果を求められながら努力を続けています。目標を達成するために心身を鍛え、さまざまなチャレンジを続けてきた人が多くいるでしょう。「打倒〇〇」「大学最後の大会で優勝する」などの目標を掲げ、高い向上心を持って厳しい練習に耐えてきたはず。実は、こうした経験やそこから得たメンタリティーは、ビジネスにおいても生かせるシーンが多いのです。ぜひ具体的にアピールして、就職活動を有利に進めてください。
自己PRで生かせるキーワードを一挙公開!

上下関係を大切にし、礼節を重視する体育会系の学生たち。集中力と冷静さを併せ持ち、簡単に投げ出さない打たれ強さもあるようです。ここではエントリーシートや面接時にアピールしたい、キラーワードを一挙ご紹介!
キーワード一覧
- 礼儀正しさ
- 体育会系の厳しい上下関係を通して、身に付くのが礼儀作法。相手の目を見て気持ちのいいあいさつができるほか、相手への敬意を自然と表すことができるでしょう。
- 責任感
- 基本的に、勝ちにこだわるのがスポーツの世界。そのためにやるべきことに全力で取り組んできたため、自身の役割を把握した上で、他責せず物事をやり遂げられる力があるはずです。
- 集中力
- ベストなパフォーマンスを発揮するために必要な力。ここぞというときに集中できるのは、体育会系学生の大きなメリットです。「精神力」や「注意力」も類似キーワード。
- 冷静さ
- 体育会系は熱いイメージを持たれがちですが、勝負の世界では冷静さが必要不可欠。相手の先を読んで行動したり、現状を客観的に分析したりする能力は大きな強みです。
- 向上心
- 「リーグ制覇」など高い目標を持ち、常に上を目指して努力してきた体育会系の学生たち。「自分を高めるためにどうすべきか」を考えて、主体的に行動できる力が備わっているはず。
- 計画性
- スポーツの世界では、試合でベストなパフォーマンスができるよう、計画を立てて練習に取り組むことが大事。そのため、目標から逆算して、今何をすべきかを考える力が養われています。
- チャレンジ精神
- たとえ自分より格上の相手だとしても、果敢に向かっていくのがアスリート。試合だけでなく、新しい練習方法にトライするなど、多くのチャレンジを重ねてきたはずです。
- 几帳面さ
- 日々、選手の体調や能力をデータ化するほか、備品や練習試合の日程調整といった細やかな作業を通して手に入れられるスキル。特にマネージャー経験がある人は、ぜひアピールしましょう。
- 打たれ強さ
- 結果が出なかったり壁にぶつかったりしても、何度もチャレンジする不屈の精神を持つのが真のアスリート。「へこたれない」「諦めない」「タフさ」なども、類似キーワードとして使えます。
- 行動力
- 自分や仲間が立てた作戦を実際の試合で試すなど、常に新しいことに挑戦してきたはず。「フットワークが軽い」「実行力」「自主的に動ける」などの言葉でもアピールできます。
- 臨機応変さ
- 試合中に作戦通りにいかなくなったら、状況に応じた最善策を取ることが必要不可欠。一つの方法に固執せず、柔軟に対応できる臨機応変さは、アピールすべき資質です。
- 目標へのコミット力
- 短期、長期問わず目標を立てて、それに向かって積極的に行動する力のこと。タイムや試合での勝利などの目標に向かって頑張ってきた経験が、コミット力につながっていきます。
キーワードを使った自己PRの例文紹介
Case1
- [責任感]を使った例文
- 私の長所は、責任感が強いところです。
- 大学時代はバレーボール部の部長をしていたのですが、厳しすぎたせいか着任当初は孤立してしまい、挫けそうになったこともありました。しかし部長としてチームを一つにまとめなくてはならないと思い、部員と向き合う方法を常に考え実践しました。
- 常に明るく振る舞ったり、注意の仕方を改善したりと、チームの雰囲気が良くなるよう注力しました。その結果、夏の大会で初めて関東大会に出場でき、投げ出さずに頑張ることの大切さを実感できました。
- 入社後は、受験に挑む子どもたちに対して責任感を持って向き合います。そして困難な局面でも投げ出さずに、任された役目を全うできるように頑張りたいと思います。
Case2
- [向上心]を使った例文
- 私には、たとえ高望みに思える目標にもチャレンジし、達成しようという向上心があります。
- 中学時代からテニス一筋だったものの、当時は団体戦メンバーにも選ばれずにいつも補欠の私でしたが、レベルの高い相手と対等に試合をしたいという気持ちから、上を目指して頑張ってきました。
- その甲斐あって、高校ではインターハイに出場。大学ではさらなる高みを目指して毎日、部員の誰よりも長い時間練習し、3年生の時に全国大会のベスト8を達成しました。全国大会ではレベルの高い相手と試合ができ、自分の成長にもつながりました。向上心があったからこそ、ここまでたどり着けたと思っています。
- 常に上を見据えて努力する力を生かし、貴社で法人営業として、大きな数字を追い続けたいと思います。
Case3
- [几帳面さ]を使った例文
- 私の強みは、地道にデータを集める几帳面さです。
- その几帳面さは、大学のサッカー部のマネージャー業務で発揮されました。ボールに触った回数やゴール数、誰から誰にパスが通りやすいのかなど、メンバー一人一人の癖や練習姿勢を分析し、その結果を一日も欠かさず毎日練習後にメンバーに共有しました。
- こうした共有は監督やチームメンバーからもとても好評で、チームの課題や解決策を見出すことができました。その結果、リーグ戦で初戦敗退が多かった私たちのチームは順調に勝ち進みベスト8に進出。毎日の分析と共有の積み重ねが、チームの役に立つことを学びました。
- この経験と強みを生かすためには、金融業界が最適だと考えています。貴社のアナリストとして、この几帳面さと分析力を生かして成果を出していきたいです。
Case4
- [行動力]を使った例文
- 私の一番の長所は、行動力です。
- 学生時代、フリスビーとも呼ばれるフライングディスクを使用する「アルティメット」というスポーツのサークルに入部しました。その面白さをより多くの人に知ってもらうため、チラシ配りや体験会の回数を増やすことをサークル内で提案し、例年5人程度だった新入部員を20人に増やすことができました。
- 同時に、単なる同好会に過ぎなかったサークルを、大学公認の部にしようと学生課に交渉を始めました。まだ認められてはいませんが、来年の公認を目指して活動中です。
- このように、目標に向かって行動を起こすのが私のモットーです。個人向けの新規開拓営業は、スピード感を持って多くの見込み顧客にアプローチすることが大切だと考えています。貴社でも持ち前のフットワークを生かし、不動産営業として目標を達成したいです。
Case5
- [臨機応変さ]を使った例文
- 私には臨機応変に対応できる柔軟性があります。
- 大学時代に陸上部に所属し、800mなどの中距離を走っていました。着実にタイムを上げて2年生に進級しましたが、突然監督が変わってしまい、指導方法がそれまでと全く違うものになってしまったのです。
- これまで指摘されることがなかったランニングフォームも変更するように指導を受けました。当初はとまどいましたが、一方で、自分では気づくことができなかった改善点かもしれない、とすぐに思い直し、初心に返って走る姿勢を見直しました。その結果、左右のバランスが取れたランニングフォームを手に入れることができました。
- 陸上部での経験から、どんな状況でも臨機応変に対応することでより良い結果を生み出せることを学びました。貴社でもこれまでの概念にとらわれることのない商品企画に挑戦したいと思っています。クライアントや市場のニーズに応じた商品を、多く世に送り出したいです。