
自己PRかんたん作成術
団体競技経験者が
自己PRで生かせるキーワード
仲間と一緒に同じ目標に向かって、チームワークで結果を追い求めていく団体スポーツ。競技のために体を鍛えるだけでなく、チームプレーの精度を上げるために、人間関係を良好に保つことも重要です。そのため、団体競技の経験者には協調性やコミュニケーション能力が身に付いていることでしょう。また、チームの一員として頑張るうちに、自分の傾向や個性が見えてくるケースが多いようです。団体競技を通じて養ってきた体力と人間力をわかりやすく言語化して、就職活動時のアピールにつなげてみてください。
自己PRで生かせるキーワードを一挙公開!

団体行動によって培われてきた協調性に加えて、仲間と良好な関係を築くためのコミュニケーション能力が養われるチーム競技。会社の一員として協働することが求められる社会人にとって、必要な資質がたくさんあります。
キーワード一覧
- 協調性
- チーム力を高めるためには、メンバーの協調性が欠かせません。それぞれの強みを認め合いながら力を合わせて努力してきた経験は、チームプレーで物事を進める上で強みになります。
- リーダーシップ
- キャプテン経験者なら、仲間を引っ張っていく力が身に付いているはず。類似キーワードは「統率力」「マネジメント力」で、リーダーになれる人間力を備えていることを表現できます。
- ムードメーカー
- 団体競技において、チームのムードづくりはとても重要。試合中に味方チームが諦めモードになったときに、暗い雰囲気を吹き飛ばし、志気を高める力は団体競技だからこそ身に付きます。
- 目配り力
- チームプレーに要求されるのは、それぞれのメンバーの動きを察知して、すぐに対応すること。周囲の動きに目を配り、相手に合わせて動けるスキルは大きな武器になるでしょう。
- 傾聴力
- チーム競技では、同じ方向を向くためにも、仲間の声にしっかり耳を傾けることが大事。話を聞いた上でベストな提案ができた人には、プラスαの力が養われているはず。
- 調整力
- 相性が合わないチームメート同士の仲をとりもったり、監督と選手の間に入ってトラブルを未然に防いだりと、団体競技だからこそ育まれる力。「交渉力」も類似キーワードです。
- 考察力
- 試合において、相手チームの強みや弱点をチェックし、どう攻撃をしていくかの戦術を考える力は必要不可欠。こうした考察力は、個々の動きを追う必要がある団体競技ならではです。
- 団結力
- チームの勝利に向かって、一致団結して取り組むスキルです。同じ思いを共有しながら、共通のゴールを目指して練習を重ねてきた経験は、団結力となって定着しています。
- 育成スキル
- 部活動などでは高学年になると、後輩の指導を任されることが多いでしょう。それぞれの資質を見極めて、その人に合った育成方法を考えて実践した経験は、育成スキルとして身に付いています。
- サポート力
- 団体競技では、勝利のために自分を抑えてチームメートをサポートするシーンが多数。仲間のために、率先してアシストできるスキルがあることを証明できます。
キーワードを使った自己PRの例文紹介
Case1
- [協調性]を使った例文
- 私の強みは、小学校から大学まで続けてきたバスケットボールで培った協調性です。
- バスケットボールは流れがとても重要なスポーツで、チームワークが崩れると一気に点差が開いてしまいます。
- そのため、全員が協力し合うことが大事です。普段からメンバーとよく話をして異なる考えを理解したり、悩みの相談に乗ったり、ときには孤立しがちなメンバーと他のメンバーとの間を取り持ったりと、チーム力向上のために調整役になりました。私の取り組みが影響し、試合でも声を掛け助け合えるチームになりました。
- 入社後も周囲の人々と力を合わせ、みんなが気持ちよく仕事ができるように心を配りたいです。チームプレーでモノづくりを進めていく貴社の施工管理職として、強みを生かして活躍したいと考えています。
Case2
- [リーダーシップ]を使った例文
- 私の長所は、リーダーシップがあるところです。
- 大学時代は、アイスホッケー部に所属。3年生からはキャプテンとしてチームをまとめました。
- 個性的なメンバーが集まっていた私たちのチームをまとめるには、それぞれの言い分を整理する必要がありました。さらに、共通のゴールに向けて同じベクトルを向いてもらうには、やみくもに指示するのではなく小さな目標を立てて一つ一つクリアしていくよう導くことが大切でした。メンバーによっては時間をかけて相談にのることもありました。キャプテンの経験を通してチームをまとめるためのプロセスを学びました。
- まずはプレーヤーとして活躍しながら、若手でも実力次第で管理職登用のチャンスがある貴社で、マネジメントでもいち早く頭角を現していきたいです。
Case3
- [ムードメーカー]を使った例文
- 私は所属していたサッカー部で、自他共に認めるムードメーカーでした。
- サッカーは、1点が非常に重いスポーツ。立て続けに2点取られてしまったときなどは、一気にチームが暗い雰囲気になってしまいますが、そんなときには「まだまだみんな動けているよ。いける、いける!」と率先して笑顔で大声を出すようにしました。すると、私の前向きで明るい声掛けで「そうだよな、頑張ろう!」とチームの士気が上がることを、身をもって実感しました。結果、何度も逆転勝利を果たすことができました。
- 働く中でも、予期せぬトラブルでチームの雰囲気が悪くなることがあるでしょう。貴社の生産管理として事前のリスクヘッジもしながら、どんな状況でも持ち前の明るさを生かし、周囲を鼓舞して良い雰囲気をつくることで製品づくりをサポートしていきたいです。
Case4
- [育成スキル]を使った例文
- 私には、初心者を一から指導する育成力があります。
- 私は小学生の頃からチアリーディングを続けてきました。高校や大学で所属したチアリーディング部には初心者も多く、経験者の私は指導を担当しました。
- 体の硬さやジャンプ力、器用さなどは、人によってさまざまです。それぞれのメンバーに合ったやり方を考え、伝え方も工夫しました。口頭だけでなく、視覚的に伝えることも意識し一緒に体を動かしながら教えると、みんなが納得して実践してくれました。この方法を継続してチーム全体をレベルアップさせることができました。
- 貴社ではインストラクターとして、この育成スキルを生かせると考えています。ゆくゆくは、後輩たちの指導にも携わり、組織全体のスキルの底上げに貢献できれば、と思っています。
Case5
- [サポート力]を使った例文
- 私は、人のサポートをすることが得意です。
- 学生時代は野球に打ち込み、大学では2番バッターとして塁に出た1番バッターを送るバントで活躍しました。
- 自分が送った1番バッターが本塁に帰ってくると、誇らしい気持ちになりました。たとえ自分が長打でランナーを一気に本塁に返すことができなくても、バントで打線をつなげたことに大きな喜びを感じました。縁の下の力持ちとしてチームの力になれる喜びを知り、自分の役割を認識して毎日バント練習を続けました。私は目立った活躍は無くても、チームのために努力することができます。
- この経験は、営業事務として第一線で活躍するメンバーを支え、売上に貢献するといった業務に生かせると思っています。将来的には、チームをまとめるリーダーのサポートもしていきたいです。