
「施設」から「住宅」へ
新たなおもしろさを
実感中
介護職以外に、総合事務職という道があり、幅広い活躍のステージがあることに魅力を感じて入社しました。最初は現場を知るため介護老人保健施設(老健)で介護職を経験し、ご利用者と現場をつなぐ支援相談員を経て総合事務職(現場責任者)へとキャリアチェンジ。5年間、特別養護老人ホーム(特養)の収支やコンプライアンスのマネジメント、予算や決算のとりまとめなどの運営業務に携わりました。
そして2021年4月、ケアハウスに異動。現場責任者というポジションは変わりませんが、事業形態がちがうため仕事内容も大幅に変化し、新鮮なおもしろさを感じています。
ケアハウスは「住宅」であり、介護保険施設(老健や特養など)と違い、施設そのものに介護や看護のサービスは付いていないので、ご入居者の多くは様々な居宅サービスを組み合わせて利用しながら自立した生活を送っておられます。ケアハウスの職員は、ご本人やご家族の要望はもちろん、日中の様子やサービス関係者からの情報をもとに、状態に応じたサービス調整や変更・追加をケアマネージャーに提案することもあります。どのようにすればケアハウスやまびこで自立した生活を送れるか、を考えるためには、ご入居者の24時間をイメージすることがサービス調整において大事だと学びました。またご入居者が過ごしやすい環境を整えることも重要な仕事。館内の状況を自分の目で確認し、必要であればお部屋の電球交換から設備の修理も。数年がかりの大規模な改修工事も専門業者と打合せを行い、いつどの程度の改修にするのか、経営的な目線で法人の収支も考慮しながら判断します。

将来は新施設の
立ち上げ、
新規事業にも
チャレンジしたい!
ご利用者の状況は日々変わるので、毎日が発見。そこから学んだことをサービスに反映させ、次年度の事業計画に盛り込みます。介護職としてご利用者に接したこと、事務職として収支や経費を管理し、コンプライアンスの遵守に努め、行政監査に対応したことなど「あの経験が活きているな!」という感覚があって、今、とても楽しいんですよ。福祉や介護の知識や経験がなく入社しても、こんなふうに活躍できることを学生の皆さんにはぜひ知っていただきたいですね。
ここで高齢者住宅の運営に関する知識をつけ、将来は法人の新規事業にも挑戦してみたいですね。グリーン・ファーム・リハビリテーション®や、内閣府・京都府高齢者共生型まちづくり事業など、先進的なプロジェクトに取り組んでいる当グループ。今後、展開するどのピースにもはまるようスキルと知見を持っておきたい。そのためにも、今経験していることはどれも重要です。
とりあえずの目標は「頼りがいのある大家」(笑)。住宅でありながら、施設の安心感も持っていただけるように。各サービス関係者が気軽に立ち寄り、「そういえばあの方なんだけど…」とお話してくださるような、オープンな空間にしていけたらと思っています。