2人の先輩から知る
総合事務職の仕事

当グループにおける総合事務職は、全体の事業運営に関わります。具体的には、事業計画策定(人員計画、設備計画、収支計画等)及びその遂行、コンプライアンスの遵守等です。その他にも新規事業への参画や管理部門(総務・人事等)で働く等、幅広く活躍できるフィールドがあります。総合事務職を目指して働いている職員は、介護業務の中で総合事務職に必要な視点や、日常の中で発生する課題を解決するために必要となる、医療・介護・福祉サービスの専門的な知識を獲得します。総合事務職としての視点と、専門職としての知識を獲得することによって、患者様、利用者様を総合的に支える力が身につきます。当グループのキャリアデザインは、自分自身で仕事の幅を広げることができるように構築されているため、実績として介護福祉士・介護支援専門員を取得している事務職が活躍しているケースが数多く存在しています。

深井 雄貴

 介護職から事務職へ自分らしいキャリアを実現

総合事務職
介護福祉士

深井 雄貴

ケアハウス『やまびこ』勤務
2010年入社
国際言語学部
国際コミュニケーション学科卒

「施設」から「住宅」へ新たなおもしろさを実感中

「施設」から「住宅」へ
新たなおもしろさを
実感中

介護職以外に、総合事務職という道があり、幅広い活躍のステージがあることに魅力を感じて入社しました。最初は現場を知るため介護老人保健施設(老健)で介護職を経験し、ご利用者と現場をつなぐ支援相談員を経て総合事務職(現場責任者)へとキャリアチェンジ。5年間、特別養護老人ホーム(特養)の収支やコンプライアンスのマネジメント、予算や決算のとりまとめなどの運営業務に携わりました。
そして2021年4月、ケアハウスに異動。現場責任者というポジションは変わりませんが、事業形態がちがうため仕事内容も大幅に変化し、新鮮なおもしろさを感じています。

ケアハウスは「住宅」であり、介護保険施設(老健や特養など)と違い、施設そのものに介護や看護のサービスは付いていないので、ご入居者の多くは様々な居宅サービスを組み合わせて利用しながら自立した生活を送っておられます。ケアハウスの職員は、ご本人やご家族の要望はもちろん、日中の様子やサービス関係者からの情報をもとに、状態に応じたサービス調整や変更・追加をケアマネージャーに提案することもあります。どのようにすればケアハウスやまびこで自立した生活を送れるか、を考えるためには、ご入居者の24時間をイメージすることがサービス調整において大事だと学びました。またご入居者が過ごしやすい環境を整えることも重要な仕事。館内の状況を自分の目で確認し、必要であればお部屋の電球交換から設備の修理も。数年がかりの大規模な改修工事も専門業者と打合せを行い、いつどの程度の改修にするのか、経営的な目線で法人の収支も考慮しながら判断します。

将来は新施設の立ち上げ、新規事業にもチャレンジしたい!

将来は新施設の
立ち上げ、
新規事業にも
チャレンジしたい!

ご利用者の状況は日々変わるので、毎日が発見。そこから学んだことをサービスに反映させ、次年度の事業計画に盛り込みます。介護職としてご利用者に接したこと、事務職として収支や経費を管理し、コンプライアンスの遵守に努め、行政監査に対応したことなど「あの経験が活きているな!」という感覚があって、今、とても楽しいんですよ。福祉や介護の知識や経験がなく入社しても、こんなふうに活躍できることを学生の皆さんにはぜひ知っていただきたいですね。

ここで高齢者住宅の運営に関する知識をつけ、将来は法人の新規事業にも挑戦してみたいですね。グリーン・ファーム・リハビリテーション®や、内閣府・京都府高齢者共生型まちづくり事業など、先進的なプロジェクトに取り組んでいる当グループ。今後、展開するどのピースにもはまるようスキルと知見を持っておきたい。そのためにも、今経験していることはどれも重要です。
とりあえずの目標は「頼りがいのある大家」(笑)。住宅でありながら、施設の安心感も持っていただけるように。各サービス関係者が気軽に立ち寄り、「そういえばあの方なんだけど…」とお話してくださるような、オープンな空間にしていけたらと思っています。

矢野 遥菜

スポーツでの経験は介護にも活かせます!

総合事務職
介護福祉士

人見 五月

介護老人保健施設
『おおはら雅の郷』勤務
2019年入社
生活科学部 人間福祉学科卒

介護はチームプレー職員にもご利用者にも感謝

介護はチームプレー
職員にもご利用者にも
感謝

当グループの説明会に参加したとき、高齢化率などのデータを示しながら、介護業界について話をされていました。そこが他法人とちがって印象的だったのと、介護職だけでなく総合事務職というキャリアの道があることにも魅力を感じて入社しました。

事務職として活躍するにせよ現場の経験は不可欠ですから、入社してから約3年間は、入所系の施設で介護職としてご利用者の生活の介助に携わっていました。その後、人事部で1年間研修を行い、今は再び介護現場で働いています。通所系(いわゆる“デイ”)のサービスで、ご利用者が在宅生活を継続される為に必要な、リハビリや入浴、レクリエーションなどの社会交流の場の提供を行っています。「あんたの顔が見られてよかった」とご利用者に声をかけていただく度にやりがいを感じますね。
そんな私も、入社直後や仕事内容が変わるときは不安でいっぱいでしたが、相談に乗ってくださる先輩に助けていただきました。介護の仕事が好きな先輩、熱い思いを持つ先輩の中で私も仕事の楽しさを実感。そして、人事という介護以外の業務にも関わったことで、この仕事はチームプレーで成り立っていることを再認識できました。苦手な部分をフォローしてくれる職員や介護現場以外の仕事に携わっている職員、施設のご利用者にも、感謝の気持ちを持ち続けたいと思っています。

幅広いフィールドでいろんな経験を積んでいきたい

幅広いフィールドで
いろんな経験を
積んでいきたい

入所系の施設で勤務していた時のことですが、あるご利用者はあまり人と話さず、お部屋にいらっしゃることが多かったんです。そこで時間を見つけては訪問し、お話を聞きに行きました。すると、その方は視力が弱い方だったのですが、声の感じで私のことをわかってくださるようになったんです。入社してすぐは時間的にも精神的にもゆとりがなく、業務をこなすばかりでしたが、一歩踏み込んだこともできるように。そんな中で経験した、介護職のやりがいを感じた出来事でした。

一般的には、介護にマイナスのイメージをお持ちの方も多いと思います。実は私もそうでした。でも実際にやってみると、本当に楽しい仕事なんです。働くなら楽しく、自分らしく働きたい。その選択肢として介護の仕事があるということを、より多くの人に伝えたいですね。 伝える方法はいろいろあると思います。採用活動や内定者の方向けのイベントで直接学生さんに伝えることもできますし、介護現場で新人職員と関わる中で伝えることもできます。幅広い事業展開、そしてキャリアデザイン制度がある当グループなら、転職しなくてもこのような仕事にチャレンジができます。私もまだまだ模索段階ですが、今後もいろんな業務を経験しながら、自分らしく働ける方法を見つけていきたい!そして何より、ご利用者や職員も自分らしくいられるよう手助けができる、総合事務職になりたいです。

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