インターンシップはいつから始める?参加・申込時期や大学1・2年生からできることも紹介

本格的に就職活動が始まる前の準備期間にインターンシップに参加しておくと、自分の強みが明確になるとともに、就職してからのミスマッチを避けられるはずです。
この記事では、インターンシップにいつから参加できるのか、スタート時期や申し込みの時期を解説します。さらに、よりインターンシップを有意義なものにするため、大学1・2年生からできる準備もまとめました。
インターンシップの募集情報を見逃さないよう、実施や募集の時期を確認しておきましょう。
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インターンシップはいつから始める?

インターンシップは、2025年度卒業生から制度が大きく変わりました。新制度のインターンシップは、大学3年生、修士1年生以上が参加できます。大学1・2年生のうちはエントリーすることができないため、注意しましょう。
これまでのインターンシップとの制度の違いについては、以下の記事で紹介していますのでぜひあわせてご覧ください。
インターンシップの開催・参加時期について
インターンシップは、実務型の就業体験を5日以上の期間で実施します。そのためインターンシップは、大学3年生の長期休暇の時期に実施されます。
参加者の募集は、実施時期より少し早いタイミングで行われます。インターンシップへの参加を希望するのであれば、夏休み・冬休みの前には特にこまめに情報をチェックしておきましょう。
インターンシップの申し込み開始時期

マイナビでは、インターンシップの募集情報は大学3年生の4月から順次公開され、多くの企業が実施時期の2〜3カ月前に公開しています。また、エントリーの締切は、インターンシップ実施の1カ月ほど前に設定しているのが一般的です。
ただし、上記はあくまでも一般的なものであり、早めに締切を設定しているケースも少なくありません。また、応募人数が多い場合には、予定より早く募集を終了してしまう場合もあります。特に人気のあるインターンシップへの参加を希望している場合には、早めに情報をチェックしておくのがおすすめです。
インターンシップに参加するための手順
インターンシップへの参加を希望する場合には、まずマイナビなどのナビサイトや企業の採用サイトを確認し、インターンシップの情報を探しましょう。学校のキャリアセンターで、インターンシップの情報を探せる場合もあります。
気になる企業のインターンシップ情報を見つけたら、開催時期や場所、募集要項などを確認し、エントリーしましょう。
参加者の選び方は企業によって異なりますが、書類や面接による選考を行う場合もあります。選考が行われる場合には、エントリーシートや履歴書などの準備が必要です。どのように参加者が決まるのかも、あらかじめ確認しておくと慌てずに済むでしょう。
選考が行われる以上、エントリーしたインターンシップに必ず参加できるとは限りません。そのため、複数のインターンシップにエントリーしても問題ありません。エントリー前には、優先順位を決めておきましょう。もし参加できないインターンシップが出てしまった場合には、必ず辞退の連絡をしてください。
インターンシップ参加に向けて大学1・2年生のうちにできること

インターンシップは、大学3年生・修士1年生以上が対象です。しかし、大学1・2年生のうちに準備をしておくと、より有意義な時間が過ごせます。インターンシップ参加に向けて、大学1・2年生のうちにできることを紹介します。
自己分析をする
自己分析は、自分に対する理解を深めるための重要な活動です。自分の興味や能力・価値観を振り返ることで、自分の強みや特徴を明確にできます。
これまでの経験や行動を思い返し、なぜそのような選択をしたのか、そこから何を学んだかを考えることで、自己分析が進められます。
分析によって強みが明確になれば、自分をアピールするためのポイントとして活用できるでしょう。また、早いうちに自己分析をしておけば、改善すべき点を見つけ、克服することにも役立ちます。
ナビサイトに登録する
就職活動や将来のキャリアを意識し始めたら、登録しておくと便利なのがナビサイトです。マイナビも、ナビサイトのひとつです。
ナビサイトは、就活情報が解禁される大学3年生の3月以降、求人情報が多数掲載されます。また、サイト経由でそれらの求人にエントリーできます。つまり、求人情報の収集と応募が、ナビサイト上で完結するのです。また、それまでの期間も社会や仕事について学ぶための機会だったり、就職活動に役立つさまざまな情報が掲載されています。企業の情報はもちろん、イベントやセミナーの情報、就活準備に役立つ知識も得られます。
インターンシップへの応募も、ナビサイトから可能です。あらかじめ登録しておくことで、将来を検討する材料や、就職活動に関連する情報が効率よく集められます。
オープン・カンパニー&キャリア教育等に参加する
オープン・カンパニー&キャリア教育等とは、企業・業界・職種など仕事に対する理解の促進を目的としたプログラムのことです。企業や大学がが主催するイベントや交流会、説明会などが、オープン・カンパニー&キャリア教育等に該当します。
全学年を対象として実施されるプログラムであるため、大学1・2年生でも参加可能です。また、短期間で実施されるため、気軽に参加しやすい点もメリットです。
興味がある業界のオープン・カンパニー&キャリア教育等に参加しておくと、その業界の雰囲気や仕事内容を知ってからインターンシップに参加できるため、ミスマッチが避けられるでしょう。社会で求められるスキルを知ることや、キャリアの選択肢を広げることにも役立ちます。

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仕事体験に参加する
仕事体験とは、実務型もしくは模擬体験型の就業体験ができるプログラムのことです。
模擬体験型は、グループワークやケーススタディなどを思い浮かべてもらえるとよいでしょう。実際とは異なるものの、ある程度業務に近い内容を実施するのが模擬体験型のプログラムです。インターンシップとは違い、仕事体験は原則として全学年を対象としています。そのため、大学1・2年生でも参加できます。短期間で実施するため、学業や課外活動への影響が発生しにくいのも魅力です。
インターンシップに参加する前に、少しでも業務に近い内容に触れておきたい場合には、仕事体験を活用しましょう。
業界研究をする
業界研究とは、各業界の特徴や規模・動向・仕事内容などの情報を調べることです。さらに、その業界にどのような仕事があるのかも調査します。
世の中にどのような業界があるのかを知らなければ、自分がどのような業界で働きたいかを決めるのは難しいでしょう。また、自分にあった業界や仕事を見逃してしまう可能性があります。さまざまな業界を調べることで、自分が働きたい業界を見つけられるでしょう。また、業界研究を進める中で、自分が進みたいと考えていたキャリアが、思っていたのと異なる実態を持っていることに気付くケースもあります。
インターンシップに参加できる機会はそれほど多くありません。ミスマッチを避けるためにも、あらかじめ業界研究を進めておくと良いでしょう。まずは、自分の興味がある業界から、研究を始めてみるのがおすすめです。
業界研究の際には、マイナビで提供している以下のコンテンツもぜひ活用してください。
「業界&職種ハンター」では、毎月新たな業種と、その業種の代表的な職種を紹介しています。カードゲーム風に紹介しているため、楽しみながら読み進めていただけます。
「業界研究大図鑑」は、身近なものにどのような業界が関わっているのか、一目でわかるコンテンツです。バッグやサッカー、ゲームなど、日常でも多く目にするものの中から興味があるものをクリックすると、作る段階と届ける段階で主に関わっている業種や職種がわかります。

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START編集部が考える、インターンシップ参加までにやっておきたいこと
ここまで、インターンシップについての一般的な情報を解説しました。大学3年生で参加するインターンシップを有意義にするためにも、いまのうちにぜひやっておいて欲しいことがあります。それは、自分の興味をハッキリさせておくことです。
たとえば、朝のニュースのトピックで目についたものを自分なりに深掘りをしてみたり、自分がいま好きなことを突き詰めてみるでも良いと思います。もちろん、気になる企業について調べるでも構いません。
大事なことはその中で、なぜ自分がそこに興味を持ったのか、「なんとなく」ではなくその理由を明確に言えるようにすることです。「なぜ?」を自分の中で繰り返し質問し、興味の解像度を上げる作業をしておくことで、本当に働きたいと思える仕事や、将来なりたい姿が浮かびやすくなり、インターンシップに参加したいと思える企業も見つかるかもしれません。
そのためにも、オープン・カンパニー&キャリア教育等や、STARTのコンテンツをぜひ活用してください。
インターンシップに参加する準備をしておこう
インターンシップは実施期間が長いため、長期休暇中に実施されます。2〜3カ月前に募集を始め、1カ月前には締め切ってしまうケースが多いため、早めに情報をチェックしておきましょう。また、人気のあるインターンシップは早めに締め切ってしまう場合もあるため、こまめな情報確認が重要です。
インターンシップの対象は大学3年生・修士1年生以上ですが、大学1・2年生のうちからできる準備もあります。より自分に合ったインターンシップを選びたいのであれば、大学1・2年生のうちに準備を始めておくのがおすすめです。