最終更新日:2025/5/8

一般財団法人 材料科学技術振興財団(MST)

  • 正社員

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • サービス(その他)
  • 化学
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都
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  • 10年目以内
  • 化学系
  • 技術・研究系

「測定データ」を「解析」して「意味」を見出す仕事です

  • Y.M
  • 2013年入団
  • 京都大学大学院
  • 理学研究科 化学専攻 分子分光学研究室
  • 分析評価部ISG
  • AIデータサイエンスチーム

就職活動について

選考を受けた主な業界
  • ゴム・ガラス・セラミックス
  • 鉄鋼・金属・鉱業
  • 電子・電気・OA機器
  • 精密・医療機器

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • チームワークを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名分析評価部ISG

  • 勤務地東京都

  • 仕事内容AIデータサイエンスチーム

これまでの経験

会員限定コンテンツ

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1日のスケジュール
8:50~

出勤、前日の計算結果を確認
朝礼、一日の業務を確認

9:30~

報告する案件を検査

11:00~

午後の打合せの準備

12:00~

お昼ご飯
食後は屋上で休憩

14:00~

チーム内の打合せ

15:00~

個人研究の文献調査
論文の内容を実装

19:00~

計算をサーバーに投げて、退勤

電子顕微鏡技術者からデータ解析担当者に

入団後1年目はTEM(透過電子顕微鏡)の担当になり、先輩の元でサンプル作成(研磨、薄片化)から測定までを学びました。2年目から6年目はTEMの測定と、お客様対応が主な仕事となり、装置メンテナンスや新規装置導入にも携わりました。測定業務のかたわら、データ解析の勉強会に参加し、簡単な解析を行うようになりました。その後7年目に現在のチームに異動し、AI・データサイエンスを主業務とするようになりました。
現在は主に電子顕微鏡画像を中心とした画像解析・数値化を行っています。また、「技術調査チーム」として最新のAIモデルの実装、評価も実施しています。


機器分析×AI解析の相乗効果を目指して

最近は、以前の仕事(TEMの測定、解析)中に不便だと思っていたところ、自動化したいなと感じていた解析について、統計モデルや深層学習を用いた解決策に取り組んでいます。
測定装置を扱っていた時は、「見ればわかる結果=追加の説明が要らない、きれいな結果」を出すことにこだわりがありましたが、現職に移ってからは、「役に立つ」ことが重要、と考えるようになりました。解析結果をいかに解釈するか、意味づけて次に生かすかがお客様にとっては大切なことなのではないかと感じています。


「測定」と「解析」から「結果」

就職活動中に「分析会社」なるものがあることを知り、大学院までの研究内容と近しいものがあると感じました。大学院では「物理化学」を専攻しており、「真空中の清浄表面に吸着した分子のレーザー超高速分光」という研究に取り組んでいました。研究の過程で「測定」と「解析」のサイクルをまわして結果に近づいていくことは面白いと感じていました。分析会社でもIRやラマンなどの分光装置や、XPS・SIMSなどの真空装置を扱っているとのことだったので、自分の学んできた知識が生かせると思い、MSTに入りました。
仕事内容は学生時代の経験とは大きく変わりましたが、装置メンテナンスやデータ解析などで、真空・分光に関する知識を生かすことができました。また現職に移ってからは、解析プログラムを書いていた経験が糧になったと感じます。人生思惑通りにいかないこともありますが、様々な経験がその後につながっていくことを感じています。


『ちょっとした違和感』に気づけるように

私の好きな言葉に「プロフェッショナルとそれ以外を分かつのは、『ちょっとした違和感』に気が付くかどうかだ」というのがあります。機器分析もデータ解析も今は自動化が進んだおかげで、若手職員でも結果として良いデータを取れるようになっています。しかし、ちょっとした装置の不調であったり、サンプルの傾向の違いなど『違和感』に気づけるのはやはり経験を重ねたベテラン、熟達した人が多いです。
また、私自身は結果の出し方について、「『わかること』と『わからないこと』の境界を明確にすること」を心がけています。お客様が期待する内容と異なっていても、「このデータからここまではいえるが、ここから先はわからない」というラインを根拠とともに明確にすることが、結果的にお客様のためになるのではないかと考えています。


地図の端の方、とんがっている場所に行くのが好きです

MSTの特徴としてゴールデンウィーク、夏休みの期間をある程度自由に取得できるので、世間と時期をずらして長期休暇を取得できます。コロナ禍の前は年2回、海外旅行に行っていた人もいます。私は国内旅行がメインで、北海道・北東北・中国地方などをレンタカーでぶらつく旅をしていました。地図の端の方に行くことが好きなので、4年かけて本州の最北端・最東端・最西端・最南端のすべてに足を運びました。最東端の岩手県宮古市とどがさきは最果てが好きな人にとってはたまらない場所です。
1年程前に車を買ってからは、休日はもっぱら長距離ドライブをしていました。コロナ禍であまり出歩けなかった反動もあり、四国・能登半島・山形・青森などに行きました。最近結婚したので、ドライブには妻と出かけています。今年のGW休暇は南九州(宮崎、鹿児島、熊本)を回り、九州最南端の佐多岬にも行きました。
ドライブに行かない休日は家でのんびりしたり、庭掃除をしたりしています。また、上司と月一くらいでテニスをしたり、近頃発足した卓球サークルに参加することもあります。


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