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最終更新日:2025/5/20
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部署名分析評価部KB
仕事内容システム開発→FIB-SEM担当→技術営業→新規事業立ち上げ
入団してからシステム開発、電子顕微鏡関係(特に前処理・FIB加工)、技術営業、新規事業立ち上げ(鑑定分野、放射線測定、非破壊分析、遺伝子検査)と様々な業務を経験してきました。全ての業務で苦労や学んだことは多くありましたが、特に思い出深いのは放射線測定事業です。2011年に発生した東日本大震災からの復興を支援する目的で、放射線測定装置選定~導入~測定技術習得まで5ヶ月で立ち上げました。が、本当に苦労したのはその後です。どこから仕事を取ってくるか?を考えなければなりません。国が一丸となって復興に取り組むことは分かっていたので、これまでMSTでは(私の聞く限り)1度しか経験のない入札に参加し、国の事業を受託することを目指しました。私自身入札への参加はもちろん初めてでしたし、落札した事業でも森林内や高所(煙突)でのフィールドワーク、他企業との共同実施、有識者を交えた委員会開催など、これまで測定室では経験してこなかった仕事ばかりでした。MSTの誰もが経験したことのない業務(作業)に取り組むからこそ、一緒に取り組むメンバーを理解して仕事を任せることの必要性を改めて認識することもできました。
現在の仕事の主はGrマネジメントです。私が管轄するGrが担当している手法の共通点は「MSTで新しい分析手法」という点のみで、有機分析、非破壊分析、遺伝子検査、放射能測定と測定対象試料も依頼者が知りたい内容もバラバラです。この多岐にわたる手法を扱うメンバーに、どうやって同じ方向を目指して日々の仕事に取り組んでもらえるかを考えることにやりがいを感じます。別々の手法を扱うメンバーですが、「日常の測定業務だけでなく、技術開発も行いたい」という気持ちをメンバーの多くが持っています。そのため、ニーズの把握・技術の深掘り/開発・受注獲得という『攻め』の部分は一定の約束の下、各メンバーに任せています。その代わり、ミスが起きにくい体制や効率的に働ける環境整備など全手法で共通する『守り』の部分はしっかり関与するようにしています。私の趣味であるサッカー(観戦のみ)の監督で言えば、攻撃は個人の技量・アイディアに任せ、守備は組織的な対応を求める監督だと思います。最近は、攻めのアイディアをGr内で横展開することも増えてきました。メンバーの強みを活かしつつ、何かあった時には全員で助け合えるGrを目指しています。
中堅の頃に成長を実感したのは、直属の上司が退職・異動でチームから抜けても、自分の中ではそれほど不安なく仕事に取り組めた時でした。入団5~8年目頃だったと思いますが、当時所属していたFIB-SEMチームの全体スケジュール管理(各装置予定や速報の管理)を任せてもらったり、お客様と打合せ(技術営業)をする機会を多くもらったりと環境に恵まれた部分も大きいですが、仕事に対する自信を深めていた時期でした。そして当時は、LSIの微細化/高信頼性化に伴い新しい材料(Cu)が使われ始めた時代でした。最近ではあまり許されることでは無いかもしれませんが、Cu配線プロセスや周辺材料に関する勉強をするために土日も出団していました。自分自身の中でやらなければならないことを明確に認識できていたので、辛いという気持ちはありませんでした。今振り返ってみると、分析技術者としてとても成長した時期だったと思います。
東日本大震災からの復興を支援するため、MSTでは震災から間もなくして放射能測定を受託サービスとして開始しました。当時は放射能測定に多くの需要があった為、環境系の検査会社など多くの企業が放射能測定事業に乗り出していました。そのような状況の下、他社との差別化を図るためISO17025(試験所認定)の取得を目指しました。2011年11月に取得に向けたキックオフを7名で行い、翌年7月には認定を受けることができました。放射能を測定するゲルマニウム半導体検出器は非常にシンプルな装置構成ですが、それでも測定条件の妥当性や不確かさの評価、装置管理など、試料受け入れから結果のアウトプットまでの工程について1つ1つしっかり考え・理解し・文字に起こすのは非常に骨の折れる作業でした。ただ、当該手法についてとことん深掘りを行ったことで、得た知識も非常に多かったです。現在では、放射能測定需要やISO維持管理の観点から認定を中止していますが、日常的な装置管理方法などは今でも自主的に運用し、ISOで学んだ管理内容はしっかり受け継がれています。
『子供の誕生日祝い金』は嬉しい福利厚生のひとつです。最近はコロナ禍で外食に行きにくい状況なので、有名店のケーキや誕生日プレゼントを購入しても余ってしまいます。ただ、せっかく子供のために頂いたお祝い金なので、できる限り子供のために使っています。