最終更新日:2025/5/7

一般財団法人 材料科学技術振興財団(MST)

  • 正社員

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • サービス(その他)
  • 化学
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都
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  • 5年目以内
  • 化学系
  • 技術・研究系

現場の困りごとを解決するために内製システムを開発

  • M.F
  • 2023年度入団
  • 信州大学大学院
  • 総合理工学研究科 繊維学専攻 卒業
  • 分析評価部ISG
  • システム開発 担当

就職活動について

選考を受けた主な業界
  • スポーツ・玩具・ゲーム製品

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • チームワークを活かす仕事
  • システム構築の仕事
現在の仕事
  • 部署名分析評価部ISG

  • 勤務地東京都

  • 仕事内容システム開発 担当

これまでの経験

会員限定コンテンツ

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1日のスケジュール
8:45~

出勤し、メールチェックを実施

9:00~

コーディング

11:00~

外部顧問と若手職員での勉強会。システム設計など今後の業務で必要となる考え方を学ぶ。

12:00~

昼休憩。食堂で同期と一緒にご飯を食べる。

13:00~

コーディング

15:00~

レビュー。作成したコードや確認したテスト結果について、システムのリリース前に先輩に確認を依頼。

18:30~

本日やったことや翌日行うことを整理し、退勤。

困りごとをシステム・IT機器を用いて解決する仕事

働く中で出てくるMST内の困りごとをシステム・IT機器の側面から解決することがシステム開発担当の仕事です。主に、MST内で使用される様々な社内システムの開発・保守を行っており、私は現在、SIMS(二次イオン質量分析法)という分析装置に関して、測定条件を記録するシステムとデータ解析をするシステムを担当しています。コーディング(プログラムのコードを書く)作業以外にも、システムのテスト、ユーザー(システムを使用する職員)からの問合せ対応を行います。時には、ユーザーにヒアリングを行い、より業務がしやすくなるようなシステムの提案をすることもあります。またMST内には分析関係以外のシステム(例えば、食堂で注文をするシステムや出退勤を管理するシステムなど)も多くあり、私も過去には、予算管理をするシステムの機能追加に携わりました。また、ソフトウェアだけでなく、システムを利用するハードウェアについても、使用場所や目的にあったキーボードやマウス、タブレットなどを調査・選定・購入するなどの業務も行っています。


保守がしやすいコードを+αで提案できたとき

私は、入団するまでプログラミングの経験がなかったため日々新しいことの勉強ですが、その中で、今後の対応がシンプルにできるような仕組みの提案ができたときに自分の成長を実感することができました。例えば、新たな分析装置導入の際に、コードの変更がいくつも必要だったシステムを、より簡潔に対応できるような仕組みに修正することで、迅速なシステム対応が可能になります。ソースコードに直接装置のデータを挿入する『ハードコーディング』でもシステムは動きます。しかし、変数などを用いてあらゆるデータに対応できるコードにした方がシステム開発担当者にも分析現場にも嬉しいシステムになります。
私はまだ経験が浅いため、実際にシステムをリリースする前には変更内容を先輩職員に確認してもらう工程が入ります。そこで、求められた機能追加だけでなく、今後の対応のことも考慮した+αの提案内容が先輩にも、いいね、と認めてもらえたときに成長を実感できました。


多様な分析手法や材料の知識が集まる場所

多様な分析手法や材料に触れることができると思いMSTを志望しました。私は大学時代、合成した合金を複数の装置で分析し、物性を評価するという研究を行い、装置によって評価できる内容が異なるということに面白さを感じていました。MSTでは、1つの手法だけでなく、複数の手法を横断する依頼もあることを知り、多面的な分析ができる環境だと感じました。そして、もともと材料全般に興味があったため、MSTが幅広い顧客から依頼を受けていることも魅力に感じました。
現在はシステム開発を担当しており、実際に分析を行っているわけではありません。しかし、業務を通して様々な部署と関わることができ、システムという側面から分析現場に携わっています。MSTではIn-House Conference(社内学会)という取り組みもあり、分析技術や依頼事例が全体に共有される場があります。自分の専門業務をしながらも、広く分析や材料の知識を学んでいくことができるのも大きな特徴だと感じています。


ユーザーからの「よく使っています」

システムユーザーの声が仕事のモチベーションです。MSTのシステム開発担当業務はお客様(システムのユーザーである職員)が身近にいます。そのため、自分が携わったものへの反応を直に感じることができます。
職員の困りごとを解決するようなシステムを開発できたときには、「便利になりました」「よく使っています」といった感想をリアルタイムで聞くことができ、やりがいに繋がっています。
一方、現状のシステムについて、改善要望を受けることもあります。市販の製品では対応できない細やかな点もユーザーからの要望に合わせて改善できるのがMSTの内製システムの強みです。分析現場の多様なニーズに対応できるよう、ユーザー目線に立ったシステムが構築できるよう心掛けています。
良い点も足りない点も、直接感じることができるユーザの反応が仕事をする上でのモチベーションになっています。


理系のバックグランドで、未経験のシステム開発へ挑戦して良かったこと

私は入団してから、システム開発やプログラミングという新しいことに挑戦しました。自分の経験を振り返ってみても、ひとつずつ段階を踏んで成長していけるような教育体制が準備されており、新しいことへ挑戦できる環境が整っていると感じています。
また、私の場合、システムを開発するうえで、大学時代までに学んだ理系のバックグランドが役立つ機会も大いにあります。分析に関するシステムでは、分析装置の原理や、装置が出力するデータの見方を把握する必要がありますし、何より現場の職員と分析の話ができることは大きな強みになっています。
学生時代には今学んでいる専門分野をしっかりと勉強してください。新しいことに挑戦したとき、これまでの経験との掛け合わせができ、自分の知識の幅に大きな広がりが出てくるのではないでしょうか。無駄な知識・経験は一つもありません。ぜひ、MSTで学生時代の経験を活用してみませんか。


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