最終更新日:2025/4/25

日本弁護士連合会【日弁連】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 財団・社団・その他団体
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都
PHOTO
  • 11年目以上
  • 文学部
  • 事務・管理系

市民の費用面での司法アクセスを充実させる事業を担当する事務職

  • M.M
  • 2012年入局
  • 中央大学大学院
  • 文学研究科
  • 人権部人権第二課

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 企画・サービスを提案する仕事
  • チームワークを活かす仕事
  • 社会インフラを支える仕事
現在の仕事
  • 部署名人権部人権第二課

現在の仕事内容(執筆当時:業務第二課)

自動車保険に加入されていますか?加入されている方は「弁護士費用特約」が付帯されているかをぜひ確認してみてください。この特約が付帯されていると、もし交通事故の被害に遭い相手方との交渉等のために弁護士に委任した場合でも、その弁護士費用が保険金から支払われるからです。
日弁連では、弁護士費用保険(特約)に関して、協定を締結している損害保険会社・共済組合を対象に、弁護士の知り合いのいない市民の皆さんに全国各地の弁護士を紹介するという事業を行っています。
私はその事業の日々の運営に携わるとともに、事業の円滑な運営と更なる発展のために組織された委員会(日弁連リーガル・アクセス・センター)の担当として、委員会における検討課題の提案や月1回の頻度で開催される会議の資料作成等をしています。また、昨今では自動車事故ばかりでなく、日常で様々なトラブルに遭ったときにも弁護士費用が補償対象となる保険が販売されています。自社の保険商品として弁護士費用保険(特約)を売り出したいというニーズのある保険会社等からの相談を受ける機会も増えており、その企画検討にも携わっています。


この職場を選んだ理由

社会問題に関心があり、公益的な観点で社会にムーブメントを起こす機会のある仕事はないだろうかと思いながら、就職活動をしていました。利益追求ということではなく、弁護士の使命でもある人権擁護と社会正義の実現といったことに、仕事として取り組むことができる点は他の職場にはない魅力だと考え、エントリーを決めました。
日弁連の存在は、小学生の頃に社会科見学で初めて知ったのを皮切りに、その後も新聞報道で目にする機会がありましたが、人権擁護活動や再審支援を行っている団体というイメージが強くありました。就職説明会に参加してみると、それだけではなく、例えば市民の司法アクセスの充実化に向けた取組(先にご紹介した弁護士費用保険制度も、費用面での司法アクセス改善の方策の一つ)を行っている等、取り扱うテーマが多岐に亘ることが分かりました。これだけたくさんのテーマを抱えているのであれば一生飽きずに働くことができるかも、と感じたのも決め手でした。
また、結婚、出産後も働き続けたいと考えていたので、転勤がなく、福利厚生が充実している点も重要なポイントでした。


これまでのキャリア

企画部企画課(3年間)→法制部法制第一課(3年間)→業務部業務第二課(4年間)→人権部人権第二課(現職)


この仕事で一番うれしかったこと

やり甲斐を感じる場面は多々ありますが、特に印象深いのは前の課で経験した国際的なシンポジウムの成功です。
最高裁判所・知的財産高等裁判所・法務省・特許庁等と共同で主催し、日中韓+ASEAN諸国の裁判官や弁護士を弁護士会館内の講堂に招いて行ったもので、3日間でのべ1300名が参加したシンポジウムです。
日弁連職員は主にロジ面(イベントを成功させるための手続すべて)の調整を担いますが、関係省庁の担当者と毎日連絡を取り合い、受付方法や登壇者の移動手段等の細かな調整を積み重ねました。一口に「調整」と言っても、提案を行う場面も多々あります。特にムスリム(イスラム教徒)の礼拝には気を配りました。万全の設備があるわけではない中で、国際的なイベントとして恥ずかしくない準備ができるか。関係省庁の担当者と試行錯誤しながら当日を迎え、ムスリムの方々が戸惑う様子もなく礼拝される様子を目にしたときは、入念な準備をして臨んだ甲斐があった!と内心ガッツポースしました。
また、このように日頃接するのは弁護士だけではありません。関係省庁の皆さんと連携する機会もあり、その仕事ぶりに刺激を受けることも多々あります。


こんなひとに入社してほしい

「大勢の人と協力しながらプロジェクトを進めるのが好き」という方には、特におすすめの職場です。
かくいう私は、学生時代は学園祭に熱をあげて取り組むタイプでした。もちろん学生時代とは異なり、仕事には責任が伴うのでその重みはまったく違いますが、意見が相違する関係者の間に立ち調整しながら、かつ関係者に自分のアイディアを提案しながら進めて行くという点は、少し似ていると思っています。
「皆でより良い活動にしよう」、「望ましい制度・社会にするために、何が必要だろうか」。そのようなことを、時に真剣に時に楽しく議論し合う弁護士の姿を見ていると、その熱量に励まされるとともに、弁護士・日弁連職員が一丸となって一つのプロジェクトを進める楽しさを感じます。


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