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最終更新日:2025/4/16
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部署名パワートレイン制御開発部 第2パワトレ開発室
勤務地愛知県
アイシングループの商材を生かした車両運動統合制御開発に携わっています。車両の複数の機構を制御で連携させることで、ドライバーの喜ぶ走りと安全性を追求する開発です。実は、第2子の育児休暇復帰の直後から携わることになった開発であり、かつ私にとってはほぼ新領域の制御分野でした。ただ、復帰後1か月は実務に殆ど携わることなく勉強時間を設けてもらえたので、しっかりと準備をして実務に臨めました。業務では、数学を通して得た「複雑な物事を単純化し理解する力」や「数式を紐解く力」を生かしています。車両運動統合制御開発では、複数の機構を連携させるため、制御内容が複雑になります。連携効果と車両挙動の関係性などを整理することがとても重要です。数式からわかる連携効果や、制御内容の整理など、開発における重要なポイントでは必ず数学で得た能力が発揮できています。また、私は新入社員の頃から自社オフィスではなく客先(アイシン)で勤務をしています。周囲に自社の社員が殆どいない環境でしたが、会社の垣根を越えて一緒に開発をすすめていく、そんな雰囲気があったため不安を感じたことはありませんでした。
MATLABやCarSim(自動車の運動挙動をシミュレーションするソフトウェア)を使った開発で、アイシンに貢献できている点にやりがいを感じています。これらを使うことで、高精度でスピーディーな仕様開発や波形解析を実施でき、車両運動統合制御開発のスピードアップと品質の向上に繋がっています。「自分には得意分野があり、それを生かして開発で活躍できる」ことは誰しもが大きなやりがいになるのではないでしょうか。また、自分の得意分野から一歩踏みだし、新しい事に挑戦することに楽しさを感じています。いまは先行開発(将来を見据え、市場ニーズを予測しながら新技術に挑戦する開発)の段階なので、誰も正解が分からない、自分で考えるしかありません。以前、ある課題に対して人工知能で解決できるのではと思い上司に掛け合った結果、「やってみよう」という返事をもらえました。人工知能活用の経験はありませんでしたが、この分野を得意とするメンバーと協力し試行錯誤した経験は自分の財産となりました。結果的に上手くいきませんでしたが、失敗も経験と捉え、挑戦する社員の背中を押してくれる環境が、ここにはあると感じました。
自分が所属していた研究科で開催された企業説明会に弊社の先輩が来ていたことがきっかけです。数学出身者は文系へ就職する人も少なくない中、「自分は理系就職したい。」「でも数学を直接生かせるほど優秀な学生でもない。」「でも数学で培った能力は生かしたい。」「そんな業種ってなんだろう」と悩んでいたところ、自動車の制御仕様開発/ソフトウェア開発をしているこの会社では、数学で培った能力を生かした開発ができると考え入社を決めました。勤務地が主に地元の愛知県だったというのも大きな理由の一つです。
育児とキャリアの両立が可能な会社だと思います。社内の働きがい向上活動である「かなえるプロジェクト(女性が働きやすい職場風土の構築を目指す女性による働きがい改善活動)」にも参加しました。そこで社内の制度を改めて調べてみると、とても充実していることに気づきました。自分の業務に責任を持っている事は大前提ですが、在宅勤務制度や離業制度(業務中の中抜け)を自由に利用できます。おそらく、お子さんをお持ちの方が一番困る場面は、子どもの急な発熱だと思います。私の場合は、自宅で子どもを寝かせながら横で仕事ができるので、早退する必要がありません。また先日は、15分だけ離業制度を利用して、小学校の家庭訪問を受けました。制度がなければ、15分のために有休を使うという選択肢しかないためとても助かりました。こういった制度を最大限に利用し、安心してキャリアを構築できていると感じています。
自分は「どんな分野に興味があるのか」を見つける事が難しい時は、「何をしている時が楽しいのか」から自己分析すると良いかもしれません。実は、自動車へはあまり興味をもっていません。しかし、自動車の制御仕様を作る中で数式を紐解いていく時は、高校生の時に数学の勉強をしていた時と同じ楽しさを感じています。後輩に車両運動力学を教えるときは、大学生の時にしていた家庭教師のアルバイトの時と同じやりがいを感じます。そこから、会社を探していくのも一つの手かもしれません。これまでの話からすると、私が勉強好きな人間に思えるかもしれませんが、大学院生の頃は、研究の合間に毎日5回くらい友達とボードゲームをして息抜きしていましたね。息抜きの時間の方が多い日もあったかもしれないくらいです。息抜きもしつつ、楽しいと思えることを分析してみてください。