2020年度医療費は4年ぶり減。医師の数を先進国並みに
厚生労働省によると、2020年度の医療費は前年度比3.2%減の42兆1,648億円と4年ぶりに減少した。インフルエンザ医療が激減したことが主因。ただ、高齢化の進展もあり、一時的な落ち込みとみられる。
同省によると、日本の医師の数は約32万7,000人、10万人当たり約258人と、OECD(経済協力開発機構)平均を下回っている。政府は2027年を目標にOECD平均を超える計画だが、先進医療への対応、看護師不足など病院経営をめぐる環境は厳しい。