恥をかかないための就活マナー

会社説明会 編

会社説明会とは

会社説明会とは、各企業が志望者に対し、自社をより知ってもらうために開催する場のことで一般的には以下の (1)(2) の項目に大別されます。ただし、会社説明会後に面接や筆記試験を実施する企業や、説明会参加が、その後の採用選考の必須条件になることもありますので注意しましょう。

(1) 一社による単独説明会

「採用選考の場」として位置づける企業も多く、面接や筆記試験があると心していたほうがよいでしょう。定員制であらかじめ予約の必要があることも多く、会場が会社内の場合は、社内の雰囲気を直接感じ取ることもできます。

(2) 合同説明会(複数の企業が合同で開催する)

この合同説明会は、さらに以下の3つに大別されます。

① マイナビなどの就職情報サイトや公共団体が主催する合同説明会

参加する業界はさまざま。学生が企業ごとに設置されたブースを回るという形式。複数の企業と出会えるチャンス。

マイナビイベント情報はこちら

② 特定の地域で開催される説明会

特定の地域で主催する説明会。Uターン就職希望者も含め、首都圏にこだわらずに優良企業に出会いたい場合などに参加したい。マイナビでも全国47都道府県で説明会を開催。

③ 同一業界の企業が合同で開催する説明会

「業界研究セミナー」という名称のことが多い。業界全体の説明もあるので、志望業界が絞り込めている学生にとっては、各社との比較検討がしやすい。マイナビ上にある業界特集の中でも情報を得ることができる。

業界特集はこちら

会社説明会情報の入手方法

各企業のホームページ

各企業の採用情報を直接確認することができる。

就職情報サイト

あらかじめ登録しておくと、自分の志望企業の会社説明会情報などをEメールで送ってもらえる。パソコンからだけでなく、スマートフォンや携帯電話からも利用できるので、移動中にもチェックすることが可能。

新聞

三大紙(朝日、毎日、読売)、日経新聞などに掲載される。

大学の就職課・キャリアセンター

就職課やキャリアセンターには、各種パンフレットが置かれていたり、ポスターが貼られていたりすることもあるので、こまめに足を運ぶとよい。

先輩・友人

経験者である先輩や、まさに就職活動中である友人からの情報は、大変貴重。自分自身の人脈からの情報も大事にしたい。

会社説明会の「予習」と「復習」

質問の準備をする

興味を持ってよく下調べをすれば、必ず疑問点、不明点などが出てくるはず。あらかじめまとめておいて、説明会でその疑問を解決するようにしよう。

自分なりにその企業のイメージを持つ

ホームページや会社案内などを隅から隅まで何度も読み込めば、その会社の姿がおのずと見えてくるもの。「自分が描いた企業イメージ」と、「実際の説明会で肌で感じた企業イメージ」とが合致するのか、またはうれしい不一致なのか、残念な不一致なのかも自問自答できる。

情報の記録・整理を行う

情報はあっという間にたまってしまうもの。説明会に行ったということだけに満足しないように、自分が足で稼いだ情報はきちんと整理をしてまとめておきましょう。

会社説明会でのマナー

会社説明会の流れに沿って、いくつかのシーンで求められるマナーやポイントを理解しておきましょう。

説明会の主なシーンでのマナー

説明会で企業のココを見よう!

説明を客観的に捉える視点を持つ

会社説明会は、企業にとってのPRの場でもあり、景気面など良い面を中心に語られることも多い。さまざまな情報を入手し、多角的に捉える視点も必要です。

運営する社員の態度などを見る

会社説明会をスムーズに運営できているかどうか企業の力を確認できるチャンス。スタッフとして動く社員の様子もよく観察しておきましょう。そこから社風や体質などの片鱗を見ることができます。

時間に対する視点を見る

会社説明会全体の流れや時間管理も着眼点のひとつ。定刻にスタートできるかどうかという単純なことであっても、一事が万事ということもあるのです。

学生の質問への回答のしかたを見る

きちんと受け止めて、真摯に回答してくれるかどうかもチェックしたい。もちろん、それ以前に私たちがマナーを心得て質問することが大前提です。

確認問題

Q1. 会社説明会の記述について、不適当と思われるものを一つ選びましょう。

A. (3) が不適当

解説:
アンケート、訪問カードなども含めすべて選考に含まれると思っていたほうがよい。説明会中の態度などをチェックし、終了後にアンケートを椅子の上に置いて退室させる場合などは、学生の名前と一致させる目的のこともある。最後まで気を抜かないで臨むようにしよう。

Q2. 会社説明会当日のマナーについて、不適当と思われるものを一つ選びましょう。

A. (2) が不適当

解説:
前から座っていくこと。これから企業の方の話があるのに、前の席を空けておくことは失礼になると考えよう。

Q3. 会社説明会での質問のマナーについて、不適当と思われるものを一つ選びましょう。

A. (1) が不適当

解説:
質問の時間は限られている。自分だけの時間ではないということ、また質問の場は情報収集の場と捉えたほうがよい。

Q4. 次の会社説明会の記述について、正しいものすべてに○をつけましょう。

A. (1) (2) (3) すべて正しい

解説:
会社説明会では、話の内容だけではなく、さまざまなところからその企業のことを知ろう。

Q5. 会社説明会終了後、ノートに情報をまとめておく場合の記載事項として必要と思われる項目すべてに○をつけましょう。

A. (1) (2) が必要

解説:
(3)の説明会で質問をした学生の様子は必要なく、質疑応答のポイントだけ書くほうがあとから見てもわかりやすい。貴重な話を聞ける場合もあるのだから、あとから見直して役に立つメモを取るようにしよう。

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