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先輩保育士さんの就活体験記


上野 詩尋さん保育士歴1年目
株式会社小学館アカデミー卒業年 | 2024年卒(保育士養成校:4年制大学) |
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就職活動期間 | 5カ月(4年生の4月~8月) |
活動情報 |
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私の就活スケジュール
- マイナビをはじめとする就職活動関連サイトや、園情報をまとめたSNSのショート動画などを参考にリサーチを開始。
- 当時は長崎に住んでいたが、研修制度が充実している職場が多いという印象があり、東京での就職に関心があった。
- 保育理念だけでなく、借り上げ住宅の有無や休日数などの就業環境についても情報を収集。調べていくうちに魅力的な園をいくつか見つけ、上京する意思を固める。
- オンラインで実施された説明会に6回ほど参加。画面越しながら園内の様子なども見ることができて、想像以上に参考になった。
- 説明会で得られた情報を基に、実際に足を運んでみたい園を検討。最終的に、3園まで絞り込んだ。
- 関東にある園を見学するために、計2回上京。飛行機はお金もかかり大変だったが、航空会社のマイレージサービスを活用して少しでも経済的に移動した。
- 見学した3園は、「園長先生を筆頭に明るくにぎやかな園」「あいさつがしっかりしている落ち着いた園」「穏やかで温かな雰囲気の園」と三者三様。実地を訪れることの大切さを実感した。
- 最も自分の性格にマッチし、個性を生かした保育ができそうな小学館アカデミーを第一志望に。「“あったかい心”をもつ子どもに育てる」という保育理念にも心から共感できた。
- 主な質問事項について、事前に自分の考えを文章にまとめておき、スムーズに答えられるよう練習しておいた。
- 第一志望の他に、気になったもう一園にもエントリーして、先に選考を受けた。
- 小学館アカデミーの面接官の方は終始優しく、話しやすい雰囲気だったのが印象的。2回目の面接だったため、より落ち着いて対応できたと思う。
- 面接では実技(絵本の読み聞かせ)もあったが、こちらも自分らしく表現することができた。
- エントリーした2園から、内定通知の連絡を頂くことができた。
- 第一志望への迷いはなく、小学館アカデミーに内定承諾の返事をして、無事に就職活動を終えた。
Q1
就職活動準備で工夫したこと
第一志望の選考では絵本の読み聞かせがあったのですが、「人と違うことがやりたい」と思い、手作りのペープサートを持参しました。このペープサートは実習中に作成したもので、子どもたちとの思い出を励みにしながら選考に挑みました。また、自己PRでは、高校時代の寮生活や100人規模の部活動の話を引き合いに、さまざまな人との関わりを通して協調性を高めてきたことを伝えました。
Q2
就職活動の中で大変だと感じたこと
学生時代は吹奏楽部の活動がとても忙しく、アルバイトの経験もあまりなかったので、先生以外の大人と関わる機会がほとんどありませんでした。そのため、就職活動中に園へ電話をかけたり年上の方とお話ししたりすることに、当初はとても緊張しました。保育士として働き始めても、保護者対応など自分には務まらないのではないかと悩んだ時期も。そんなとき、ある園の採用担当の方が、ご自身も同じような悩みを抱えていたと教えてくださり、「自分だけではないんだ」と安心することができました。
Q3
「もっとこうすればよかった」と思うこと
都内での園見学へは積極的に参加しましたが、地元である長崎の園には1カ所も行きませんでした。今の園で長く働きたいと考えていますが、長い人生の中では、地元に戻る可能性もゼロではないかもしれません。学生時代に地元の様子を知っておけば、今後の働き方を検討する上で参考になったのではないかと感じます。
Q4
就職活動で印象に残っていること
面接の最後に「保育園への質問はありますか?」と聞かれ、保育園に通う子どもたちに将来どのような大人になってほしいかという質問をさせていただきました。「そのような質問をされるのは初めて」と驚きながらも好意的な反応で、「自分で意思決定をできる大人になってほしいと考えています」という回答を頂き、小学館アカデミーの保育観により一層共感したことを覚えています。
Q5
保育士をめざす学生へのメッセージ
「自分らしく働ける場所」を探すことが大事だと思います。私はどちらかというと内向的な性格なのですが、実習で自分と似た雰囲気の先輩保育士さんに出会いました。その方が生き生きと働いている様子を見て、憧れの気持ちを抱くと同時に、自分の個性を言語化できるきっかけにもなりました。穏やかに子どもと向き合うことを追求できる環境にたどり着けて、本当によかったと感じています。学生の皆さんも、自分の個性に合う職場探しを諦めないでください。
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