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体育会系学生の就活Q&A 体育会系学生の就活Q&A

体育会系学生のための
自己分析・仕事研究の
Q&A

就活は自己分析から始まります。部活動などで忙しい体育会系学生にとって、自己分析は就活を効率的に進めるためにもとても大切。自己分析や仕事研究についてのQ&Aを見ていきましょう。

体育会系学生のための自己分析・仕事研究のQ&A

自己分析ってどこまでやればよいのでしょうか

「どこまで」と決めるのではなく、自分という情報の引き出しをたくさん見つけることを意識しよう

自己分析の目的は、「自分はどんな人間なのか」「どんな価値観を持っているのか」を探ることです。これにより、自分が将来就きたい仕事や、理想の働き方が見えてきます。過去を振り返ったり、他人に聞いたりして一応の結果が出ると思いますが、それが最終的なものとは限りません。さまざまな経験をすることにより、自分というものは今後も変わっていくからです。

ただ、自己分析を行ってみることで、常に自分を見つめ、自分の行動や世の中の物事のありようについて考える習慣ができてきます。「自分はこんな人間なのか」「こんな考え方もできるんだな」などと、日々新しい自分を発見していくわけです。このように、自分という情報の引き出しをたくさん持てるようになることが大切です。

エントリーシートや面接の自己PRの作成においては、志望企業の業種や求められる人材像と、自己分析の結果を結び付けてアピールしていきます。自分の中にある可能性について、できるだけいろいろな側面から知っておきましょう。

スポーツ以外にどんなことをアピールすればよいでしょうか

特別なことでなくてもよいので、日常を振り返ってアピールポイントを探そう

企業が知りたいのは、あなたがこれまで経験をした中で、どんなことを学び、困難や課題にどのように立ち向かってきたか、ということです。部活以外にもアピールできるポイントを持っておいた方が、多面性を印象づけることができ、他の体育会系学生との差別化もしやすくなります。

「部活しかやってこなかった」と思うかもしれませんが、そんなことはないはずです。まず、学生なのだから勉強にも真面目に打ち込んできたことでしょう。ゼミではどんなことを学びましたか? またアルバイトをしていたなら、仕事ぶりのアピールもしやすくなります。友達との関係など、他にもさまざまな体験をしてきたことと思います。記憶に残っている印象的なエピソードがあれば、今のあなたの性格や価値観につながっている可能性は高いでしょう。それを軸に、企業にアピールできる切り口を考えてみましょう。

役職が無かったのでアピールポイントがありません

大切なのは役職ではない。部活を通して感じたこと、行動したことを思い起こそう

役職についていなくても、華々しい結果が残せていなくても問題はありません。役職や目立つポジションで注目されていなかったとしても、あなたが部活に取り組んでいたことだけで一定の役割を果たし、価値を発揮していたはずだからです。日常の小さなことでも構わないので、練習や試合を円滑に進めて結果を出すために、自分がどのように気をつけていたかを考えてみましょう。

「レギュラーではないので試合の話を書けない」「マネージャーなのでスポーツには関係ない」などの悩みも寄せられていますが、そんなことはありません。あなたは学生としての少なくとも数年間、その活動に一生懸命取り組んできたのです。どんなときに喜びや、やりがいを感じていたでしょうか。感謝されたり、褒められたりしたこともあったのではないでしょうか。逆に、注意されてハッとしたことがあったかもしれません。そのときどんな風に感じ、その後どのように行動しましたか? そうした経験を基に、エピソードを考えてみましょう。

まだ自分のやりたいことが見えません

働きながら見つけるのでも遅くない。深刻になりすぎず自分に合いそうな風土の企業を見つけよう

周りの学生を見ていると、次々に自分の進路を決めて、着実に前進しているように見えます。自分だけが取り残されているような不安や焦りを感じてしまうことでしょう。でも、心配することはありません。就活は確かに、自分の仕事を決めるための大切な局面ではあります。ですから、真剣に取り組まなければなりません。しかし、ここですべてが決まってしまうわけではなく、一歩間違えたら将来が台無しになってしまうというものでもありません。

新卒の就活で、どんなに業界や企業のことを調べたとしても、実際には働き方のほんの一部しか分かりません。多くの社会人は、実際に企業の中に入って、働きながらさまざまな経験を重ねることで、自分の価値観や働き方を発見していくのです。ですから就職活動中は、早い段階でできるだけ多くの仕事や企業について調べながら、自分に合いそうな風土の企業を見つけましょう。

体育会系の就職先にはどんな業界が多いのでしょうか

選択肢は多い。競技に直結する業界だけでなく、広い視野で検討しよう

取り組んできたスポーツの経験や知識を生かしたいと、スポーツ関連の企業に就職する人もいます。例えば、スポーツ用品に関わるメーカーや、フィットネスジムを運営する企業などが例として挙げられます。一方で、スポーツ以外の業界に就職する人も多くいます。

進むべき方向性が分からない場合は、まずは自分のやってきたスポーツを切り口に視野を広げ、さまざまな可能性を見つけていきましょう。例えば野球に打ち込んできた人なら、プロ野球や独立リーグの運営スタッフはもちろん、前述したスポーツ用品のメーカー。またその取引に関わる商社や、販売店といった道があります。スポーツ雑誌の編集者という方向性もあるでしょう。また、野球を通して体感したように、人と人とのつながりによる感動や喜びを共有する仕事がしたいと考えるならば、アミューズメント業界や、介護業界などもよいのではないでしょうか。

体育会系学生ということでの強みがあるため、選択肢はむしろ一般学生より多いと言えるかもしれません。スポーツや競技に直結する業界にとらわれることなく、できるだけ広い視野で検討するのがよいでしょう。

どんな業界に進めばよいのか決められません

実際に働いている先輩に体験談を聞いて、自分が働く姿を具体的に想像してみよう

体育会系学生は一般の学生に比べ、就活に向ける時間が少ない傾向があります。どうしても練習や合宿、試合など、部活に時間を取られるためです。3月1日のエントリー受付開始後は、説明会や面接に時間がかかります。そこで、少しずつでよいので、なるべく早いうちから志望業界や企業についての情報を集めておくことが就活成功のポイントです。志望を決めるためには、まずはしっかりと自己分析を行い、自身の強みと照らし合わせて、マッチする企業を探していくことが大切です。

そこで役立つのが、体育会系学生の強みである、部活を通じた人脈です。部活のOB・OGや体育会出身の社員など、多くの人に話を聞くとよいでしょう。実際に働いている人の体験談を聞くことで、仕事の内容や働き方をより具体的にイメージできるようになります。またどんなところにポイントを置いて企業を選ぶかも明確になってくるはずです。

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